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社会 2019年06月11日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第323回MMTと「いわゆるリフレ派」
最近のMMT(現代貨幣理論)関連の議論が面白いのは、さすがに批判者も「国債金利暴騰(=国債価格暴落)」で攻撃するのが難しく、必ずインフレ率の話に持ち込む点である。「MMTで政府負債を増やすと、国債金利が急騰する!」などと金利の土俵に持ち込むと、MMT派は「図を説明しろ」で話が終わってしまう。 左図の通り、2018年の日本政府の長期債務残高は、’70年の152倍に膨張した。それにも関わらず、長期金利は9%台からゼロへと下落。直近の長期金利は、何とマイナス0・086%だ。 主流派経済学の「理論」では、政府が国債発行残高を増やせば、金利は上がる“はず”なのだ。いわゆる、クラウディングアウト理論である。 ところが、現実の日本では、政府が国債発行残高を増やせば増やすほど、金利が下落していった。この現象を、主流派経済学は全く説明できない(筆者やMMTはできる)。 というわけで、主流派経済学は金利について「見ないこと」にして、MMT批判の焦点を「インフレ率を制御できなくなる」に絞り込んだのだ。第二次安倍政権発足前は、「いわゆるリフレ派」の政策に対し、「日銀が国債を買い取ると、ハイパーインフレーションになる」と、財政破綻論者たちがヒステリックに叫んでいた。安倍政権が発足し、2013年3月に黒田東彦元財務官が日銀総裁に就任すると、「インフレ目標2%を設定し、量的緩和をコミットメントすれば、期待インフレ率が上がり、実質金利が下落し、消費や投資が増え、デフレ脱却を果たせる」 という、いわゆるリフレ政策が始まった。筆者は、上記の理論を「風が吹けば桶屋が儲かる理論」と呼んでいた。何しろ、量的緩和で拡大するマネタリーベースと、銀行預金そのものであるマネーストックに、直接的な関係はない(現金紙幣のみが例外)。 インフレ率を上昇させるためには、マネーストック(現金紙幣+銀行預金)を拡大し、消費や投資として誰かが支出をしなければならない。日本銀行が銀行から国債を買い取り、日銀当座預金(マネタリーベース)を拡大したところで、マネーストックが増えるわけではない。 勘違いしている政治家、学者、官僚、評論家、エコノミスト、そして国民は少なくないが、日銀当座預金はマネーストック(主に銀行預金)とは無関係なのだ。現金紙幣を除くと、マネーストックは銀行の「貸し出し」なしでは増えない。 極端な話をいえば、日本銀行が国債を「売却」し、日銀当座預金というおカネを回収したとしても、マネーストックは普通に拡大し得る。民間の資金需要が旺盛で、銀行融資が増えれば、銀行預金というおカネが(銀行から)融資の都度、発行されるためだ。 逆に、日本銀行が日銀当座預金、マネタリーベースを何百兆円拡大したとしても、マネーストックが増えるとは限らない。民間の資金需要が乏しく、銀行からおカネが借り入れられないのでは、マネーストックのメインである銀行預金は発行されないのだ。 世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 どうも、多くの国民というか“人類”は、この世のおカネが金貨、銀貨であるかのごとく錯覚を抱いているように思える。おカネが金貨や銀貨のみであれば、「日本銀行が銀行に供給した金貨、銀貨というおカネが、銀行から民間に貸し出され、消費や投資として支出される」ことは起きうる。とはいえ、現代の管理通貨制度の下では、おカネは「債務と債権の記録」であり、貴金属ではない。 整理するが、マネタリーベースの大部分を占める日銀当座預金は、「日本銀行が市中銀行から国債を買い取り、市中銀行の日銀への当座預金の口座残高を増やす(=書く)」ことで発行される。また、マネーストックのメインである銀行預金は「民間がおカネを借りる際に、市中銀行が企業や家計が保有する預金口座の残高を増やす(=書く)」ことで発行されるおカネだ。 日本銀行が日銀当座預金の残高を増やしたところで、民間の資金需要がなければ、銀行預金は発行されない。つまりは、マネタリーベースを増やしても、マネーストックが拡大するとは限らないのである。 