今週の札幌デビューの注目馬は、8月24日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のウェスタールンド。馬名の由来は『宇宙最大といわれる恒星「ウェスタールンド1-26」がある星団』。牡、栗毛、2012年2月11日生。栗東・佐々木晶三厩舎。父ネオユニヴァース、母ユーアンミー、母父Marquetry。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額3600万円。全姉は08年ブエナビスタが勝った阪神JF(GI)で3着、同年レッドディザイアが勝った秋華賞(GI)で5着となり、全4勝を挙げたミクロコスモスがいる。本馬は頸差しが逞しく、後駆よりも前駆の勝ったタイプ。走らせるとパワフルでありながらサンデー系特有のしなやかさがある。姉同様気性面が心配なところではあるが、良い方に出れば姉の果たせなかった重賞制覇も期待できる器。追い切りの動きからも期待大。なお、鞍上には柴山雄一騎手を予定している。
小倉デビューの注目馬は、8月24日(日)第6R芝1200m牝馬限定戦に出走予定のプルーヴダモール。馬名の由来は「愛の証(仏)。母名より連想」。牝、芦毛、2012年1月26日生。栗東・西園正都厩舎。父チチカステナンゴ、母プルーフオブラヴ、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はシルク。愛馬会法人・シルクホースクラブの募集馬で総額1000万円。半姉には芝短距離で3勝を挙げたリビングプルーフ(父ファルブラヴ)がおり、近親には97年NHKマイルC(GI)を勝ち、日本調教馬として初めて欧州GI・モーリスドゲスト賞を勝ったシーキングザパール(父Seeking the Gold)がいる。本馬は柔らかみのある歩様をしており、繋ぎは程良いクッションがあり芝向き。生粋のスプリンターといった馬体の造りではなく、マイルまではこなせそうだ。なお、鞍上には酒井学騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。