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ミステリー 2015年05月30日 18時00分
地球外生命体は実在した!? 太陽系の「生命がいるかもしれない」天体
5月26日、アメリカ航空宇宙局(NASA)が木星の衛星エウロパを目指して打ち上げる無人探査機の開発に着手したとのニュースが報道された。打ち上げは2020年代を目標にしているという。 惑星である木星自体ではなく、なぜ衛星のエウロパなのか。じつは、このエウロパには生命が生息している可能性があると考えられているのだ。 エウロパはハッブル望遠鏡や木星探査機ガリレオ等による観測結果より、表面に厚さ3キロにも渡る厚い氷の層がある事が判明している。近年の研究では、この厚い氷の下に、木星からの潮汐力で発生する熱によって巨大な海に似た環境が形成されていると考えられており、地球の深海にある海底火山や熱水噴出孔周辺と似た環境が整っていると見られている。つまり、生命の存在に必要な熱と化学物質が存在している可能性が高いため、何らかの有機生命体が存在している可能性もあるのだ。もっとも、SF映画に見るような知的生命体ではなく、微生物や魚に似た生命体が存在する程度だろうが… エウロパは以前より生命の存在する可能性が高いと言われていた天体であるが、実は太陽系には他にも生命が存在しているのではないかと見られている天体がある。 土星の衛星エンケラドスはエウロパと同様に全体を厚い氷で覆われており、その下には水が存在しているのではないかと見られている。また、土星探査機カッシーニの観測データによれば、生物の成長に欠かせない炭素や水素、窒素、酸素といった有機分子が存在する可能性があるとされている。エンケラドスには氷の層に出来た深いヒビ割れから氷が吹き上がる現象が観測されており、潮汐や海底火山などによる活発な地殻変動によって生命が存在できる環境が整っているのではないかと見られているのだ。 また、太陽系で地球の隣に位置する火星も生命が存在しているのではないかと考えられている惑星である。火星の大気は非常に薄いが、メタンや大量のホルムアルデヒドが存在していることが明らかになっている。ホルムアルデヒドはメタンの分解によって生成され、本来ならば7.5時間で分解されてしまう。これが大気中に高濃度で存在しているため、メタンを分解できる微生物が存在しているのではないかと考えられているのだ。火星の表面にはかつて地表に水が流れていた痕跡が存在しているし、今は活動を停止しているが火山も存在しているため、生命が生まれる環境は整っていたと見られている。そのため、火星の極地や地下で微生物が今も存在しているのではないかと考えられているのだ。 他にも土星の衛星タイタンや木星の衛星イオ、準惑星のケレスなど、生命が存在している可能性のある天体は太陽系内に複数存在している。近い将来、我々は同じ太陽系内で「遠い親戚」を発見する日が来るのかもしれない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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アイドル 2015年05月30日 16時48分
出演連ドラがヒットしない前田敦子 今度は「ど根性ガエル」のヒロイン・京子ちゃん役に!
12年8月にAKB48を卒業し、女優業に本腰を入れた前田敦子。映画では、「もらとりあむタマ子」(主演)、「Seventh Code」(主演)など、いい作品に恵まれ、5月23日に公開された「イニシエーション・ラブ」(松田翔太とのW主演)は好調なスタートを切った。 一方、卒業後、レギュラー出演した連続ドラマはなかなかヒットしていないのだ。これまで、「幽かな彼女」(13年4月期/フジテレビ)、「あさきゆめみし〜八百屋お七異聞」(主演=13年9月〜11月/NHK総合)、「翳りゆく夏」(15年1月〜2月/WOWOW)と3本出演したが、いずれも話題にならなかった。 そんななか、地上波では「あさきゆめみし〜」以来、約1年8か月ぶりとなる連ドラのレギュラーが決まった。 それは、日本テレビが7月期に土曜9時枠で放送する「ど根性ガエル」(松山ケンイチ主演/原作=吉沢やすみ)で、前田は主人公のひろし(松山)の永遠のマドンナである京子ちゃん役を演じる。 同作は70年7月から「週刊少年ジャンプ」で連載され、大ヒットした国民的漫画。72年〜74年には朝日放送、81年〜82年には日テレでテレビアニメ化され、これもヒット。82年には映画化もされた。 しかし、日テレの「新・ど根性ガエル」、劇場版から、実に33年の月日が経っている。今の若者には全くなじみがないのが現実。 初の実写版となるドラマは、原作から16年後の世界を描き、ひろしが30歳、京子ちゃんが29歳の設定。久々の再会を果たしたものの、中学生の頃とは全く変わった京子ちゃんを救うべく、ひろしが“ど根性”を見せていく展開となる。ピョン吉は、ひろしのシャツに張り付いてしまった平面ガエルとなる。 まさかの実写化で話題を振りまいているが、それが視聴率につながるかどうかは見当がつかない。松山といえば、主演した12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で大河史上ワースト視聴率を更新してしまい、“低視聴率男”のレッテルを張られてしまった。地上波の連ドラに出演するのは、それ以来、2年半ぶりとなる。 ヒロインの大役を務める前田としては、4作目となる連ドラのレギュラーで、今度こそインパクトを残したいところだろう。(坂本太郎)
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社会 2015年05月30日 16時27分
離れている高齢の親が心配 万が一に備えた「見守りサービス」って何?
