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芸能 2015年05月18日 11時45分
なだぎ武 ザ・プラン9脱退でピン芸人に専念「頼り過ぎていた」
お笑い芸人のなだぎ武が17日、自身が在籍するお笑いユニットのザ・プラン9から脱退することを、大阪で行っていた公演中に発表した。 今後はピン芸人として「ルミネ the よしもと」などに出演しながら、舞台・ミュージカルにも積極的に挑戦していくという。 「大阪と東京という距離もありまして、意外と歯車があまりうまく回らないという原因や、僕があまり器用な方じゃないことで、メンバーには数々の負担もかけてきました。そこに頼り過ぎていた部分もあったので、このままではいかんということで決断しました」と脱退理由を説明し、メンバー間の揉め事での脱退を強く否定した。最後に「僕は抜けますが、わがプラン9は永久に不滅です。皆さま、長い間ありがとうございました」と締めくくった。 ザ・プラン9のメンバーのコメントは以下。 お〜い!久馬「毎度驚く方もいるかもしれませんが、人数にこだわりなく増減自由なグループとして結成したので、その時が来たということです。悲しむ方もいるかもしれませんが、その方々にはほんとうにすみません」 浅越ゴエ「『結局何人組なの?』とよく聞かれるので、更に混乱させるかもしれませんが、また、新たな形のザ・プラン9を楽しんで頂ける様に頑張ります」 ヤナギブソン「なだぎさんとは同時期にプラン9に入り、10年以上一緒に活動して参りました。そして、舞台上でいろんな芸を目の当たりにし、そのパワーに圧倒され、刺激され、僕の芸人としてのモチベーション向上に大きく影響を与える人物でした。今後プラン9を抜けても、その様な芸人であって欲しいと僕は思っています。ちょっと待ってください。これ誰が興味有るんですか!?」 ザ・プラン9は2001年に、お〜い!久馬と浅越ゴエらで結成し、2002年になだぎとヤナギブソンが加入。2008年に現在の4人体制となり、活動していた。
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芸能 2015年05月18日 11時45分
ブレイク中の篠原信一、「進撃の巨人」コスで賃上げを要求?
元柔道日本代表監督で、タレントの篠原信一が17日、新宿ステーションスクエアで行われた「進撃の巨人×セブン-イレブン」発表会に出席した。篠原はアニメ「進撃の巨人」の巨人をイメージした全身タイツ姿で登場すると、会場に集まった2000人近くの一般客からの大声援に迎えられ、「リアル巨人です。似合っていますか?」とご機嫌。「娘に見せるには若干恥ずかしいです」と照れ笑いを浮かべつつ、「新しい立ち位置を見つけました。今後はプロの巨人としてやっていきたいと思います」とコスプレの完成度に胸をはった。 アニメ「進撃の巨人」とセブン-イレブンのコラボレーション企画の発表を目的に行われた本イベント。アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役の声優・梶裕貴や、ミカサ・アッカーマン役の石川由依も登壇し、22日からセブン-イレブンで「進撃の巨人」に関連した高額カタログ宅配商品が販売されることや、同作のLINEスタンプキャンペーンが実施されることなどが発表されたが、終盤、本コラボの目玉企画でもある20体限定販売のエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの等身大ファイギアがステージに現れると、篠原も巨人姿で壇上に登場。沿道の一般客からの大声援を受けた。 篠原は梶、石川とともにその後、声優さながらに同アニメのワンシーンの再現に、絶叫する巨人役で参加。「お客さんに喜んでもらえて、楽しくやれました」と笑顔を見せると、同作についても「自分の娘も大好きです。自分も見ていました。見れば見るほど先が気になって興味深い作品です」とその魅力をアピール。 また、最近はバラエティー番組に引っ張りだこだが、タレント活動についても「バラエティーはこれまでブラウン管を通して見ていたんですが、実際それを間近で見ることができてとても嬉しいです。改めて面白いなって感じました。自分にとっては出演もできて一石二鳥です」とコメント。ブレイクで収入も上がったというが、まだまだ多いとは言えない状態のようで、「多少上がりましたけど、事務所にほとんどとられますからね」とチクリ。遠回しにギャラのアップも訴えていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2015年05月18日 11時45分
ガキの使いBD発売でキスおばちゃん東京駅に登場!!
