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ミステリー 2016年04月23日 16時17分
男性の背後に謎の人物が!? 正体は戦死した弟か?
亡くなった人や霊の姿が写真に写り込む心霊写真は、カメラが発明されて程なくしてから報告されてきた。記録媒体が進化するに従い、霊らしきものの姿が記録される機会も増えるようになり、いずれは霊の存在を科学的に証明できる日がくるのではないかとも言われている。 現代でも最新機器を駆使して科学的に幽霊の存在を検証しようとする試みはオカルト研究家たちによってなされているが、それ以前からも心霊研究家らは自分たちでできる方法を駆使して論理的かつ科学的に霊の存在を捉えようと試みていた。 こちらの写真は1968年に撮影された講演会の様子を捉えたものである。壇上でパネルを横に講義している男性にかぶるように、もう一人のよく似た人物が写っているのが解るだろうか。 壇上で話している人物はアメリカで活躍していた霊能力者のロバート・A・ファーガソン氏。1968年11月16日にアメリカはカリフォルニア州のロサンゼルスにて行われたイベントの模様を捉えたものである。 当時のカメラの性能から考えると、この写真はファーガソン氏が動いたのでぶれて写った物ではないか、ないしは二重露光で本人が二重に写ってしまったのではないかと思われたが、よく見るとファーガソン氏ともう一人の人物は顔立ちがよく似ているものの、微妙に顔の角度や髪型などが違っている。 この写真を見たファーガソン氏は、1944年に第二次世界大戦で戦死した自分の弟ではないだろうか、と述べたという。彼はたびたび戦死した弟が自分の側にいると感じており、この講演の時も弟の気配が常に自分の横にあった、と証言している。 勿論この写真については暗室で現像する際に被写体を重ねたりした偽物ではないかとする説もあったが、写真は講義中の様子をリアルタイムで撮影していたポラロイド写真だったため、細工が介入する時間がなかったとされている。そのため、現在でもこの写真は非常に信憑性の高い心霊写真と見られているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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アイドル 2016年04月23日 16時10分
第8回沖縄国際映画祭 NMB48・渡辺美優紀がショートカットで登場
アイドルグループ、NMB48が第8回沖縄国際映画祭の「KawaiianTV アイドルスペシャル in 島ぜんぶでおーきな祭」のステージに登場、「365日の紙飛行機」「らしくない」「ドリアン少年」などを披露した。 今回が沖縄映画祭にはじめての出演となった藤江れいなは、「念願が叶いました!」と喜びを爆発させた。また、すでにグループから卒業することを発表している渡辺美優紀が髪をバッサリとカットしてショートカットで登場。山本彩より、「みるきー、髪の毛どうしたん?」と質問されると、「こないだ卒業発表させて頂いたんですけど、卒業したら髪の毛をきろうと決めていて、でも、またはやまっちゃって…。いつもはやまるクセがあるんです」と説明した。
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アイドル 2016年04月23日 16時04分
【帰ってきたアイドル親衛隊】1984年8月の初タッグの試合…歴史の証人になるために生観戦したクラッシュギャルズ
1980年代はアイドルブームなんて言われていたが、当時はアイドルと呼ばれていたのは、歌手だけではない。今ではアスリートアイドルと言われるほど女子スポーツ選手のアイドル化もあるが、80年代はそれを凌ぐ人気のアスリートアイドルが存在した。女子プロレスラーの長与千種とライオネス飛鳥である。ともに80年デビューであり、当時はシングルプレイヤーとして活動していたが、83年あたりからタッグを組むようになり、後にクラッシュギャルズとなり、最強のタッグチームとして人気となった。 このころの女子プロレスは人気も高く、地上波でプロレス中継が当たり前のように放送されていたのだ。アイドルとプロレスが大好きだった私は、もちろん女子プロレスにも夢中だった。当時は長与や飛鳥の1年後輩にあたる立野記代(たての のりよ)が大好きで、立野を観に行く理由で、84年1月に後楽園ホールで女子プロレス初観戦となった。