離れて暮らす親が高齢になると、その安否が心配になってくる。ましてや、親が遠方に住んでいると、そうそう様子を見に行くことはできない。同居であっても、家を空けた際、その面倒を見る家族がいなければ、その身を案じることになる。 高齢の親の“終活”を考えた際、万が一の時に備えた「見守りサービス」というものがあるのをご存じだろうか? 「見守りサービス」とは、家族の暮らしぶりを、そっと見守る安否確認システムで、意外にさまざまな業種の企業がサービスを提供している。 このサービスのメリットは、家族と一緒にいなくても、無事に生活しているかどうかを確認できる点にある。 たとえば、某ガス会社が提供する「見守りサービス」では、24時間監視センターが「見守られる方」の自宅のガスの使われ方から、食事の支度や入浴などの状況を確認。「見守る方」は、それを携帯電話にメール配信される利用状況や、ホームページで照会することができる。つまり、正常に利用されていれば元気な証しで、長時間利用がなかった時は、何かが起きた可能性が想定され、電話などで安否の確認をするきっかけとなるわけだ。料金は月額約1000円と、お手ごろだ。ただ、これはすべてのガス会社が提供しているものではないため、全国に対応はしていない。 全国対応となると、大手魔法瓶メーカーが提供する「見守りサービス」がある。これは、「見守られる方」宅に、メーカーが制作した無線通信機を内蔵した電子ポットを設置。電源を入れたり、保温中、給湯した時などの状況をシステムセンターが把握し、「見守る方」の携帯電話にメール配信する。ホームページでの照会も可能。「おでかけ」ボタンを押せば、外出を知らせることができる。NTTドコモのFOMA(無線通信回線)が通じるエリアなら利用可能で、ほぼ全国対応。月額利用料は約3000円だ。 これらは、単に生活状況を知らせてくれるものだが、何かあった時に対応してくれるのが、大手警備会社が運営する「見守りサービス」だ。これは、トイレなどにセンサーを設置し、日常の動作を感知するもの。 初期設置工事費は割高だが、警備会社の提供サービスの場合、緊急時にボタンを押せば、警備員が駆け付けてくれる。月額料金は5000円前後で、それほど高くはないが、当初長期契約が必要となるため要注意。 「見守りサービス」を提供する某警備会社によると、「高齢化社会が進むなかで、親が子どもと離れて暮らしている家庭が多くなっています。特に高齢の親が持病を抱えていたり、日常生活に支障があったりする場合、子どもさんから申し込まれるケースが多いです。また、同居でも、子どもさんの留守中に何かあると困るので、そういった方からの依頼も増えています。今後、我々が果たす役割は大きくなると考えています。ホームセキュリティというと、『高い』というイメージがありますが、高齢者向けの『見守りサービス』は、決して、高いとは思っていません」と言う。 親が遠方で、高齢者だけで住んでいる場合、家族も心配で仕方がない。ましてや、単身だったら、孤独死の危険性だってある。「安心を買う」と思えば、「見守りサービス」は必要なものかもしれない。(山本 生道)*写真イメージ
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芸能 2015年05月30日 15時50分
滝口幸広 実母役の小川菜摘にしばかれないよう必死で稽古
「仮面ライダードライブ」や、昼ドラ「プラチナエイジ」に出演する俳優の滝口幸広が主演を務める舞台『滝口炎上』が東京・明治座で上演されるのを前に29日会見を行い共演の、大河内奈々子、山崎銀之丞、小川菜摘、村上ショージ、山村紅葉、大和田獏と共に出席。 初日を迎え滝口は、「毎日楽しく、そして先輩方から教えて頂く事が多くて本当に勉強だらけの日々でした。稽古してきた事全てを本番に出して実母役の小川さんに裏でしばかれないように…」と話しかけ、話終わる前に小川が、「あの、一度もしばいてないですからね。本当にそういう事言うと記事になるんだから!」と笑わせていた。滝口は、報道陣に、「すみません、絶対記事にしないでください。僕は、しばかれてないです」と慌てて話していた。 