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スポーツ 2014年02月10日 11時00分
初場所・稀勢の里と遠藤の“落差”
大相撲初場所(両国国技館)は横綱・白鵬が大関・鶴竜との優勝決定戦を制し、2場所ぶり28回目の優勝を果たした。それにしてもファン注目の稀勢の里と遠藤の明暗は際立っていた。 場所前に話題を独占したのは綱取りに挑んだ稀勢の里。九州場所で日馬富士、白鵬の両横綱に快勝しているだけに、今度こそ11年も途絶えている日本人横綱の誕生を、と関係者の期待は大変なものだった。ところが、何と9日目までに4敗。右足親指を痛めて千秋楽には休場するというアクシデントにも見舞われ、7勝8敗と負け越してしまった。 「もともと勝負もろいところがあり、これまで何度も肝心なところで負けてファンをがっかりさせていますが、ここまでもろいとは。支度部屋でも負けた日は目を宙に漂わせたまま、何を聞かれても答えず、担当記者たちをシラけさせていました。もしかすると綱を締める器じゃないのかもしれませんね」(協会関係者) 対照的だったのが入幕3場所目の遠藤。先場所は6勝9敗と入門して初めて負け越したが、この場所は尻上がりに調子を上げ、あっさり2ケタの11勝をマーク。12日目、大関・琴奨菊にぶつけられ、さすがにパワー負けしたが、敢闘賞受賞は当然と言っていい。 「人気は、まさにうなぎ上り。館内に売られている名前入りの携帯ストラップなんか、連日、入荷して数時間で売り切れ状態でした。早くもCMにも登場するなど、こんな熱気はあの若貴以来。相撲も他の力士とはセンスが違うって感じで、親方たちも『コイツは本物の大物だ』と太鼓判を押しています」(担当記者) 次の春場所(3月9日初日)は横綱、大関と対戦する上位に上がってくるのは確実。勝負の世界は非情とはいえ、あっという間の新旧交代だった。
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社会 2014年02月10日 11時00分
ユニクロ香港上場の“不安”
カジュアル衣料品店『ユニクロ』を展開するファーストリテイリングが3月5日、香港証券取引所に上場する。同社にとっては初の海外上場だ。 「今やユニクロ事業の8割を稼いできた国内市場が伸び悩み、2年連続で前年割れに陥っています。これに危機感を募らせたオーナーの柳井正会長(兼社長)が、香港上場をステップにユニクロ・ブランドを浸透させ、世界最大市場の中国で一気に大勝負に打って出ようと決断を下したのです」(証券アナリスト) 柳井会長は早い段階から中国シフトを鮮明にしてきた。現在、ユニクロの店舗は国内856店、海外512店の計1368店ある。そのうち中国・香港は270店と海外店の5割強を占める。少子高齢化に伴い国内市場のジリ貧化が避けられなくなった今、得意分野に一層資源を集中すべく、中国と本気で“心中”を決めたと言えば話は早い。 「柳井会長は『2020年に連結売上高5兆円』の野心的目標を掲げているが、昨年8月期の売上高は1兆1430億円と、まだ目標には程遠い。そこで中国の店舗を『'20年までに1000店舗に増やす』とぶち上げた。昨年秋、上海に鳴り物入りで世界最大級の旗艦店をオープンしたのも、中国傾斜の表れです」(同) とはいえ、尖閣問題を機に日中間には暗雲が漂っている。もし万一の事態があれば返り血を浴びかねない。市場関係者は冷ややかだ。 「2年前の反日デモの際、ユニクロは『尖閣は中国の領土』と貼り紙して被害を免れた。いざとなれば貼り紙に加えて、香港上場を免罪符に使おうとの魂胆でしょうが、上場に伴い逆にユニクロ=日本企業のイメージが定着してしまいます」 これで同社が真っ先に標的になったとしたら皮肉である。
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芸能 2014年02月09日 18時00分
夏目三久の『朝ズバッ!』TBS後番組司会抜擢で『半沢直樹』続編決定