この日、立野は長与とのシングルマッチが組まれていて、長与が勝利をしたのだが、自分の応援している選手に勝った長与を憎むことなく、長与に拍手を送っていた。試合が終わって後楽園ホールの下で出待ちをしていると、長与は飛鳥と一緒に大きなカバンを持って出てきた。そこで長与と飛鳥は、集まったファンに対して全員にサインを書くサービスをした。もちろん私もサインを貰って握手をした。 この日をキッカケに女子プロレスの現場にも行くようになり、高校に入ってすぐに、高校からほど近い足立区花畑で、女子プロレスの興行が行われるということで、友達の自転車の後ろに乗せてもらい現地へ向かった。まだチームとしてクラッシュギャルズは結成されていない時期だったが、長与と飛鳥はすでにタッグで試合をすることが多く、この日もタッグを組み、同期でライバルのダンプ松本組と激しい試合を行っていた。 84年8月に正式にコンビ結成となり、後楽園ホールでクラッシュギャルズとして初の試合が組まれた。私は歴史の証人になるために、もちろん生観戦した。この日は歌手デビュー曲『炎の聖書』をリングで歌ったりもして、まさにクラッシュデーだった。このころから女子プロレスファンのみならず、一般層にも一気に人気になり、翌年にはドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)にも出演して人気も絶好調となった。そんな人気絶頂の85年8月に大阪城ホールで敗者髪切りデスマッチと題して『長与千種vsダンプ松本』が行われた。松本の再三の反則攻撃により、長与は松本に負けてしまい坊主頭になってしまった。 数々の名勝負を作り、女子プロレスに大きく貢献したクラッシュギャルズだが、89年に当時の女子プロレスには「25歳引退」という掟があり、その年齢に達したことで引退することになってしまった。2人のカリスマが引退したことで、女子プロレスは世代交代へと向かっていった。 2人は引退後は芸能活動をしていたが、長与は自ら団体『GAER JAPAN』を旗揚げし、飛鳥は『吉本女子プロレスJd'』で復活を果たした。2000年には『クラッシュ2000』として再び2人がタッグを組むようになり、女子プロレス界に風穴を開けてくれた。クラッシュ2000の試合は、全盛期に比べると動きや若さは低下してしまった感はあったが、同じコーナーに2人が並んでいただけで、興奮してしまったもんだ。しかしこのタッグも長く続くこともなく、05年に2人は、再び引退となった。 引退後は大きな動きは無かったが、飛鳥は銀座の会員制クラブの経営をしているそうで、長与は昨年あたりから大仁田厚とタッグを組んで、電流爆破マッチの試合をして現役に復活している。今後は5月3日に旗揚げが予定されている女子プロレス団体『マ−ベラス』の代表として活動するので、新たな長与の人生も楽しみである。(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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スポーツ 2016年04月23日 16時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈会場が凍ったまさかの“惨劇”〉
21世紀へと時代が変わる頃、日本の総合格闘技を人気、実力の両面で支えていたのは、“IQレスラー”と呼ばれた桜庭和志だった。 '00年にホイス・グレイシーを激闘の末に破ると、ヘンゾ、ハイアンにも勝利。前年末のホイラーも合わせて、格闘技界の黒船と畏怖されたグレイシー一族を4タテ完勝してみせた。桜庭は、これを機に日本格闘界のエースの座に上り詰める。 著書はベストセラーとなり、39Tシャツなどグッズもバカ売れ。その人気は格闘技界にとどまらず、テレビCMにも多数出演するまでに至った。 「桜庭の凄さはただ勝ちにこだわるのではなく、プロとしてエンターテインメントを意識したところ。リング上で対峙する相手選手の動きと同時に、観客席の反応までも視線に入れていた」(格闘技ライター) ガード状態の相手に上から振り下ろす“モンゴリアンチョップ”や、両脚をつかんでグラウンド上を引きずり回す“炎のコマ”などは、格闘技の理論からすれば明らかに余計な動きだ。 プロボクサーも相手を挑発する動きを見せることはあるが、そのほとんどが相手と距離を置いた、いわば安全地帯でのこと。