ショージは、「今日初日で、座長をはじめ全員に素晴らしい花が出ているのですが、私には1つも花が出てなくて、おかしいんです。マネージャーに探させたのですが、それだけが残念です」と自身にお祝いのお花が届いていない事を悔しがっていた。 28日に亡くなった今井雅之の遺作になる映画「かぐらめ」に主演している大河内は、「若い頃から今井さんにお会いする事が多くてすごくエネルギーのある方だったので、亡くなられたと聞いても実感がわかなくて」と涙目になりながらコメントしていた。 また、同じく28日に亡くなった、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよにショージは、「今日知ったんですよ。みんなに優しい方で僕も五月初めにお会いした時にお話したのですが、あの時もいろんな痛いところを隠しながら、漫才をされていて、芸人魂と人間のあらゆる情を持っている素敵な人でした。すごく寂しいです」と芸人仲間の死を偲んでいた。
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芸能 2015年05月30日 15時20分
優木まおみ、出産から1年が過ぎ、すっかり母の顔
日本自動車輸入組合(JAIA)の設立 50 周年を記念した「JAIA設立50周年記念祝賀会」が29日、都内で行われ、優木まおみ、松任谷正隆、ますだおかだの岡田圭右が出席した。昨年女児を出産したばかりの優木は子供の話を生き生きと披露。1歳2か月になったばかりの娘とすでにドライブを楽しんでいることを笑顔で報告した。 優木は20代半ばに「ようやく免許を取れるくらいの収入も出てきたので」と免許を取得したといい、初めて買った車が中古のフォルクスワーゲンのゴルフだったと述懐。「20代の頃は横浜に住んでいたんですけど、自分がマネージャーさんを家まで車で迎えにいって、現場に行くという日々でした。長いドライブを楽しんでいました」としみじみ。 当時も今も車好きのようで、出産から一年。すでに「子どもをチャイルドシートに乗せてドライブしたりしています」とにっこり。娘は「やっと言葉っぽいことを話す感じになりました」とも報告し、「車の名前を教えても、ちょっと間違って発音したり可愛いです」と母の顔。 良い車の条件に関しても「ママを幸せにしてくれる車、家族で安心して乗れる車が良い車」と持論を展開し、今後は娘が成長していくのを見越して、「大きめのワゴン車が欲しい」と語っていた。 イベントでは優木、松任谷、岡田が審査員を務めた「輸入車フォト&エッセイコンテスト」優秀作品の表彰式も行われた。岡田は「輸入車は自分のアイデンティティーを表現してくれる名刺のようなもの」と輸入車選びを身だしなみに例えて説明。おぎやはぎなど、輸入車を愛する芸人仲間も多く、センスのいい輸入車に乗っている芸人をライバルのような目で見ていると明かしていた。(取材・文:名鹿祥史)
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レジャー 2015年05月30日 15時17分
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(5月31日)日本ダービー(GI)他1鞍
ど〜も!ハッシーです。先週のオークスは△→◎→▲で決まり3連複 4,140 円をゲット。今週は3歳馬の頂点を決める祭典・日本ダービーです。ここは是が非でも当てておきたいところ。一昨年はキズナ、昨年はワンアンドオンリーを本命にしており、勝ち馬をズバリ。3年連続の本命馬的中やっちゃいますよ!☆東京10R 日本ダービー(GI)(芝2400m) GIを勝つ馬ともなると、これまで出走したレースの中で「これは!」と思わせるレースぶりを披露している。ダービーの出走馬の中で「これは!」と思わせるレースをしたのは、青葉賞でのレーヴミストラル、東スポ杯のサトノクラウン、皐月賞でのリアルスティール、ドゥラメンテだが、中でもドゥラメンテはワンランク上のレースぶり。共同通信杯では終始かかりっぱなしで、勝ったリアルスティールとは0秒1差。皐月賞では前有利の展開を、後方からメンバー断トツの33秒9の上がりを使い1着。