4月からTBSで始まる『朝ズバッ!』の後番組の司会に夏目三久(29)が抜擢。これにより、夏目の事務所の先輩である堺雅人(40)主演の同局ドラマ『半沢直樹』の続編が決定したという情報をキャッチした。 夏目は、日本テレビの局アナとして将来を大いに期待されたが、恋人とベッドで戯れた“コンドーム写真”が流出。その後は仕事を干され、3年前の1月に日テレを退社しフリーに転身するものの、「二度と日テレに戻れないのでは」と言われていた。 「ところが、去年の4月に日テレの看板番組『真相報道 バンキシャ!』でキャスターとして復帰した。日テレは過去、バラエティー番組『今夜は最高!』で、夏目の事務所に所属するタモリのプライドを傷つけ打ち切ったという貸しがあり、それを夏目の起用で返したのです。タモリに協力してもらうほど、事務所が夏目に力を入れているということですよ」(制作会社プロデューサー) 日テレに次いで、今度はTBSが夏目を大抜擢するわけだが、これにも理由があるという。 「夏目の事務所とTBSの蜜月関係は聞いたことがない。その背景には、こちらも同じ事務所の堺が、視聴率低迷が続くTBSのドラマを『半沢直樹』で挽回した“半沢効果”があると言われているのです」(TBS関係者) 『半沢直樹』は最高視聴率42.2%を記録したことで、無名に近かった脇役も知名度がアップする“半沢効果”もあったほどで、続編も期待されていた。 「主演の堺がウンと言わない限り続編は難しいとみられていたのですが、夏目が抜擢されたわけですから、これは堺が事務所への恩返しで了承したことを意味する。つまり、夏目は堺のバーターなわけです。『半沢直樹』で夏目はドラマの舞台になった東京中央銀行のポスターで登場していましたが、続編では本格的に女優デビューする話まであります」(大手プロ関係者) タモリ、堺に支えられた夏目は、事務所イチ押しどころか今年のテレビ界のイチ押しに化けそうだ。
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芸能 2014年02月09日 14時00分
能年玲奈 “あまちゃん2”本決まりでピチピチ水着披露
ご存じ『あまちゃん』(NHK)の続編が制作されると評判だ。主演は同じく能年玲奈(20)。続編では水着姿で“ドテ盛り”“ワレメ”を強調。あまちゃんファンを狂喜させそうだ。 “あまちゃん”こと能年玲奈の活躍はいまさら説明の必要もないことだろう。東日本大震災の復興に貢献し、海女という過酷な職業にも関心を集めさせた。 「舞台の岩手県だけでも30億円の経済効果があったとされます。さっぱり金が回ってこない復興資金より、はるかに実効性があったというのは被災地の感想でしょう」(朝刊紙記者) あまちゃん効果に対して1月23日、岩手県はNHKに感謝状を贈った。その際、同県の達増拓也知事は注目発言をした。 「式典後の囲み取材で、あまちゃんについて『(続編が)考えられている、と伝わっている』とやや遠回しな言い方。続編は断定できないものの、制作濃厚なのでは」(前出・朝刊紙記者) 放映終了は昨年9月末。放送が終わったことに対して、ファンががっかりしたことから「あまロス(=失望)」という言葉も発生。 「能年は美少女ですが、決してグラドル系の肉体派ではない。清純で初々しい子が好きなロリータファンが多いというのは有名な話」(テレビライター・小林タケ氏) そんなファンの要望に応えるべく“あまちゃん2”が放映されるとなれば、被災地民ともども願ったりかなったり。 「実は、能年サイドからもNHKに働きかけがあったようです。彼女は放送終了後、CM以外にドラマではお呼びがない。演技もうまくないし、清純だけが取り柄。事務所サイドも困り果てて、続編を懇願したといいます」(小林氏) 能年の人気下降線ぶりは、すでに多くのマスコミも報じている。 「NHKとしても前回と同じままのイメージでは、もう視聴率が取れないことはわかっている。だから続編では水着を売り物にしたい。能年はT162・B78・W59・H82のBカップ貧乳ですが、なかなかの股間“ドテ高”でお尻も安産型。見せ方次第で新たなファンも増える。昔の本物の海女は裸で潜っていたわけですから、彼女には水着でワレメ食い込みをやらせたい。昨今のNHKはけっこうキワどいし、本人が了承すれば続編は決定。股間見せで勝負でしょう」(夕刊紙記者) “ヌケあまちゃん”大歓迎。