実際に日本は、量的緩和政策でマネタリーベースを370兆円(!)も拡大したのだが、インフレ率はハイパーインフレどころか、目標の2%にすら届かず、いまだにゼロ%前後で推移している。 370兆円ものおカネ(ほとんどが日銀当座預金)を発行しても、インフレ率はゼロ。理由はもちろん、2014年4月の消費税増税や、その後の政府支出削減という緊縮財政が、国内の消費や投資を抑制したためだ。国内の需要不足、デフレーションが続き、民間の資金需要が乏しく、さらに政府自ら借り入れ(国債発行)を抑制した。安倍政権は、財政政策を緊縮にすることで、インフレ率のコントロールができることを証明したという点でも、歴史的な政権なのである(別に褒めてはいない)。 面白いことに、政府の財政政策に融和的なMMT(※MMT自体に政治的な意図はない)が議論され始めると、デフレ脱却を目指していたはずのいわゆるリフレ派までもが、「そんなことをしたら、インフレ率を制御できなくなる!」、「ハイパーインフレーションになる!」と、叫び始めたわけだから呆れてしまう。 いわゆるリフレ派は、インフレを目指していたのではないのか。というより、MMTで「インフレ率が上昇する」ことを認めるならば、むしろ、いわゆるリフレ派こそが「政府はMMTに基づく財政拡大政策を採用せよ」と、主張しなければならないはずだ。 ところが、黒田日銀総裁や、いわゆるリフレ派の代表格である原田泰審議委員も、口を揃えたように「インフレ率を制御できなくなる」とMMT批判を展開している。なぜなのだろうか。実は、答えは「MMT派対主流派経済学」という長期の思想的対立の中にあるのだが、その件については次回、解説したい。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年06月11日 06時00分
今話題、ドイツの働き方 「定時で帰ります」は当たり前、残業超過は経営者に罰則?
今年4月から放送されているドラマ『わたし、定時で帰ります』(TBS系)。Web制作会社にディレクターとして勤務し、定時で帰ることをモットーとした主人公・東山結衣(吉高由里子)が、さまざまなシチュエーションの中で仕事をこなす様子を描いたドラマだ。そろそろ佳境に入るが、視聴者からは「仕事をしていると同じような場面がある」と共感を得ているものの、「さすがに定時では帰りにくい」という意見も聞かれる。まだまだドラマのようにうまくいかない部分もあるようだ。 しかし、同ドラマのように「定時で帰ります」を合理的に可能にしている国がある。それはドイツだ。真面目で規律を守る点が日本人と似ていると言われているドイツ人だが、同ドラマを通して見ると、ドイツ人の働き方は日本人とは異なる部分がいくつかあるようだ。 ドラマでは東山が定時きっかりに仕事を終え、帰る場面が印象的だ。同僚たちは「割り切って帰れるのがすごいよね」と驚く。 しかし、ドイツではむしろ定時に帰らないほうが驚かれるのだ。ドイツは、日本とは違って、入社後に研修期間のようなものはなく、初めから自分には何ができるか採用時に仕事量を上司や会社と明確に決めている。そのため、仕事量や仕事にかかる時間、賃金が明確で、むしろ定時で帰らない人は仕事ができない人だとみなされるようだ。また、法律でも1日の労働時間は原則8時間と決まっており、仮に残業をせざるを得なくなっても最大2時間までしか許されない。もし残業をしたら、別の日に早めに切り上げ、残業した分の時間を相殺しなければならない。2時間残業したら2時間早く、1時間残業したら1時間早く切り上げるのだ。守らない場合は経営者が最大1万5000ユーロ(約180万円)の罰金を払うこととなる。 さらに、チーム意識が日本ほど強くない点もドイツ人の働き方の特徴だろう。ドラマでは、東山の先輩、賤ヶ岳八重(内田有紀)が張り切って仕事をしたあまりミスをし、チームに迷惑をかけてしまうという場面がある。賤ヶ岳はチームのリーダーということもあり、自分がやれることはないのに、責任を感じてチームの全員の仕事が終わるまで待とうとする。 同じ場面がドイツで起こったと仮定すると、間違いなく賤ヶ岳のポジションにいる人物は待つことはしないだろう。ミスを認め謝罪はするが、自分がいても、できることがないならさっさと帰る。無駄に待っていても、自分が疲れるだけで効率が悪いと考えるのだ。