それも最後は追わずにだから恐れ入る。気性の問題や外枠など不安材料はあるが、そこは鞍上M・デムーロ。難しい馬の扱いは慣れたもの。今年は皐月賞馬と心中する。相手本線は皐月賞2着馬リアルスティール。デビュー2戦目で共同通信杯を制する快挙を達成するなど素質は高い。前走にしても3着馬には0秒4差を付けており、相手が悪かったとしか言いようがない。追い切りの動きは抜群で、本命馬をも凌ぐ動き。明らかに状態は前走以上で逆転を狙う。一発ならアダムスブリッジ。異例のローテーションから順調度の低さを嫌われ今回は人気がなさそうであるが、出世レースの若駒Sを最後方から差し切る勝ちっぷりは、久々でもと思わせるもの。陣営は素質を高く評価しており、久々でも十分勝負になるとみる。以下、レーヴミストラル、サトノクラウン、サトノラーゼンまで。◎(14)ドゥラメンテ○(13)リアルスティール▲(12)アダムスブリッジ△(7)レーヴミストラル△(11)サトノクラウン△(1)サトノラーゼン好調教馬(13)(12)(10)買い目【馬単】4点(14)→(7)(12)(13)(13)→(14)【3連複2頭軸流し】4点(13)(14)−(1)(7)(11)(12)【3連単フォーメーション】16点(14)→(7)(12)(13)→(1)(7)(11)(12)(13)(13)→(14)→(1)(7)(11)(12)☆東京12R 目黒記念(GII)(芝2500m) ステラウインドが初重賞制覇を飾る!一昨年キズナとフランス遠征を経験してからというもの、全体的にボリュームアップ。昨年の目黒記念の時には464kgの馬体重であったが、前走は484kgと大幅に馬体を増やしている。太め感はなく成長分と見て良い。追い切りの動きから陣営は好感触をつかんでいるようで、名手・武豊騎手を背に一発を狙う。◎(14)ステラウインド○(4)アドマイヤスピカ▲(3)ファタモルガーナ△(16)マイネルメダリスト△(15)ダービーフィズ△(17)メイショウカドマツ好調教馬(4)買い目【馬単】6点(14)→(3)(4)(15)(16)(17)(4)→(14)【3連複1頭軸流し】10点(14)−(3)(4)(15)(16)(17)【3連単2頭軸マルチ】24点(4)(14)⇔(3)(15)(16)(17)※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり3連単100万円越えもあり。予想スタイルは馬の適性、過去のレース内容、調教を重視。
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社会 2015年05月30日 15時00分
大阪都構想の裏でひっそり議論されていた東京都「千代田“市”構想」
『大阪都構想』は住民投票の結果否決されたが、実は東京都では、これとは逆ともいえる構想がくすぶり続けている。平成30年に千代田区が千代田市になるという『千代田市構想』だ。 「都から離脱しようという動きは港区や88万人の人口を有する世田谷区の『政令指定都市構想』、大田区も『大田市構想』を区議会で決議したことがある。これら自治体に共通するのは、課税権がある“市”なら莫大な税収が見込めるという点です。ここに着目したのが、日本で初めて路上喫煙に対して過料を適用する条例を制定した石川雅巳千代田区長。元は都の幹部職員でしたから、見方によっては反旗を翻したと言えなくもない」(都庁担当記者) 同区企画部はこう言う。 「千代田区は大企業が多く固定資産税率も高い。ところが都政は『23区の均衡・一体性』の名の下に、都区財政調整制度によって税収を分配してしまうのです。人口5万人強の当区のリターンは3%くらい。しかし、昼の利用者は約90万人もいます。昼間人口分の行政サービスの税金が振り分けられてないのは不公平だと思います」 こうした意見に異論を唱えるのは、財調交付金が歳入の4割近くを占める荒川区などだ。 「特別区は固定資産税などの税源が偏在しており、各区の努力の枠を超えている。千代田区は税収が豊かだから一人占めしようというわけですが、この構想はうさんくさい。住民運動の結果ならばともかく、実態は千代田区役所の組織防衛にすぎないのでは」(荒川区周辺を地盤とする某都議) この構想が立ち上がった15年前は区報などで大々的にPRされていたが、その後、特に目立った動きは見られない。ある千代田区民はこう言う。 「神奈川県湯河原町に区の保養所があります。他区では財政難から手放しているのに、あるだけでも恵まれている。しかも区民が少ないので無抽選で利用できます。区で集めたお金だから区民5万人で使っていいなんて思わない。他区に申し訳ないです」 至極まっとうな意見だ。