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その他 2014年02月09日 12時00分
その痛みは疲れだけではない!? 心臓病に直結する“肩こり”のシグナル(2)
プラークというのは、冠動脈の血管の内膜にコレステロールや脂肪などの物質と血中のマクロファージ(体内に侵入する異物を捕食、消化する清掃細胞)という物質が沈着、血管内部にへばり付いたもの。 近年、このプラークが崩壊しやすいものと、そうでないものがあることが判明している。プラークが柔らかく、プラークにマクロファージや炎症細胞が多いと崩壊しやすくなる。ただ、どういう人に崩壊しやすいプラークが多いかの詳細は、解明されていない。 そのため、自分の状態を確かめられないことになるが、急性冠症候群が疑われる症状があれば、すぐに対策を講じる必要がある。 東京社会医療研究センター理事の丸岡博之氏はこう説明する。 「私の知り合いで、肩の痛みで心電図を撮ったら心筋梗塞が判明、結果、心臓破裂の重症だったことがあります。急性冠症候群の特徴的な症状は、胸痛や息切れです。もちろん肩凝り、歯痛、腹痛、腕の痛みなどの症状を訴える人がいますが、今まで感じたことがない痛みがあった場合、循環器科のある病院で診察を受けることをお勧めします」 また、丸岡氏はもうひとつポイントを挙げる。それは“発汗”だという。冠動脈の狭窄(きょうさく)で、心臓のポンプ作用が弱まると、交感神経が心臓を動かそうとシグナルを出すと、交神経が優位に立ち、激痛がともない汗も出る。 これは不安定狭心症からくる症状だが、「症状が弱い」「しばらくして治った」という時も油断できないという。この病気は、対処が遅れると心筋梗塞に繋がるし、さらに対処が遅れれば死に至る。 「心筋梗塞の治療は近年、長足の進歩で技術は向上しています。早い段階で病院に運ばれれば、一命を取りとめる率は高く、病院内の死亡率は6%と低い。つまり、心筋梗塞の死亡の半数以上は“院外死”なのです。病院には早く行けば行くほどいいということ。心筋梗塞の発症から詰まった血管を再灌流(さいかんりゅう=再開通)するまでの時間によって、治療効果は大きく異なります」(同) 丸岡氏によると、最近の報告でも、150分の再灌流と90分以内の再灌流では、院内死亡するリスクは150分の再灌流の方が1.7倍も高い。カテーテル治療などによる再灌流は、搬送時間を含め120分以内が理想だと考えられているという。 「救急車で病院に運ばれても、検査やカテーテル治療、手術の準備などで、120分などは、あっという間に過ぎてしまいます。もちろんこの間に、救急救命士が、血栓溶解薬を静脈内投与し動脈を開こうとすることがありますが、とにかく体に異変を感じたら即通報。これが急性冠症候群から身を守る最高の手段です」 いずれにしても、冠動脈はコレストロールなどが沈着すると動脈硬化を起こしてしまう。冠動脈が塞がると、心筋の一部への血液供給が大きく減少し、閉塞の位置と量に応じて、不安定狭心症、心臓発作(心筋梗塞)が起きる。これで冠動脈が血栓によって詰まり、血液が2〜3分以上遮断されると心臓の組織が壊死し、死を呼ぶ冠性症候群が引き起こされるわけだ。 「肩や腰などの痛みが“いつもと違う”と少しでも感じたら、理屈抜きに、病院で検査を受けてほしい」 と、丸岡氏は重ねて強調する。
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その他 2014年02月09日 12時00分
ビートたけし・明石家さんまも育った名古屋『大須演芸場』最後の興業ルポ
デビュー間もないビートたけしや明石家さんまも出演したことでも知られる、名古屋の演芸のメッカ『大須演芸場』(名古屋市中区)が、賃貸料滞納で1月31日をもって通常営業を終了。2月3日の強制執行を前に、1日から入場料無料の“さよなら公演”が行われた。 『大須演芸場』が開場したのは、1962年。中京地区唯一の演芸場として、東京や大阪の芸人からも一目置かれる名門劇場だった。 「ここ数年は、観客の減少から経営難に陥り、何度となく閉鎖が噂されていましたが、それを乗り越えてきたのは、足立秀夫席亭の興行師としての意地と地元の支援。