チームのメンバーも、何もすることがないリーダーがいるだけでは意味がないと思うようだ。両者に共有の意識があり、ミスした人が先に帰ることに対して違和感はない。 また、先輩と後輩の関係が薄いのもドイツの特徴だ。ドラマでは仕事にやりがいを感じず、自分は会社に必要とされていないと思う後輩が「辞めたい」と東山に切り出す場面がある。後輩の相談を受け、東山は後輩の長所を見つけ、後輩が辞めないように励ましている。 しかし、ドイツでは辞めたいという人を止めることはあまりない。そもそも、上司部下の関係はあるものの、先輩と後輩の関係性は薄く、日本の会社とは違って先輩が後輩を教育する期間は短いのだ。新入社員でもゼロの状態からではなく、大学在学中や卒業後に別の会社でインターンをして経験を積んでいる場合が多いので、最初からある程度の仕事を任される。それぞれの仕事を個々でこなすため、自分の面倒を見てくれる先輩という存在が生まれにくい。 ドラマ『わたし、定時で帰ります』は、日本の働き方としての新しい姿という声もある。すでに定時退社が普通になっているドイツから見習うべき点もあるかもしれない。
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スポーツ 2019年06月11日 06時00分
新日本札止めの大阪城ホールで『G1クライマックス』参戦希望選手が続出!KENTA参戦へ
新日本プロレスは9日、初夏のビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』を大阪・大阪城ホールで11,901人(札止め)の大観衆を集めて開催した。この動員数は、初夏のビッグマッチ『DOMINION』シリーズ最多を更新。実数発表以降に関西で開催した新日本プロレスの大会の中でも最多となっており、2連戦や、京セラドーム大阪での開催を望む声も多い。 試合はメインイベントで、オカダ・カズチカがクリス・ジェリコを破り、IWGPヘビー級王座の防衛に成功するも、試合後、ジェリコがオカダを急襲しKO。テレビのゲスト解説を務めていた棚橋弘至が救出に入り、ジェリコと睨み合いを繰り広げたが、ジェリコは花道でオカダのレインメイカードルを拾うと額につけて退場。オカダは棚橋の肩を借りながら退場するという、王者として屈辱を味わう結果となった。エンディングなき『DOMINION』は珍しい。セミファイナルでは、内藤哲也が飯伏幸太にリベンジを果たし、IWGPインターコンチネンタル王座を奪回。NEVER無差別級選手権試合は石井智宏がタイチを破り、5度目の戴冠を成し遂げた。 この日最大のサプライズは、今年2月にWWEを退団したヒデオ・イタミこと、日本ではプロレスリング・ノアで活躍したKENTAの登場だろう。KENTAは“ソウルメイト”である柴田勝頼が誘導する形で、第6試合終了後に登場。札止めのファンがどよめく中、柴田に続いてマイクを握ると「オレは自分の本能に従ってここに来ました。KENTAのプロレス、お見せします。『G1』でお会いしましょう」と、真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』(7月6日アメリカ・アメリカン・エアラインズ・センター〜8月12日東京・日本武道館)に参戦することを高らかに宣言。柴田とともにポーズを決めて、リングを後にした。 『G1』参戦をアピールしたのはKENTAだけではない。リング上では、第1試合に出場した元WWEのディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリー、第2試合で“ヘビー級”の小島聡を破った鷹木信悟が、バックステージでは、ドラゴン・リーからIWGPジュニアヘビー級王座を奪回したウィル・オスプレイと、ジェリコが『G1』参戦を口にしている。ちなみに、昨年出場して現在新日本プロレスと契約を結んでいないのは、ケニー・オメガ、マイケル・エルガン、ハングマン・ペイジの3選手。アピールした5選手が全員参戦となると、日程上、今年も20選手が2ブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行う可能性が高く、契約選手から2選手が入れ替えとなる。 正式な参加選手やブロック分け、各会場の対戦カードなど、『G1』の詳細は近日中に発表される予定だが、5選手が入れ替わり、フル参戦はしないと思われていたジェリコやモクスリー、そして、新日本のヘビー級の主力とはほとんど絡みがないKENTA、鷹木の絡みは非常に興味深い。全大会でドリームマッチが組まれるのは間違いないだろう。 来年1.4、1.5の東京・東京ドーム2連戦に向けて、新日本は新たな陣容を固めつつある。文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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芸能 2019年06月10日 23時00分