ブルーレイ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!〜ブルーレイシリーズ(5)〜松本・山崎・ココリコ 絶対に笑ってはいけない高校(ハイスクール)」など、人気ガキの使いシリーズが一挙にブルーレイとして5月13日に発売されたことを受け、ガキの使いの名物「キスおばちゃん」が5月17日にタワーレコードTOWERmini東京駅八重洲口店に登場した。 午前中にも関わらず東京駅、TOWERmini東京駅八重洲口店には「キスおばちゃん」が登場するやいなや異常な人だかりとなり、当初予定していた入口では通行できないなどのハプニングが続出。店内の奥での写メ会に切り替えるなどスタッフが対応に追われるという異例の事態となった。 昨年には、ガキの使いDVD発売記念イベントで「キス」のギネス記録を更新するなど年齢を感じさせない元気さが話題となったが、この日も「キスおばちゃん」はいつものように腰を絶えず動かしてご機嫌そうだった。
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その他 2015年05月18日 11時45分
レッドブル・エアレースの「サイドアクト」も大盛り上がり
千葉の幕張海浜公園で日本初開催された「レッドブル・エアレース」だが、メインとなるエアレースの他にも、レースの準備の合間や、終了後を盛り上げるサイドアクトも大きな盛り上がりを見せた。 エアレースが行われた、場所と同じ海上では、水圧で宙を舞うハイドロフライト競技の「ジェットデッキ」から、ロニー・ファイスとスコッティー・ニーマイヤーが来日し、空中でバックフリップや、スピンなど、派手なデモンストレーションを見せた。他にも千葉市消防航空隊から、「おおとり」で親しまれている消防ヘリが登場し、海上救難の訓練を披露。低空をホバリングしながら、水難事故者を救助する訓練を見せ、来場者からは拍手が起こっていた。 他にも会場内の特設ジャンプ台では、FMX(フリースタイルモトクロスバイク)の、デュアルランディング(2列に並んで飛ぶこと)での曲芸が間近で見れるようになっており、レースの合間や、レース終了後には、数多くの来場者が足を止めて見物していた。こういった競技を初めて見る人も多かったようで、前列の方で歓声をあげていた、千葉県在住の20代女性は、「ヤバイって感じですね! こんなのがあるなんてすごいです」と興奮気味に話した。 さらに、レース終了後にはDJの世界一を決める大会、「Red Bull The 3Style World Final」の2013年チャンピオンであるDJ・SHINTAROらによるライブも開催されており、夕方からは、レース会場がライブステージに変貌した。SHINTAROのファンも会場にはかなりいたようで、ライブで踊っていた山梨県在住の30代男性は「レースも見れて、かつライブもタダで見れる。これは贅沢ですよ」と語った。(斎藤雅道)
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その他 2015年05月18日 11時45分
日本初開催の「レッドブル・エアレース」盛り上がったが改善点も?