しかし、それもついに限界にきたということです」(演芸ライター) 初日の2月1日、場内は名門演芸場との別れを惜しむ観客で超満員。空席待ちの人々が劇場前から表通りまで長蛇の列を作り、これには出演の芸人たちも大興奮だった。 「故郷みたいな劇場ですから、閉鎖は本当に残念。でもね、大須でこんな光景は見たことありませんよ」(ジャグリング漫才の、あおき三朝うたこ) 「閉鎖の発表があった年末からこっち、閉館ミクスというか閉鎖バブルというか、すごいですよね。お客様と一対一という日もあったのに…」(女流講談師の古池鱗林) 公演は、建物引き渡しが予定されている2月3日午後、強制執行のギリギリまで行われた。大盛況と混乱のうちに幕を下ろした名門劇場。足立秀夫席亭は、現在の心境をこう語る。 「閉めてたまるかの思いでここまでやってきた。債権者と裁判所の無慈悲なやり方には、今でもはらわたが煮えくりかえる。でもな、今の芸人や興行師の気質の変わりようを見ていると、今が潮時かな、とも思うんだわ」 閉館後の建物の使用については現段階では未定。足立席亭は、今後も『大須演芸場』の名で芸人を率い、近隣を営業でまわる予定だという。 昭和の雰囲気を残す、昔ながらの演芸場がまた一つ消えた。
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芸能 2014年02月09日 11時59分
芸能ポロリニュースPART100「グラビアの夢へ踏み出したSKE48加藤智子、でも、やっぱり歌いたい?」
芸能イベントから小ネタを紹介するポロリニュース。今回は3件。●AKB48・13期生が、AKBの「世代交代」に意欲を示す 1月29日、AKB48・13期生の大島涼花が、JR東日本・横浜支社で、「JR横浜線」の新型車両発表イベントに出演し、「AKB48は、次世代だ! 世代交代だ! といわれているので、この次世代新型車両とともに、AKB48もがんばっていきたいと思います」とメッセージを送ったという。 この日は、大島のほかに、11期生の川栄李奈と、14期生の岡田奈々の3人が出席した。「横浜線」のイベントということで、神奈川県出身者の中から3人が選ばれたようだが、川栄は、9期生の島崎遥香や10期生の入山杏奈らとともに、“次世代”を担うメンバーとして期待されている。 また、岡田は、同じ14期生の小嶋真子と西野未姫の3人で“三銃士”と呼ばれている。3人の中から、35thシングル『前しか向かねえ』の選抜メンバーに小嶋が入ったことでも、期待の高さが伺える。 主力メンバーの卒業が相次ぐ中、“次世代”を担うメンバーとして、何期生が頭角を現してくるのか。今年の選抜総選挙イベントは、その辺りが焦点になりそうだ。●マエケン妻が里田まいにラブコール? 1月31日、プロ野球・広島東洋カープの“マエケン”こと前田健太投手の妻でタレントの成嶋早穂が都内で、トークショーに登場。米ニューヨーク・ヤンキースへ移籍の田中将大投手の妻・里田まいについて、「いつかお会い出来たら」と語ったという。 この日は、アスリートへの食事の面からのサポートが話題にあがった。成嶋は、マエケンとの結婚が決まった後、「アスリートフードマイスター」という資格を取得。現在は、食の面からマエケンをサポートしているという。キャンプや遠征など、成嶋が付き添えない際も、登板前や、登板後など、状況に合わせて、摂るべき食事をきめ細かに伝えているそうだ。 そんな成嶋だが、里田にはまだ会ったことはないという。ただ、マエケンと田中投手が連絡を取り合う仲であるため、「いつかお会い出来たら」と語っていたが、田中投手に続いて、次のメジャー入りはマエケンではともいわれている中、「会うのはアメリカで?」などの突っ込みは、「それは、どうなのでしょうか?」などとかわしていたとか。●グラビアの夢へ踏み出したSKE48加藤智子、でも、やっぱり歌いたい? SKE48加藤智子がグラビアアイドルオーディション「ミスFLASH2014」にてグランプリを受賞し、3日に都内で開催された発表会見で、ビキニ姿を披露した。 もともとグラビア志望だった加藤は、ファンにもそのことを公言し、AKB48グループ総選挙イベントのポスターに、ビキニ姿の写真を使ったこともある。