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社会 2015年05月30日 14時00分
奄美震度5地震で迫る桜島大噴火と日向灘沖M8.7地震の戦慄
5月22日午後10時28分ごろ、鹿児島県の奄美大島近海を震源とするM5.1、最大震度5弱の強い地震があった。鹿児島ではその前日、桜島で噴煙が4300メートルにまで達する“爆発的噴火”が起きたばかりだ。 今回の地震は、いったいどのような意味を持つのか。琉球大理学部名誉教授の木村政昭氏に聞いた。 「国は関東から関西にかけてが危ないと見ています。しかし私は、東日本大震災の震源域の北と南、具体的にいえば北海道と伊豆小笠原諸島、そして、九州の日向灘沖から南西諸島沖が危ないと考えています。奄美大島沖の揺れは、まさに危険の印だと思います」 木村氏は、日向灘沖で発生するM8.7の巨大地震を予測している。時期は2014年±5年。つまり、今後4年の間に起きる可能性が高いと見ているのだ。 木村氏がそのように考える理由はこうだ。 「300年前までさかのぼって見てみる必要があると思います。すると、1703年に相模トラフの房総半島南端の野島崎を震源とする元禄地震が発生し、その4年後に南海トラフのほぼ全域が割れた宝永地震が起こった。そのため、関東から関西にかけてはストレスがほぼ取れたと考えています。そして、三陸沖ではすでに3・11が発生した。残る太平洋プレートのプレッシャーが残った場所は、北海道と伊豆、小笠原諸島海域、九州の日向灘沖から南西諸島にかけてになるはずです」 一方、1955年の観測開始以来、6番目の高さの噴煙を上げた桜島。35年間、桜島の観測を行っている京都大学防災研究所の井口正人教授は、「桜島の直下でマグマの蓄積量が増え、山体が膨脹し続けている」と見ており、「5000メートル級の噴煙が今後増えていくだろう。さまざまな兆候から、2020年ごろには大噴火が発生する可能性が高い」と警告している。 桜島は島の北側、海底の地下深くにマグマ溜まりがある。これが桜島の直下に流れ込み、山体が膨脹し続けているらしい。 「桜島と大隅半島が陸続きになるほどの溶岩が吹き出た1914年の大正大噴火では、大隅半島の一部などで最大1.5メートル以上の降灰を記録しているため、風向きによっては作物やライフラインが壊滅的な被害を受ける。再稼働する川内原発への影響も懸念されます」(サイエンスライター) 引き金にならなければいいが。
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スポーツ 2015年05月30日 13時00分
交流戦ネット裏スクープ 甲子園のヒーロー 松坂大輔と斎藤祐樹が直面する「引退」(1)
福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔(34)と北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹(26)が『引退』の危機に晒されている。振り返れば、彼らは夏の甲子園を制した優勝投手。あまりに過去の栄光が輝かしいためなのか“今の自分”が見えていないようなのだ。 「松坂、斎藤は一軍復帰を目指して頑張っていますが、それぞれ復帰に関する手応えや調整の順調ぶりを口にするたびに落とし穴が見え隠れする。2人を見たいというファンは多い。人気選手だから使わなければならない。でも、今の状態で使えば、今度は監督に批判が集まる。そういう状況がわかっていないのか、いまだに自己流の調整を続けているのです」(球界関係者) 松坂は5月20日の対オリックス二軍戦で実戦復帰した。