16、17日の2日間に渡り千葉県の幕張海浜公園で世界最高峰のエアレース「レッドブル・エアレース」が国内で初開催された。観戦チケット6万枚は両日完売。計12万人がレースに熱狂した。このエアレースが、今後も千葉で、同じようなコース構成で開催されるかは定かではないが、今後に国内で見ようと思っている人に向けて、見所を解説したいと思う。 まず今回の幕張のコースだが、複雑なコースが多いレッドブル・エアレースには珍しく、直線主体の高速コースとなっている。一見単純で簡単そうなコースに見えるが、今回準優勝したマット・ホール選手によると、高速旋回する場所が多く、気を抜くとすぐにオーバーG(通常の10倍の重力を体に与えてしまうこと)で失格になってしまうそうだ。実際にレースのセミファイナルでは、唯一の日本人パイロットの室屋義秀選手が、決勝戦ではフランスのニコラス・イワノフ選手がオーバーGで失格になっている。 パイロットはスピードが出過ぎるコースに苦労するようだが、客席ではそのおかげで、スタートしてからゴールまで、猛スピードで飛行する派手な飛行機の機動を見ることができる。注意して確認すると、選手個々の好きなコース取りが手に取るようにわかるはずだ。派手な飛行機の動きを見たいのならば特に、幕張メッセ寄りの自由席がオススメ。浜辺近くに陣取れば、高速コースならではの、トップスピード状態のナイフエッジ(飛行機90度倒した状態での水平飛行)を近くで見ることができる。轟音をたててパイロンを通過する飛行機の迫力は十分で、興奮間違いなしだ。 他にも、選手がエアパイロンに接触してパイロンを破損した時の、修復スタッフに注目して欲しい。このパイロン、エアーで膨らませる風船のような材質で、すぐに修復できる設計になっているそうだが、とにかくスタッフの手際がいい。高さ25メートルの巨大パイロンを修理に取りかかってから、90秒程度で復旧させてしまうのだ。ちなみに、予選のタイムアタックでもパイロンが破損する場面があり、その素早い修復を見た観客からは、歓声が起こっていた。 最後に会場に関してだが、この点では、来場者から若干の不満があった。特に多かったのが水の持ち込みが不可だったという点。しかも飲み物の販売場所が、エリアによってはかなり遠く、時間帯のよっては長蛇の列になっていることもあり、東京都からレース観戦に来たという40代男性は、「今日はそこまで暑くはなりませんでしたが、脱水の危険とかもありますし、水を買うのに並ばなければいけないのはちょっと…」と語っていた。ちなみに日傘なども禁止で、直射日光を避ける手段は、タオルや帽子程度しかないという状態だった。脱水などの危険性を考えると、このあたりは今後の改善点ではないだろうか。(斎藤雅道)
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その他 2015年05月18日 11時45分
今話題のドローン 静岡ホビーショーでの各メーカーの反応は?
最近、首相官邸落下事件や、落下事故などで、ドローンが話題となっている。規制の噂も出ている状況だが、静岡ホビーショーでは各ラジコンメーカーや模型メーカーが、多数のドローンを展示していた。世間の目が厳しくなる中、各メーカーはどういう状況なのだろうか、話を聞いてみた。 まず、多数のドローンを販売している、童友社の担当者に話を聞いてみると、「首相官邸落下事件後から問い合わせ多くなっており、売れています」という意外な答えが返ってきた。 同じくドローンの販売を行っている京商でも、「事件後、かなり反響がありました」というコメントが。他のドローンを取り扱っているメーカーも同じような反応で、どうやら今回の事件・事故で、良くも悪くもドローンの知名度が世間に浸透したようだ。今回のイベントでも、各メーカーのドローンを目玉商品とし、デモフライトの際は、人だかりが出来るなど、注目度の高さがうかがえた。 また、気になる規制に関しては、ホビーショーに参加した国内メーカーは比較的楽観視していた。それには大きな理由がある。国内のメーカーにはホビー向けの商品を取り扱っているところが多いからだ。 実は、ドローンには、規格などの明確な制度はないが、大きくわけて、2つのタイプがあるといわれている。価格が10万円を超え、飛行範囲も広く、高性能のカメラを搭載できるハイエンド機と、内蔵のカメラなどはついているものの、価格も数万円程度で、飛行範囲の短いホビー向けの面が強い機体だ。現在政府が免許制度などを設け、規制を考えているのは、中国などの海外メーカー製の商品が多いハイエンド機のみと噂されており、国内のメーカーが多く取り扱っている、ホビー向けの商品には、現在のところ規制の話はないようだ。 そういった経緯もあり、現在国内メーカーでは、規制に関してどう対策するかというよりは、どこまでがハイエンド機の扱いを受けるか、成り行きを見守っている様子。しかし、ホビー向けといえど、間違った使い方をすると事故や、近所トラブルの火種なることはあり、会場では、使用する際の注意書きを配布したり、各メーカーがデモフライト中などに、安全に正しく使って欲しいと呼びかけていた。 ちなみに、ハイエンド機に当たるドローンにはGPSでの遠隔操作により5キロメートル以上先まで飛ぶ商品もあるそうだ。それに対し、ホビー向けの性格が強いドローンは、補助機能はあったとしても姿勢制御程度。50メートル以下の飛行範囲で、高度もあまり高くまで飛べない商品が殆どだという。(雅楽次郎)
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その他 2015年05月18日 11時45分
第54回 静岡ホビーショー開催 注目のミリタリーアイテムが多数!