今後は、清楚なイメージのSKE48からは一転して、大人の色気満載の「ミスFLASH」として、グラビア・DVDなどでの悩殺ポーズや大胆露出も予想される。 そんな加藤だが、発表会見には、SKE48のナゴヤドーム公演翌日というタイトなスケジュールにもかかわらず、笑顔で登場。特技披露のコーナーでは、SKE48の3人組用楽曲『雨のピアニスト』を、SKE48の公演用衣装で、しっとりと歌い上げた。加藤は、「(SKE48では)ソロをやらせていただく機会も、こんなに歌わせていただく機会もなかったので、本当に嬉しいです。泣きそう…」と感無量の様子だったらしい。 グラビアも、歌も、ダンスも大好きという加藤だが、「ミスFLASH」グランプリ受賞者は、パフォーマンスアイドルユニット「G・Girls」メンバーとしても活躍している。発表会では、ゲストとして駆け付けた「ミスFLASH2013」グランプリで「G・Girls」センターの階戸瑠李が、「G・Girlsにも、ぜひ、入ってもらいたいなと思います」とメッセージを送っていたとか。 「G・Girls」は、キュートなアイドルソングから、SMの女王様風衣装でムチを片手に歌い上げる楽曲まで、ライブで熱いパフォーマンスを行っているが、「ミスFLASH」受賞で、可能性が広まった加藤の今後に注目したい。
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スポーツ 2014年02月09日 11時00分
マー君163億円ショック! プロ野球キャンプ異変3連弾(2)
一方、そんな“マー君ショック”は、もちろんセ・リーグにも波及している。田中を20億円で売却した楽天を見て、「よし、次は…」とソロバン勘定を始めたのが、同年齢“花の88年会”前田健太投手(25)を抱える広島カープ首脳だ。 「当然ですよ。昨年のカープの全選手の総年俸が20億6755万円(12球団中10位)。もし前田が田中のように最大入札金20億円でメジャーに転身すれば、カープは労せず1年間の選手人件費を節約できる。これに乗らない手はない。もっとも、田中の年俸23億円は広島の球団全体の年俸より多いわけだから、あらためて日米のスケールの違いを痛感させられます」(カープOBの野球解説者) 前田は昨年12月、7000万円増の単年2億8000万円で更改した交渉の席で「メジャーに挑戦したい」と申し出た。しかし、球団に“もう1年だけ”待ってほしい、と強引に説得され、断念した経緯がある。 「引き留めた理由は、カープが16年ぶりにAクラス入りし優勝に色気が出たことと、もうひとつは24勝無敗の田中と一緒にメジャーの市場に出た場合、買いたたかれる可能性を危惧したからです。そこで1年待って、田中と同じように、20勝投手とチーム優勝を手土産に胸を張ってメジャーへ送り出すのがベターだと。前田も得心してサインした。逆にいえば球団も本人も、今オフのメジャー移籍は了解ごとになっているのです」(カープ担当記者) さらに、カープにはチームの功労者である黒田博樹投手をヤンキースから呼び戻す必要がある。昨秋も黒田に「カープ復帰」のオファーを出し、本人も了承したものの、実現しなかった。原因は年俸の隔たり。ヤ軍が14億円超の年俸を提示して残留交渉したのに対し、カープのそれはたった3億円。この差はいかんともし難かった。 「しかし今オフ、ヤンキースが前田を獲得すれば、カープは最大20億円が手に入り、それを黒田の年俸に回すことができる。ヤ軍にとって黒田は大事な戦力だが、田中&前田の侍ジャパンのツートップなら、興行的にもより魅力がある。水面下では、そんな話が進行しているのです」(球界事情通) 宮崎県の日南でキャンプを張るカープの野村謙二郎監督は、いち早く3月28日の開幕戦(対中日)先発起用を公表。昨季15勝7敗で4年連続2桁投手になった前田を20勝投手にバージョンアップさせ、かつ3年連続の最優秀防御率のタイトルホルダーとして高値売却をもくろんでいる。
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社会 2014年02月09日 11時00分
「クレディ・スイス証券事件」控訴審判決の影に隠れた国税局の“罪と罰”