6回から2番手で登板し、2イニングを投げ被安打2、失点1。「とりあえず投げられたので、ひと安心」と笑顔を見せたが、試合後、ホークス内部から衝撃的なコメントが聞かれた。 「次回の登板は松坂本人が決めることになると思う」 一般論として、二軍投手の実戦登板は限られている。チャンスは平等に与えられるので他投手との兼ね合いもあり、その順番から逆算して5月24日が有力だった。二軍首脳陣は「24日を空けておく」としたものの、最終判断は松坂本人に委ねられたわけだ。 そして、心配が現実になる。予定通りの24日、広島二軍戦。ブルペンで肩をつくったものの、調子が上がらず、コーチとの話し合いで登板回避が決まった。 松坂は「まだこういう状態なので、いい時も悪い時もあるだろうと思っていた。今日は試合前からあまり調子が良くなかったので、回避することにした」と話した。 右肩筋疲労の故障から復帰を目指している過程なので、自己流の調整には慎重を期する意味合いもあるようだが…。 「球団と契約した時点から自己流調整は認められていました。実績のあるベテランですし、他意はなかったはずです」(地元紙記者) どうにも練習内容と調整段階に関して、首脳陣との食い違いが目立つ。こんなこともあった。ゴールデンウイーク最後の5月5日と同6日、松坂は2日連続でのブルペン入りを果たす。もっとも、捕手を立たせたままではあったが、両日とも変化球を交えて40球強を投げた。記者団の「順調ですか?」の問いに、「そうですね」と答えている。同じくリハビリ中で、西武時代を知る捕手の細川亨も「いいんじゃないですか」と手応えを語っていた。 しかし、これを伝え聞いた工藤公康監督は「肩の状態はいいと聞いている」と話しただけ。佐藤義則投手コーチに至っては「踏み出す左足は着地の部分までしっかりと修正すべきだが、できていないから下半身と左足の動きに合わせて右腕がスムーズに前に出てこない。それが問題」と具体的に厳しい評価を下した。 松坂の実戦復帰への思いとは裏腹に、首脳陣は全くそのレベルに達していないと見ていたのだ。 「ホークス内部からは『見守るしかない』と言う声さえ聞かれます。自分で考えた調整法を全く疑わず、我流を過信しているのを心配しているようでした。20代のころとは肉体も違う。30代半ばの身体を自覚し、それに適した練習をしているようには見えない。故障や不振から這い上がった経験を持つ工藤監督と比較する報道もあるが、松坂とは比べ物になりません。工藤監督はベテランになるにつれ練習量も増え、内容も変わっていきましたから」(前出の球界関係者) 日米通算164勝も挙げておきながら“野球の頭脳”の方は成長していないというわけか。 「交流戦最終週の6月9日からの本拠地6連戦、対阪神、広島戦で、松坂を一度、一軍登板させるかもしれない。佐藤コーチは、ここで投球フォームのチェックをするつもりです。もちろん今の状態では、本拠地で火ダルマになってそのまま二軍落ちする可能性もあるので、指導も何もできないかもしれませんが」(前出の地元紙記者)
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アイドル 2015年05月30日 12時00分
【帰ってきたアイドル親衛隊】盆踊りの定番ソングにもなっている荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」
出会いは小学6年生の時だった。当時は学校が休みの平日や祭日には『おはようスタジオ』(東京12チャンネル(現テレビ東京))という朝の子供番組の観覧に行くのが楽しみだった。夏休みのある日に番組の観覧に行ったのだが、その時にミルクという小学生アイドルユニットがゲストとして出演していた。偶然にも年齢が一緒のこのグループには、荻野目洋子が所属していた。荻野目ちゃんは、このユニットに所属して『リトル・キッス』という曲を披露してくれた。同い年のアイドルに出会ったのはこの時が初めて、子供ながら嬉しかった。 それから数年が経ち、テレビで放送されていたアニメ『みゆき』を何気なく見ていたら主役の若松みゆき役の声優を荻野目ちゃんが担当していることを知った。