接近戦の多い総合格闘技において、余計な動きのリスクは格段に高くなる。 「モンゴリアンチョップなどは片手で放つ通常のパンチと異なり、相手との距離が詰まる上にガードもできない。そのせいでバッティングを食らい、優勢な試合を落とした('03年のPRIDE25におけるニーノ・“エルビス”・シェンブリ戦)ことも実際にありました」(同) それでもあえてやるのはなぜか。余裕を見せて相手を心理的に揺さぶるため、相手の予測しない攻めで混乱させるためなど、もっともらしい理屈もいわれるが、やはり観客を意識してのことが大きかっただろう。 相手の腕を抱え込んで、観客席を見渡してからニヤリ笑みを浮かべる。これぞ桜庭の真骨頂であり、多くのファンが記憶するその雄姿だ。 「グレイシー兄弟を次々に撃破して、残るは打倒ヒクソン・グレイシーのみ、というのがファンの期待であり、PRIDEも実現に向けて動いていました」(業界関係者) '01年3月25日、PRIDE13のメーンイベントで行われた桜庭和志vsヴァンダレイ・シウバは、ヒクソン戦という来たるべき大一番までの谷間の試合…そのような見方がほとんどであり、戦前の予想でも桜庭有利の声が圧倒的だった。 「シウバはこの前の試合で、リングスKOKトーナメント覇者のダン・ヘンダーソンを破るなど、戦績からも決して侮れる相手ではなかった。しかし、当時はそれを上回るだけの桜庭への信頼感があったのです」(前出・格闘技ライター) また、この大会からはグラウンド状態での相手の頭部への蹴りが解禁されたことも、桜庭にとって不利に働いた。 フジテレビでの中継放送が本格化するに合わせ、一般ファンにとっては退屈なグラウンドでの膠着を減らすためのルール改定であったが、これがエース桜庭の敗因となるとは、関係者も予想していなかっただろう。 試合開始から積極的に打ち合いに出た桜庭だったが、打撃ではムエタイをベースとしたシウバに一日の長がある。右フックを顔面に食らって崩れた桜庭の頭部に、シウバは容赦なくヒザを落としていく。 それでも体を丸めて、グラウンドを這うように脚を取りに行く桜庭だったが、シウバは距離をとって、やはり頭部を狙ってサッカーボールキックを連打する。 さらに頭部へのヒザの追撃で、これに耐えかねた桜庭が顔を上げたところに、フルスイングのシウバの右足甲が直撃し、レフェリーストップが告げられた。試合時間わずか1分38秒の惨劇に、満員の観客も息を飲むしかなかった。 それまで総合では、柔術やレスリングベースの選手が活躍していたことから、寝技有利が定説とされてきた。桜庭がシウバに敗れた後も、たまたまのことと見る向きは強かったが、同年11月の再戦でも桜庭は敗退してしまう。 同年にはK-1出身のミルコ・クロコップの台頭もあり、以後、総合格闘技は“打撃もグラウンドもできるトータルファイターしか通用しない”時代へと、急速に移行していくことになる。
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芸能ネタ 2016年04月23日 15時57分
まだまだ分裂・解散騒動が収束していなかったSMAP
今年1月に分裂・解散騒動が勃発したものの、短期間で騒動が収束したSMAPだが、まだまだ騒動の余波が広がっていることを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。 1月中旬に突如、露呈した騒動だが、数日後に放送されたメンバー5人がそろっての唯一のレギュラー番組「SMAP×SMAP(以下スマスマ)」(フジテレビ)でメンバーたちが生謝罪。そして、同月末には騒動の責任をとる形で、SMAPの“育ての親”とまで言われていた女性チーフマネージャーがジャニーズ事務所を退社した。 同誌によると、現在、ジャニーズ事務所には元チーフマネージャーの“代役”となる人物がおらず。そのため、今年に入り、以前は年に4回ファンに届いていた会報は今年に入ってまだ届けられず。「スマスマ」の収録現場では、騒動後、メンバー5人全員での収録はまともに行われていないというのだ。 そして、先日、SMAPのメンバーそろってのCMが0本になったことが一部で報じられた。 「とりあえず、現状では元チーフマネージャーが取ってきた仕事を消化している状態で、あまり新規のオファーは受けていないようだ。というのも、メンバーたちとジャニーズの契約は今年9月でいったん満了。一部報道によると、元チーフマネージャーが芸能界に“復帰”。男性の地下アイドルのプロデュースにかかわっているそうで、契約の切れたSMAPのメンバーを引き抜く可能性もありそうだ」(芸能プロ関係者) 今月13日には東京ドームでジャニーズ事務所のタレントたちが出場した野球大会が開催されたが、SMAPのメンバーは誰も出場せず。 同誌によると、もともと、同日はSMAPの25周年記念コンサートが開催されるはずだったというのだ。 SMAPファンにはまだまだ当分、辛い日々が続きそうだ。