ケンコバに“怪物から脅迫”、くっきーに“狂気の折り鶴”…芸人に届いた凄まじい「ファンレター」
9日、平野ノラが自身のInstagramを更新。ファンレターの写真を掲載し、話題となった。 ファンレターには、左上の端に一言「ファンです」と書かれているのみ。平野は「ファンレターのハガキどうもありがとう! とてもわかりやすくまとまっていて良いですね。」とコメントし、フォロワーの笑いを誘った。 芸人へのファンレターは、時にパンチが強いものが多い。出川哲朗は、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧と番組でキスをすると、ファンから大きく「呪」と書かれた手紙が送られたことを告白。「償いとして各番組で伊野尾さんのかわいさを伝えよ」と記載されていたため、伊野尾を番組で褒めると、今度は大きく「喜」と書かれた手紙が届いた。 ケンドーコバヤシへは「9年前の怪物より」と書かれたファンレターが到着。そこには、「お前はいつまでケンドーコバヤシという名前でテレビに出ているつもりだ」「今から、一年間かけて お前の五感をひとつひとつ潰していく。まずは目だ」と綴られていた。この話にはオチがあり、間違った字を赤ペンでグシャグシャと消し「←お前の血じゃ」と書かれていたとのこと。 折り鶴を渡されたというのは野性爆弾・くっきー。裏に何か書かれていたので、開いてみてみると、「私の事を好きになりますように」と小さくビッシリと書かれていたという。 「このほかにも、変わったファンレター話は各芸人たくさんあり、トークのネタになっていますね。基本的に男性芸人へファンレターを書くのは女性が中心。芸人だと“返してくれそう”という気持ちがあるのか、電話番号やLINEのIDなどを載せて繋がろうとする人が多いようですね。実際に芸人も返信しているようですが、有名になるにつれて週刊誌へのリークがあるので、なかなか返すことができないのが現状のようです」(エンタメライター) そんな中、有名になっても律義に返信する芸人もいる。くりぃむしちゅー・上田晋也もその一人。KAT-TUNファンによると、田口淳之介が脱退した際に、『Going! Sports&News』(日本テレビ系)で共演している亀梨和也ファンから手紙が届き、ファンのこと、亀梨のことを気遣う返信が来たという。 「上田もすべて返信をしているわけではないと思いますが、“有名になってもファンのことを想ってくれている”と株が上がりましたね」(同上) 最近ではSNSが普及したため、気軽に応援コメントを送ることができるが、気持ちのこもったファンレターは芸人も嬉しいようだ。しかし、中には上述したように異質なものが届く場合もある。ネタになればいいが、ファンの度を超えた行動に繋がらなければと願うばかりだ。記事内の引用について平野ノラ公式Instagramより https://www.instagram.com/noranoranora1988/
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スポーツ 2019年06月10日 22時30分