1月31日、冤罪を叫び続けてきたクレディ・スイス証券(CS)日本法人の元外国債券部長・八田隆氏(50)に、ようやく春が訪れた。事件を簡単に振り返ってみよう。 2008年12月、東京国税局査察部(マルサ)によりCS職員などへの一斉税務調査が行われた。対象者は約300人。そのうちのほとんどが、会社の現物株及びストックオプション(株式購入権)で受け取った海外給与を正しく税務申告していなかった。 「起訴されたのは、東大法学部出身のエリート金融マンだった八田氏ただ1人です。約1億3200万円を脱税したとして所得税法違反容疑に問われ、東京地検特捜部によって'11年12月に在宅起訴されました。そもそも査察という制度には『一罰百戒』の意味合いがあり、八田氏は額も多かったため標的になりやすい存在でした」(事件を取材してきた司法ジャーナリスト) '13年3月、東京地裁は無罪判決を言い渡したのだが、検察側が控訴。そして先ごろ、東京高裁が1審判決を支持して控訴を棄却したのである。マルサによる強制調査から丸5年の月日が流れていた。遅すぎた春としか言いようがない。 「八田氏は『#検察なう』というブログを立ち上げ、一貫して『日本の司法を正す』と訴え続けた。検察としては、その挑戦的態度が面白いはずもなく、何が何でも有罪に持ち込みたかったようだ」(司法記者) 特捜部と悪質な脱税事案を強制調査するマルサの“最強のコンビ”がタッグを組みながら一敗地にまみれたケースは過去にない。 「チンタラと長引く事情聴取に業を煮やした八田氏に、理由を問い詰められた査察部幹部は、『意図的に隠ぺいした証拠は出ていないが、私らの仕事はあなたを告発することだ』とうそぶいたと八田氏が述べている。つまり、犯罪者に仕立て上げられたわけです」(前出のジャーナリスト) 村木厚子厚労省元局長事件に対する反省のかけらもない特捜検察の悪しき体質にはあきれるばかりだが、この件では、国税当局の罪も問われるべきだろう。
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スポーツ 2014年02月09日 11時00分
協会理事選ナンバー2・九重親方が滑り落ちた“ウラ事情”
反逆は許さない、ということか−−。 向こう2年間の大相撲界のかじ取り役を選ぶ選挙が1月31日、両国国技館内で行われ、北の湖理事長に次ぐ協会ナンバー2の事業部長として辣腕を振るっていた現職の九重親方(元横綱・千代の富士)が落選した。定員10人(外部理事を除く)に対して11人が立候補したが、それにしても、史上2位の31回優勝と現役時代の実績は群を抜き、ファンの人気もあった九重親方が、なぜ落選の憂き目をみたのか。 「一言でいえば、協会内の勢力争いに敗れたということですよ」と協会関係者は明かし、次のように話す。 「九重親方のトップ狙いの願望は非常に強かった。来年、満60歳の還暦を迎えるのですが、去年、北の湖理事長がやったように、自分も理事長になって赤い綱を締めて両国国技館の土俵の上で土俵入りをするというのが夢で、最近、北の湖理事長に『早く辞めろ』と言わんばかりに反旗を翻す動きが目立っていた。このため、北の湖理事長との関係が急速に冷え、この初場所の後半、病気療養していた北の湖理事長が職務に復帰したときも、九重親方だけはあいさつにもいかなかったそうです」 もともと九重親方の高圧的で傲慢な態度に反発する親方たちは多く、このことは所属する高砂一門内でも、弟弟子の八角親方(元横綱・北勝海)に次ぐ2番目の候補で基礎票を4票しかもらえなかったことでも分かる。どこかよその一門の票を食わない限り、当選ラインに到達するのは難しい情勢だった。同じように伊勢ケ浜一門から2人目の候補として手を挙げ、票不足に悩んでいた元職の友綱親方(元関脇・魁輝)に、不信感を抱いていた北の湖理事長の属する出羽海一門の余り票が流れ込み、あっさりつぶされてしまったのだ。 「もう少し言動に気を付けていたら理事長の目もあったのに…。これからは八角親方や貴乃花親方ら若手の時代に移っていくでしょうから、58歳の九重親方にはもう復活の可能性はありませんね」(担当記者) 急いては事を仕損じる。
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