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レジャー 2016年04月23日 15時43分
ドキドキスポット大全(6)〜相席居酒屋の楽しみ方〜
真田健吾(仮名・32歳) 会社帰りに後輩を誘ってよく行くのが相席居酒屋です。こういう場所って男性は有料ですけど、女性は無料のところが多いですよね。だから中には、出会いを求めず、タダ飯目的で来ている女性も少なくないんです。もしそんな女性に当たってしまったら、愛想は悪いですし、相手はスマホを見ながらこちらをガン無視なんて状況も珍しくありません。 そこで相席居酒屋で一番重要なのは、店員と仲良くなること。店に入ると男性は、女性客と仲良くなりたいということばかり考えてしまうかもしれませんが、客同士をマッチングさせているのは、店員です。そのため、まずは店に何度か通って顔を覚えてもらい、「今日、いい子いる?」とフレンドリーに話しかけることで、いつもタダ飯目的で来ている女性でなく、新規や美人の席へ案内してくれるようになるのです。 また、オススメの時間帯は週末の遅い時間。それぐらいになると来店前に、どこかで1杯引っかけてきた女性客が多く、すでに酔っている状態です。なので、初対面なのにお酒の力で警戒心が薄く、口説ける確率が飛躍的にアップします。そんなほろ酔い客を予め店員に相談して通してもらうようにすれば、合コンなんかよりも、かなり効率的に女性と親密になれますよ。(取材/構成・篠田エレナ)写真・Kamal H.
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芸能ネタ 2016年04月23日 15時34分
若手俳優・中川大志、注目ドラマ『重版出来!』出演決定、自身初の泥パック顔で報告
若手俳優・中川大志(17)が、オフィシャルブログにて、女優の黒木華が主演を務めるTBS系ドラマ『重版出来!』(毎週火曜22:00〜22:54)の第4話から、新人漫画家として出演することが決まったことを報告した。 中川は、TBS系ドラマ『重版出来!』の中で大塚シュート役。「途中参加の現場はとても緊張して、挙動不審になってしまいますでも、本当に楽しいですキャスト、スタッフの皆さんが本当にアツイなって感じます素敵な方々と一緒に芝居が出来て幸せです僕も初めて知る事も沢山あり、楽しく演じてます4話から登場するので、是非見て下さい!」とドラマへの意気込みを見せている。 中川と共に、第4話からは女優の高月彩良(18)も新人漫画家として出演することが発表されている。 また、中川のオフィシャルブログの最後には、自身初の泥パックを体験したことも報告し、泥パックをした状態の顔写真を公開。 TBS系ドラマ『重版出来!』は、『月刊!スピリッツ』で連載中の松田奈緒子作の同名漫画を原作とする物語。コミック雑誌『週刊バイブス』の編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家、営業担当、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を描く。
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社会 2016年04月23日 14時00分
AIIB開店休業でも懲りない中国の「アジア金融協会」設立