14日から17日までの4日間(14、15日は業者招待日)にわたりツインメッセ静岡にて「第54回 静岡ホビーショー」が開催された。 業界大手のタミヤは、マンガ雑誌で新作も始まり、ここ数年で人気が再燃しているミニ四駆や、自社が得意とするスケールモデルを数多く展示。中でも注目だったのが、1/32スケールで新たに発売予定の「デ・ハビランド モスキート FB Mk.VI」だ。同商品の元となるのは、第二次大戦時に活躍したイギリス空軍の同名の高速爆撃機だが、リアリティを追求するために、機体が現存するカナダまで行って入念な調査をしたとのこと。 最近艦船模型に力を入れているハセガワでは、自衛隊の最新鋭艦である、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が1/700スケールで早くも登場。担当者の話によると、最新の艦艇であるため、開発のための取材にはかなり苦労したとのこと。他にも日本海海戦から110周年ということで、東郷平八郎と秋山真之のフィギュアを付属した戦艦三笠の1/350スケールフルハル(喫水線から下の船底まで再現したプラモ)タイプ「日本海軍 戦艦 三笠“日本海海戦1905”w/東郷平八郎&秋山真之フィギュア」を展示していた。 バンダイのブースでは、今年末に新作の公開が予定されている、スター・ウォーズシリーズから、「Y-ウイング」、「スノースピーダー」、「ダースベイダー」など、昔からののファンの心をくすぐるプラモデルが数多く展示されていた。(雅楽次郎)
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芸能 2015年05月18日 10時30分
市川海老蔵、娘の1歳の誕生日に茶碗をプレゼント
歌舞伎俳優の市川海老蔵が16日、東京銀座の歌舞伎座で行われた「伊藤園 大茶会」に出席した。 「朝茶は福が増す」のことわざを引用したフレーズが印象的な伊藤園「お〜いお茶」の新CMにも出演している海老蔵。芝居前に行われた本イベントに登場すると「わたしも毎朝、お抹茶を点てて飲んでおります」と笑顔であいさつ。家柄もあってか、幼少期からずっと茶道をたしなんでいるといい、お茶へのこだわりは人一倍。「おかげさまでこだわりがありすぎてなかなか困っております」とご機嫌で、その後はお茶の素晴らしさを客席へ向け、しみじみと熱弁した。 「特にわたしお茶碗が好きでして、中でも長十郎、光悦ですとか、ありとあらゆるものが好きでなかなかたいへんなんですけども」と茶碗好きな一面も明かすと、「娘の一歳の誕生日にはわたしが見繕った茶碗をプレゼントいたしました」と長女、麗禾ちゃんへ誕生日プレゼントも告白。 「もちろんまだ一歳ですから、(茶碗に)全然興味はないんですけども、彼女がゆくゆく大きくなって、1歳の誕生日に父がくれたものが茶器だったということをどう感じかるかということで、プレゼントした次第です」とその理由を述べ、司会者から「まさに英才教育ですね」と言われると、「いえいえ、自然でございます」と照れ笑い。父の顔を浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2015年05月18日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第125回 日本の真の成長戦略