星野源とCM・『行列』出演、何かと話題の中邑真輔がWWE史上最大50人バトルに出場!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間8日、PPV『スーパー・ショーダウン』(キング・アブドゥッラ・スポーツシティ・スタジアム=サウジアラビア・ジェッダ)を開催した。WWEは近年イスラム圏内のファン拡大に力を入れており、昨年のサウジアラビア興行ではクリス・ジェリコらが出場している。 今年はWWE史上最大の男子50人出場のバトルロイヤルに日本人スーパースター、中邑真輔と戸澤陽が出場した。50人入り乱れたバトルロイヤルがスタートすると、体格に劣るシン・ブラザースや戸澤が投げ飛ばされて脱落。中邑はパートナーのルセフと協力しながらチャド・ゲイブルやアポロ・クルーズを脱落させたものの、キンシャサを狙ったシン・カラから延髄斬りを食らって脱落。日本人スーパースターは全滅した。 その後、アライアス、セザーロ、マンスールの3人が残ると、地元サウジアラビア出身のマンスールが躍動。隙を突いてセザーロをリング外に落とすと、襲いかかるアライアスにエプロンまで追い詰められたが、間一髪のところでアライアスを抱え飛ばしてマンスールが逆転優勝。マンスールが50人バトルロイヤルを制し、地元のファンから大きな声援が送られた。 バトルロイヤルでは結果を出せなかった中邑だが、16日放送の日本テレビ系『行列のできる法律相談所』に初出演することが明らかになった。今年2月、『日経ビジネス』の“世界を動かす日本人50”に大谷翔平、大坂なおみらとともに選ばれ、普段はアメリカを拠点に生活する中邑だが、今回、番組出演のために一時帰国。WWE所属後、日本のバラエティ番組出演はこれが初めてだという。 スタジオではMCの東野幸治らレギュラー陣やゲストらとの絶妙な掛け合いトークを披露。生“イヤァオ!”も飛び出し、試合では決して見られない中邑の貴重な一面を見せているようだ。 番組では、実は“スイーツ大好き”な中邑へ、8席しかないカウンターを設ける超人気モンブラン専門店『Mont Blanc STYLE(モンブラン スタイル)』でおもてなしロケを実施。和栗のモンブランで人生初の“食レポ”にも挑戦した。新日本時代の先輩・真壁刀義と比較されるのは間違いない。 さらに、スタジオでは意外にもお笑いが大好きなことを告白!「友達になりたい人」として挙げたのは関西が誇る人気芸人池乃めだか。幼い頃から憧れていた池乃との感動の初対面や、お決まりの“あのギャグ”の共演が実現するのか注目だ。 中邑は現在、歌手の星野源と『日清どん兵衛』のテレビCMにも出演中。28、29日には、WWE日本・東京公演が東京・両国国技館で開催される。WWEの現役スーパースターが日本のバラエティ番組やCMに出演するのは、極めて異例なだけに注目だ。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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社会 2019年06月10日 22時30分
13億人の胃袋を満たすためアフリカや中南米にまで出向いて「違法操業」する中国漁船
「机以外の“四つ足”は何でも食う」と揶揄される中国が、13億8000万人の胃袋を満たすため海に“エサ”を求めている。中国は人口があまりに多いため、耕作地面積、灌漑用水とも1人当たりが世界平均より著しく小さい。勢い海に栄養源を求めざるを得ない。 まずアフリカだ。コンゴ共和国は2011年8月に衛星を用いた監視システムを導入、同年12月に自国沖禁漁区で操業中の中国漁船を見つけ69隻に退去令を出した。 16年3月14日には、アルゼンチンの沿岸警備隊が違法操業の中国漁船を撃沈している。自国の領海に中国船が侵入を重ねても何の実効措置も取らない日本とは対照的な対応だ。 「日本人から見るとアルゼンチンの対応は性急で強硬に映るかもしれませんが、国際社会ではアルゼンチンの軍事力行使を非難する声は上がりませんでした。中国漁船の違法操業に頭を悩ませるベトナムやインドネシア、フィリピンでは拍手喝采の論調でした」(国際ジャーナリスト) 続いて、先ごろ起きたメキシコ海軍VS違法操業を指揮していた中国マフィアの銃撃戦だ。「ナマコ、アワビ、フカヒレと合わせて『参鮑翅肚』と呼ばれ『中国4大海味』の1つで、絶滅が危惧される高級魚ニベ科の『トトアバ』を採るため遠路メキシコまで進出していたのです。狙いはトトアバの浮き袋を乾燥させた『魚肚』といわれる物で、中国では若返りの効果があるとされる漢方薬として珍重されており、非常に高値で取引されますから、中国マフィアの資金源になっているのです」(中国ウオッチャー) 銃撃戦が起きた場所は、メキシコ西海岸のカリフォルニア湾で、メキシコ海軍の艦船が今年4月下旬の深夜、カリフォルニア湾内で、トトアバを密猟している不審船約20隻を発見、拿捕しようとしたところ、不審船から大量に石が投げられた。