search
とじる
トップ > レジャー > ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/31新潟・8/30小倉)

ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/31新潟・8/30小倉)

 先週ピックアップした2頭。札幌デビューの注目馬・ウェスタールンドは、スタートで1馬身ほど出遅れてしまい後方からの競馬。道中は幼さを見せながらも流れに乗る。3コーナーから徐々にペースアップし、ポジションを上げる。勢いに乗って直線伸びて来るかと思いきや、じりじりとした脚で5着。馬体は見栄えが良く、使いつつ幼さが抜けてくれば変わってくるだろう。小倉デビューの注目馬・プルーヴダモールは、外枠から好スタートを切ると、周りの出方を見ながらじわじわと内へ入って行く。勝負所での手応えは抜群で、直線に入るとすぐに抜け出し、メンバー中最速の上がりを使い1着。テン良し、中良し、終い良しの競馬で、なかなかの好センスの持ち主。

 今週の新潟デビューの注目馬は、8月31日(日)第5R芝1600m戦に出走予定のサンマルティン。馬名の由来は「アルゼンチン輩出の軍人名より。南アメリカ各国を独立に導いた英雄」。牡、栗毛、2012年3月4日生。美浦・国枝栄厩舎。父ハービンジャー、母ディアデラノビア、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額5000万円。母は05年フローラS(GII)など重賞を3勝し、全5勝を挙げた。半姉には本年のマーメイドS(GIII)を勝ち、4勝を挙げているディアデラマドレ(父キングカメハメハ)がおり、近親には08年ファルコンS(GIII)を勝ったダノンゴーゴー(父アルデバランII)がいる。本馬は均整の取れた好馬体をしており、前駆、トモともに筋肉量は豊富で、多くの走る馬に共通する凛とした顔立ちをしている。追い切りの動きを見ると、少し頭の高い走法だがシャープな動きを見せている。距離はマイルから2000mあたりを得意としそうだ。なお、鞍上にはM・エスポジート騎手を予定している。

 小倉デビューの注目馬は、8月30日(土)第5R芝1200m戦に出走予定のアローシルバー。馬名の由来は「銀の矢」。牝、栗毛、2012年2月20日生。栗東・高橋康之厩舎。父スペシャルウィーク、母クリアーパス、母父A.P.Indy。生産は日高町・下河辺牧場、馬主は佐々木孝之氏。2013年セレクションセール1歳市場において525万円で落札された。半姉には全3勝を挙げ、ナリタクリスタルが勝った05年新潟記念(GIII)において、条件馬の身で出走し5着と好走したプティプランセス(父キングカメハメハ)がいる。本馬は胴の詰まった如何にも短い距離が合う馬体をしており、マイルあたりがベストと思われる。若干立ち繋ぎで脚捌きには少し硬さがあり、芝よりもダートがベターだろう。それでも歩様に重苦しさはなく、良い意味で軽さはある。気性は穏やかで折り合いの心配なし。なお、鞍上には藤岡佑介騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