さて、ずいぶんと色褪せてしまってはいるが、2012年末に第二次安倍(晋三)政権が発足し、アベノミクス「三本の矢」が始まった。一本目の矢は金融政策、二本目の矢は財政政策、三本目の矢が成長戦略であると“謳われた”わけである。 金融政策と財政政策の組み合わせ、すなわち一本目の矢と二本目の矢のパッケージは、デフレ対策の王道だ。 デフレとは「総需要の不足」が原因で発生する。総需要とは国内の消費、投資、そして純輸出の総計、つまりは「支出面のGDP」そのものになる。 支出面GDPが不足している以上、日本政府が財政出動で消費や投資を増やし、日本銀行が国債買取(=通貨発行)で金融面の支援をするという政策パッケージは、デフレ対策として完璧に正しい。 問題は、三本目の矢「成長戦略」である。 2012年11月、総選挙が始まった頃、安倍総理(当時は「総裁」だが)は、第一の矢が「金融政策」、第二の矢が「財政政策」と説明し、さらに第三の矢の「成長戦略」について、 「スーパーコンピューター『京』や、iPS細胞のような高度医療を発展させる」 と語っていた。 その時点で、総理は早くも「イノベーション(革新)」という抽象的な表現を使っていたのだが、筆者は、 「スパコンや最先端医療に政府が投資するならば、結局は【財政出動】になるわけで、デフレ対策として有効だ。総理は山口県出身なので、【三本の矢】という言葉を使いたいのだろう」 程度に思っていた。 その後、実際に「成長戦略」のメニューがオープンになると、法人税減税、労働規制緩和、混合診療、農協改革、電力自由化や発送電分離など「政治力で規制緩和させ、参入障壁を下げさせ、既存の市場(所得)のパイに新規参入し、新たな付加価値を生み出すわけではないにもかかわらず所得を奪っていく」いわゆる「レント・シーキング」、しかも安全保障を弱体化させるレント・シーキングがずらりと並び、唖然としてしまったのである。 いつの間にか、成長戦略が規制緩和に代表される「構造改革」に化けてしまった。 そもそも、規制緩和にせよ、構造改革にせよ、市場の競争を激化させ、物価を引き下げる「インフレ対策」だ。 構造改革(成長戦略)がデフレ対策ではないことは、浜田宏一内閣官房参与も、岩田規久男日本銀行副総裁も、さらには竹中平蔵氏(パソナ・グループ取締役会長)も認めている事実である。 なぜ、デフレ脱却を標榜して誕生した政権が、物価を押し下げるインフレ対策を実施しなければならないのか。 新たに市場に参入し「既存所得のパイ」から所得をかすめ取ろうとしているレント・シーカーたちのビジネス目的ではないというならば、何が理由だというのか。 だいたい、政府が「成長戦略」を構築するという時点で奇妙な話だ。政府に「○○の分野が成長する」などということが、事前にわかるはずがない(ついでに書いておくと、民間にもわからない)。 民間が様々な分野に投資し、ビジネスを展開。後になって「○○の分野が成長分野だったのだ」ということが判明するに過ぎない。事前に成長分野を特定することが可能ならば、この世から“投資の失敗”が消え失せることになる。 それでも、「三本の矢」を揃えたいということで、どうしても「成長戦略」を立てたいならば、安倍総理は初心に帰り、「未来」のための大規模プロジェクト、最先端医療、宇宙開発などに「投資する」という意味におけるイノベーションを訴えるべきだ。すなわち、民間が投資しにくい分野への財政出動である。 そういう意味で、結局のところ「成長戦略」とはいっても、第二の矢「財政政策」の一環になるわけだが、デフレ対策としては間違いなく正しい。 実際、次世代スパコン『Suiren(睡蓮)』や、リニア中央新幹線、そして国際リニアコライダー(電子・陽電子の衝突実験による将来の加速器計画)といった「正しい意味の成長戦略であるイノベーション」のプロジェクトも、一部では進行している。 2027年に東京〜名古屋間、2045年(!)には名古屋〜大阪間が開業予定の超伝導リニア技術を駆使したリニア中央新幹線だが、4月21日、山梨県の有人走行試験において「時速603キロメートル」を記録し、自らが持つ世界最高記録を更新した。