さらに、武装した一団が重火器を使って抵抗したため、機関銃などで制圧し数十人を逮捕し中国司法当局に連絡、中国側に引き渡した。 「中国司法当局の起訴状によると、これまで約8億元(約130億円)相当が密漁され、中国に密輸されており、中国南部広東省江門市を根城にしている広東マフィアの構成員11人を起訴しています」(同・ウオッチャー) 中国や香港では、トトアバは乱獲がたたって絶滅危惧種に指定されており、現在は禁漁となっている。中国マフィアはここ数年、メキシコのカリフォルニア湾に頻繁に現れて密漁しており、メキシコ当局もその傍若無人ぶりについにキレたというわけだ。
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社会 2019年06月10日 22時15分
韓国最大新聞に掲載された“日本の反撃策”「風俗街のコリアン追放」の衝撃
反米色の鮮明な韓国の文在寅政権が、政府に批判的な言論を抑圧していることに、米国の識者20人が同政権に対して公開書簡を送った。内容は、韓国政府は名誉毀損を乱発し、政治的に反対の意見を検閲していることへの懸念表明だ。その例として以下の3つの事件を挙げた。〇今年3月、与党である『共に民主党』が、記事の見出しで《金正恩氏の首席報道官》と表現した米ブルームバーグ通信の記者を公式の場で非難した。〇警察が現政権を風刺した学生によるポスター掲示に厳しい捜査を行った。〇文氏が大統領選挙前、自らを「共産主義者」と批判した高永宙(コ・ヨンジュ)元放送文化振興会理事長を名誉毀損で告訴し、損害賠償を求めた。 日本の安倍首相も、静かだが反撃し始めている。まず日本の安全保障における韓国の役割を大きく低下させたのだ。「昨年12月、従来の米国に次ぐ2位の重要性を持っていた韓国を5位へと後退させたのです。現在のランクは1位米国で変わらず、2位豪州、3位インド、4位ASEAN(東南アジア諸国連合)、そして5位が韓国です」(官邸筋) また『朝鮮日報』(5月8日付)には、日本人がビックリするような記事が掲載された。それは日本にとって損害が小さく、韓国に与えるダメージが大きい以下の次の2つの事案だ。 1つは、日本の当局が、違法滞在者の取り締まりを実施し、東京の風俗街で働く韓国人女性を追放するのではないかというもの。韓国は慰安婦問題で日本を攻撃しているが、今の韓国人女性たちは自発的に来日し、売春している。つまり日本は「これも強制連行と言うのか」というメッセージを打ち出すという内容だ。 これが実行されれば、韓国は慰安婦問題で、これまで日本を一方的に批判してきたことに“返り血”を浴びることになる。韓国は北米を中心に世界的に売春婦を“輸出”しており、各国は摘発に悩まされているからイメージダウンは必至というわけだ。 もう1つは、駐韓日本大使館・総領事館近くに設置されている慰安婦を象徴する少女像や強制徴用労働者像の問題を国際司法裁判所(ICJ)に持ち込むこと。ICJは韓国がこの問題に応じようとしないため、裁判を開けない。しかし、外交公館の保護を規定した「外交関係に関するウィーン条約」に韓国が違反しているのは明白だ。 日本はこれまで遠慮してきたが、もう黙っていないだろうというのが同紙の見立て。さて安倍政権はどうするか。
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芸能 2019年06月10日 22時00分
“恋愛禁止ルール”は契約書に記載なし? AKBメンバー、熱愛報道否定の「違和感」
AKB48の「次世代のエース」として期待されるメンバーの矢作萌夏の同級生との微笑ましいデート写真を、「週刊文春」(文芸春秋)のデジタル版「週刊文春デジタル」が8日に報じた。 矢作は昨年1月の「第3回AKB48グループ ドラフト会議」において、AKB48・チームKに第1巡目で指名されグループ入り。昨年12月に正規メンバーに昇格したばかりだが、今年1月にソロコンサートを開催した。 さらに、3月発売のAKBの55枚目のシングル「ジワるDAYS」で、表題曲選抜メンバーに初めて選出。6月5日発売の「週刊少年サンデー」(小学館)では、セーラー服姿で表紙を飾り、ソロでのテレビCM出演でも注目を集めるなど、運営が猛プッシュするメンバーだ。 