当時は中学3年生だったが、大人っぽい落ち着いた雰囲気の声だったことで、エンディングロールで名前を確認するまで気が付かなかった。そこから毎週『みゆき』を見るようになったのだが、顔を認識できたのは番組終了する頃だった。 番組終了してすぐの1984年に、アイドル歌手としてデビューすることが決まり、岡田有希子や吉川晃司などと同期で、音楽祭の新人賞レースにも参加していた。しかし荻野目ちゃんはヒット曲に恵まれることもなく音楽祭での賞レースでは惨敗してしまった。音楽祭を何度も観に行っていた私は、荻野目ちゃんが気になる存在のひとりになっていた。 1985年に私はようやく荻野目ちゃんのイベントに行く決意をした。6枚目のシングル『心のままに〜I'm just a lady〜』の発売イベントがサンシャイン噴水広場で行われたのだが、一階席はすでに満席状態で観ることができるスペースがなかったので、ひとつ上のフロアで観ることにした。上から見下ろす感じだったが、視界良好で思っていた以上に遠さを感じない距離だった。この時は表題曲の『心のままに〜I'm just a lady〜』とB面だった『スイート・ヴァケーション』とデビュー曲の『未来航海-Sailing-』そして『恋してカリビアン』を歌ってくれた。ミニライブはあっという間に終わってしまったが、終演後の握手会で、小学生の頃に会った話をして荻野目ちゃんは喜んでくれた。 イマイチ売れなかったレコードだが、この次のシングル『ダンシング・ヒーロー』が大ヒットとなり、荻野目ちゃんは世間的に大ブレークを果たすことになった。以降も歌番組やバラエティ番組にも頻繁に出演するようになり、出待ちをいつもしていた私は、これまで以上に荻野目ちゃんと遭遇する機会が増えてきた。 実はこの頃に個人的にブレークの証として衝撃を受けたことがあった。プロ野球の西武ライオンズの選手だった秋山幸二の応援歌が荻野目ちゃんの『恋してカリビアン』だったのだ。当時は広島カープの応援団をやっていた私は、この応援歌を生で聞いたのは、1986年10月だった。この年のペナントレースは、パ・リーグは西武でセ・リーグは広島の優勝となった。10月に日本シリーズが行われた西武球場に行った時に、嬉しさと悔しさの複雑な思いが自分の中で交差していた。自分の好きな球団の対戦相手の選手の応援歌だったこともあり、曲を聞きながら盛り上がることもできなかった。とはいえ自分の好きな野球とアイドルが融合している現場を見ることができたのは嬉しかったので、心の中ではしっかり喜んでいた。 話が大幅に脱線してしまったが、当時の野球の応援歌に使われたということはメジャーな証でもあるので、荻野目ちゃんは完全にトップスターになり、出待ちも厳しくなり、実際に会える機会はほとんど無くなってしまった。その後に同級生と結婚をして育児をするようになり、次第に芸能界の仕事をセーブ。完全に芸能界と距離を置いていた感じだった荻野目ちゃんだが、昨年デビュー30周年を迎えたことで、再び芸能界へと戻って来てくれた。新曲の発売やコンサートの開催などファンにとって嬉しいことが続いた。 私もしばらく荻野目ちゃんに会っていないが、根拠は無いが近いうちに会えるような気もする。どんな形で再会できるのか楽しみにしたいと思う。その前に私にとって最大のイベントである盆踊りの季節がやって来るので、ここで仮想・荻野目ちゃん体験をしてきたいと思う。というのは東海地区を中心に盆踊りの定番ソングで『ダンシング・ヒーロー』が使用されているのだ。昨年は都内某所で『ダンシング・ヒーロー』を踊ってきたので、今年もどこかに踊りに行こうかと思っている。もし可能なら荻野目ちゃん本人の歌唱で踊ってみたいものだ。果たしてそんな夢は叶うかな?(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】 小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしの顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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