人間が“地上”を時速600キロ超で移動したのは、人類史上初めてのことである。 もっとも、JR東海は現時点では“私費”でリニア中央新幹線を建設する予定になっている。そのため、特に大阪までの開通時期が異常に遅くなってしまっているのだ。 政府はJR東海に「無利子無担保」で資金を貸し付け、余計な口を挟まないことを約束し、東京〜名古屋〜大阪同時開通を目指すべきである。さもなければ、関西地区の経済の地盤沈下は避けられない。 また、リニアといえば大規模直線加速器である「国際リニアコライダー(ILC)」の日本国内建設を決断する時期が迫っている。 ILCについて技術的に細かい話を書くスペースはないが、全長31キロメートルから50キロメートルに達する「超伝導加速空洞」の中を、高さ5ナノメートルという超平行ビームを両端から送り出し、加速し、衝突させる「世界最大の超精密機器」になるという。 これらILC建設の有力候補地になっているのが、岩手県一関市から大東町大原にかけた一帯なのである。野村総研の試算によると、ILCの建設により、建設段階から運用段階に至る30年間で、全国ベースで約25万人もの雇用機会が創出される。 また、公益社団法人日本生産性本部は、ILCを日本に建設した場合、我が国の産業界に起きるイノベーション(この場合は経営革新)の経済効果として、一次効果と二次効果を合わせると、30年間で計44.7兆円にも達すると試算している。 ワクワクしてこないだろうか。真の意味での成長戦略、イノベーションとは、「国民」がワクワクするプロジェクトに政府や民間が投資するという話であり、一部の投資家や企業家だけがワクワクするレント・シーキングのための構造改革ではないのだ。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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レジャー 2015年05月18日 09時00分
【第10回ヴィクトリアマイル】ストレイトガール優勝、3連単は大波乱
競馬の「第10回ヴィクトリアマイル」(GI・芝1600メートル、17日東京競馬18頭)は、道中5番手を進んだ単勝5番人気のストレイトガール(55キロ戸崎圭太騎手)が最後の直線で差し脚を爆発、ゴール寸前で2着ケイアイエレガント(55キロ吉田豊騎手、12番人気)をアタマ差交わして優勝。昨年3着の雪辱を果たし、春のマイル女王の称号を手にした。1分31秒9。3着は最低18番人気のミナレット(1馬身3/4)が逃げ粘り、3連単2千万馬券の大波乱に終わった。単勝1番人気を集めたヌーヴォレコルト(55キロ岩田康誠騎手)は6着、同2番人気のディアデラマドレ(55キロ藤岡康太騎手)は7着に敗退した。 ストレイトガールは父フジキセキ、母ネヴァーピリオドの牝6歳馬(鹿毛)。馬主は廣崎利洋氏。戦績=26戦9勝(内海外1戦0勝)。主な勝ち鞍=重賞2勝目(14年シルクロードステークス)。戸崎騎手は初勝利、藤原英昭調教師は2勝目(08年エイジアンウインズ)「配当」単勝(5)1410円複勝(5)490円(7)1020円(18)8500円枠連(3)(4)4510円ワイド(5)(7)5410円(5)(18)8万6300円(7)(18)8万6580円馬連(5)(7)3万6880円馬単(5)(7)7万3990円3連複(5)(7)(18)286万480円3連単(5)(7)(18)2070万5810円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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