「4月のHKT48の指原莉乃卒業を機に、全体的にメンバーの若返りを図っている。矢作はいわば“強化選手”のような扱いのメンバーで、今後、どんどん露出が増えそう」(テレビ局関係者) そんな矢作だが、報道によると、彼氏は同じ私立高校に通う同級生の竹内涼真似のイケメンで、出会いは1年前。矢作からアタックして交際に発展したという。 2人の関係は学内でも有名で、取材班が入手したディズニーランドでのデート写真や、自習室で親しげに体を寄せあう親密そうなツーショットが公開された。 報道に対して矢作は同日、自身のツイッターを更新。「私が、ディズニーランドで一緒に写っている方とお付き合いしているという報道がありましたが、事実とは全く違います」と報道を否定。 さらに、「誤解を招くような行動は、今後一切断ちます。その上で、これからの事は自分で考えます」としたのだが…。 「漏れ聞こえて来た話によると、メンバーの契約書の中に『恋愛禁止』の文言は入っていないようだ。あくまでも自己の判断に委ねられるようで、そこでプロ意識があるかどうかが分かれるところ。矢作は脇が甘かったようだ」(広告代理店関係者) NGT48の一連の騒動で渦中の48グループだけに、矢作は自覚が足りなかったようだ。記事内の引用について矢作萌夏の公式Twitterより https://twitter.com/48moeka_yahagi/
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社会 2019年06月10日 22時00分
6月19日党首討論後に解散か 衆参ダブル選挙風を煽る面々
令和初の党首討論が6月19日に開催される見通しとなった。「これを機に安倍首相が解散に打って出る可能性が高い」という解散風が政界で一気に強まっている。永田町の長老、雀らが赤坂界隈で夜な夜な跋扈、額を突き合わせては密談を始め「解散風」をさらに煽っているという。 自民党関係者が党首討論解散の背景を解説する。「安倍首相は過去の経緯から、森友・加計学園疑惑など、国会で答弁したことを蒸し返されるだけと党首討論に消極的だった。それが一転、自民党国対筋が開催をにおわせ始めた。国会会期末直前であることから、安倍首相が討論をきっかけに“衆院解散に言及するのでは”との観測が高まっているのです」 野党は次の参院選に向け存在感を示すため、内閣不信任案提出を検討。対する菅官房長官は会見で「不信任案」への質問に「これが衆院解散の大義に当然なる」との認識を示し、解散風が俄然吹き出したのだ。「ただ、野党の不信任案にそのまま乗るのではあくまで野党ペース。そこで安倍首相は党首討論で野党を挑発し、内閣不信任案を提出させるように持っていけば、政権ペースで解散できると踏んだようです。民主党政権時の野田佳彦首相が2012年、党首討論で定数削減と財政再建を自民党が飲むことで衆院解散に言及、2日後に解散した経緯もありますから」(同) 国会会期末は6月26日。19日党首討論、21日に解散なら7月4日に公示、7月21日が投開票日となる。「大阪サミットが6月28、29日、8月は旧盆休みや平和祈念式典が続く。その間隙を縫って6月19日党首討論、2日後に解散なのです」(自民党幹部) 一部では否定的な見方もあるが、解散風に合わせるかのように動き出したのが二階幹事長だ。5月22日夜、小泉元首相、山崎元副総裁、武部元幹事長、小池都知事らと会食しているのだ。「会合は以前から決まっていたというが、衆参ダブル選挙が騒々しくなって組まれた日程です。当然、会は衆参ダブル選挙の話でもちきりだったようです。出席者全員がダブル選挙は既定路線で、自民党の団結結束で大いに盛り上がった。二階幹事長は現情勢と安倍首相がなぜダブル選挙を決断しつつあるかの裏話を披瀝し、自民圧勝とはしゃいだようです」(政治部記者)「確かに、いまダブル選挙なら野党は壊滅の可能性が高い。野党は参院選で手一杯。衆院選候補者は半分も揃わないでしょう。だから安倍首相は強気なのです」(自民党官邸筋) 官邸、自民党、同OBらの盛り上がりの前に、総合選挙対策本部長の相談役に就任した剛腕・小沢一郎氏はどう打って出るのか。
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社会 2019年06月10日 21時45分
ワイドショーの意図的な“高齢ドライバー排除”が統計上も明らかに!?