先ごろ中国・海南島で開かれたボアオ・アジア・フォーラム2016年度年次総会で、中国の李克強首相が唐突に『アジア金融協力協会』を設立すると言い出した。いわく「金融危機がアジアに再現するのを防ぐ」のが狙いだという。 アジア金融危機に備えるのであれば、広域の通貨交換システムを作るしか方法はない。しかし、こうした通貨交換スワップは強力な通貨があって初めて成り立つもの。現在、アジア最強の通貨は円だ。中国共産党は人民元の方が強いと思っているが、通貨は自由かつ大量に交換できなければ強いとは言えない。 「人民元は中国政府が恣意的に管理しているため自由度が低く、かつ交換できる額も限られているからイザというときの使い勝手が非常に悪い。だから、日本円こそが、もしアジア通貨危機が起きた場合に事態を収拾できる通貨になり得るのです。中国としては、日本を引き入れることによってアジア版通貨スワップ協定を作ろうとしているのでしょう」(金融アナリスト) 中国メディアによると設立は7月だという。中国からは中国工商銀行など四大国有商業銀行や証券・保険会社が参加し、日本の3大メガバンクも招待されている。もっとも、準備会合の参加者が必ず創設メンバーになるわけではない。 「日本と米国が参加しなかったAIIB(アジアインフラ投資銀行)の二番煎じです。AIIBは当初、日本と米国の信用をバックに世界中から投資資金を集め、それを中国の息のかかった国々のインフラ整備に使い、“果実”は中国企業がいただきという虫のいいもくろみでしたが、信用度ゼロのAIIBでは投資家から資金を集めることができず、現在は開店休業のような状況になっています」(同) 同協会も日本が参加しないと機能しないのは目に見えている。要するに、中国は日本の資金だけを目当てにしてカネを日本に出させ、運用は中国が行うというミエミエの悪巧みをしているわけだ。 大風呂敷を広げたはいいが包む物がないとは、相変わらず滑稽な国である。
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その他 2016年04月23日 12時00分
【不朽の名作】ハナ肇とクレージーキャッツ最後の全員出演作品「会社物語 MEMORIES OF YOU」
新年度が始まりだいぶ経過したが、今回は定年退職にまつわる映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』(1988年公開)を紹介する。コメディ映画で一世を風靡したジャズバンド、ハナ肇とクレージーキャッツが、老年に達しようとしていた時代に再び集合した作品だ。そして、犬塚弘以外のメンバーが亡くなった現在、メンバー全員が揃って出演した最後の作品でもある。 この作品は、過去にクレージーキャッツが出演した映画を観たことがあるかないかで、かなり印象の変わる作品となっている。それまでの同グループの作品にはない、暗さや、空しさがこの作品にはちりばめられている。全盛期のクレージーキャッツはバンド活動の他に、コメディ映画などに出演し、そこでバンドをPRする方式をとっていた。ドリフターズのように、その後、メンバーは俳優やコメディアンとして活躍し、再び結集したのがこの作品となる。暴れん坊おバカのハナ肇、無責任男の植木等、「ガチョーン」のギャグや、おっちょこちょい課長で有名な谷啓などなど。視聴者がイメージするキャラクター像を一切廃し、ただの定年間際の社員になっているのがこの作品だ。特に主役である花岡始を演じるハナ肇は、定年間際の寂しさがセリフや動きで強調されており、『馬鹿が戦車でやって来る』などで見せた、クレイジーさのかけらもない。 おそらく、リアルタイムで同グループを追っていた人たちには新鮮で、自分にも重ね合わせられる要素があるので、感情移入もできるし、強く印象に残るものだったはずだ。最後の全メンバー集合作品としても、揃ってのバンド演奏シーンが収録されており、申し分ないだろう。しかし特に思い入れのない人にとってこの作品は賛否両論かと。大筋のストーリーは定年間際に「若い頃みたいにもう一回ジャズバンドやろうぜ!」というものだが、とにかく暗い描写が目立つのだ。 花岡は出世コースから外れた社員らしい描写が随所にあり、家庭環境も受験に悩む浪人生の長男や、なにかと反発する長女を抱えており、決して良くはない。おまけに花岡自身も無趣味だ。当時はバブル景気の真っ只中。タイ料理店で「どっちの彼と行くのハワイ?」と今風に言うとリア充…、いや彼氏をとっかえひっかえしているビッチか? そういった旅行の話をする若手社員のシーンなども挟まれるので、その対比で、より花岡の虚無感が強調される。また、劇中、千鳥足で植木演じる上木原等が、「今の日本は俺たちが作ったんだぞ!」と叫ぶ部分で、当時の現実社会で軽んじられる、戦後一桁台の定年間際のサラリーマンを代弁しており、当時の消費社会への皮肉もこめられている。 これで、ラストに格好いいバンド演奏を見せてビシっと終わらせてくれれば、スッキリもするのだが、そう簡単に爽快気分にさせてくれないのがこの作品だ。花岡の家でひと悶着ある。これも当時の社会問題に関する出来事をネタにしているのだが、これがかなり重い。定年間際の社員に、バンドを通して若い頃の記憶を蘇られせた直後にこの仕打ち…。かなり残酷だ。 一応終盤に、花岡が会社の部下の女性のために、男気を見せるシーンがあるにはあるのだが、そこもイマイチ爽快感にならない。なぜかというと、構成の問題で、そのシーンの印象が極めて薄いからだ。何気ない風景の描写や、頻繁に起こる細かい場面変換がストーリーを追うのを面倒にしている。流し見をしていると肝心な部分を見逃して、なにがなんだかわからぬまま終わる可能性もある。 過去の同グループのコメディ映画のように面白おかしく、そして騒がしく、バンド練習などの描写ばかりでする訳ではないが、この作品の構成は確実にアイドル映画のそれだ。個々のエピソードがとにかく断片的で、若い頃の個々のキャラクター像を知っている前提で、そのギャップを楽しむものとなっている。加えて、メンバーが酒を呑みながらジャズ談義に夢中になる、アドリブを疑うシーンなども挿入されており、ここはグループのファンへの大きなサービス要素だろう。 しかし、その辺のアイドル性を感じないとこの作品の印象は全く変わったものになる。とにかく暗すぎる部分だけが強調されてしまうので、「この暗い映画、何が楽しいの?」と言いたくなるほどに。まあ、市川準監督らしい、あのなんとも言えない虚しさは出ているのだが、好きではない人には全くハマらない。出演者の別の顔が見られたから「これはこれであり!」という許容がない場合は、凄まじく鑑賞者を選ぶ作品だ。 あと、この映画を観る場合の注意だが、動画サイトなどでDVD宣伝用であがっているPVは確認しないで、観ることをオススメする。動画ではとにかくバンドの部分が強調されており、極端なことを言うとPV詐欺レベルだ。ある意味宣伝動画としての構成は上手いが、本編を観ると困惑すること間違いなしだ。ぜひ本編を観た後、動画を確認して欲しい。おそらく、その見せ方の上手さに感心するだろう。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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アイドル 2016年04月23日 11時00分
上映作品をみるとニヤケが止まらない!? 門脇佳奈子&上西恵
第8回沖縄国際映画祭での、映画「愛MY〜タカラモノと話せるようになった女の子の話」の舞台挨拶に同映画の主演、門脇佳奈子とNMB48の上西恵、そして声優として出演したトレンディエンジェル、古東風太郎監督が登壇した。 門脇は、「ド素人の私が主演なんてできるんかなあと思っていたのですが、周りの暖かいスタッフさん、古東監督が本当にやさしくて、楽しくて、あたたかい現場だったので、無事に演じきることができました」と振り返った。トレンディエンジェルから、「女優に目覚めちゃったんだね」と声を掛けられると、「ちょっとだけ」とうなずいていた。 実際に上映された映画を見るとニヤケが止まらなくなったという上西は、「それくらいうれしくて。はじめての主演作品なので」と語った。
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2006年10月13日 15時00分
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2006年10月12日 15時00分
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GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
2006年10月11日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
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GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
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