高齢ドライバーによる交通事故が多発している。福岡市では去る6月4日、81歳のドライバーが運転する自動車が猛スピードで交差点に突入。次々と他車と衝突し、通行人らが負傷した。また、先月の5月15日には、市原市の公園にプリウスが突っ込み、30代の女性保育士が右足首を骨折する事故も発生している。 事故の原因の多くがアクセルとブレーキの“踏み間違い”や“ドライバーの認知不足”とみられており、同様の事故が起きるたびにネット上では「もう高齢者の免許は強制的に返納させろよ」「年齢の上限を決めたらどうかな?」「70過ぎたら運転はもうよくないか?」など、免許の自主返納を求める声が殺到している。 相次ぐ高齢者による交通事故に、厳しい意見が上がるのは仕方ないとも言えるが、一方で、高齢者ばかりを“やり玉”に挙げるのは不公平だという声も広がっている。「警察庁の統計によると、交通事故発生件数は2004年に95万2720件を記録しましたが、その後は毎年減少し、2017年は47万2069件とピーク時の半分以下になっています。また、交通事故死者数も1970年の1万6765件をピークに毎年減少し、2017年は統計をとって以来、最小の3694人です。一方、事故を起こす年代は16〜19歳が圧倒的に多く、それに続くのが20〜29歳、80歳以上は3番目となり70歳代は他の年代とほとんど差はありません。連日、ワイドショーなどで高齢者の事故が問題視されていますが、“高齢者=悪”というイメージを意図的に作っているような気がしてなりません」(交通ジャーナリスト) ネット上では、《確かに高齢者の方が安全運転している気がする》《年齢でひとくくりにするからいけないんじゃないかな。むしろ認知症を気にした方がいいと思う》《高齢ドライバーは今後も増え続ける。認知症対策を急いだ方がいいだろう》 などといった意見が上がっている。 「アクセルとブレーキの踏み間違いも指摘されていますが、実際は“ハンドル操作の不適”の方が2〜3倍も多いのです。また、ワイドショーなどでは“ブレーキ痕”の有無が必ず取り沙汰されますが、これも大きな間違いですね。ABS(アンチロック・ブレーキシステム)がほぼ、全車に搭載されている現在では、道路にブレーキ痕が残ることはほぼありません。ドライバーがあたかもブレーキを踏んでいなかったかのように誤解させる報道の仕方には違和感を覚えます。今のような報道のされ方では、高齢者の肩身がますます狭くなっていくだけで、抜本的な問題解決にはなりませんよ」(同・ジャーナリスト) 最近では事故を起こした車種の多くがプリウスだったことから、ネット上で暴走車のことを“プリウスミサイル”と呼ぶ声もある。プリウスのシフト操作が他車と異なることから、事故につながる危険性を指摘する声もあるが、もちろん因果関係が明らかになっているわけではない。 高齢者の免許返納は当事者にとってみれば死活問題にもつながるだけに、ワイドショーなどの報道をうのみにせず、十分な検討をする必要があるだろう。
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