先週から始まった札幌に加え、今週から新潟、小倉へ開催が移り最初の注目馬は、8月2日(土)新潟第5R芝1400m戦に出走予定のメイショウメイゲツ。馬名の由来は「冠名+名月」。牝、鹿毛、2012年3月19日生。美浦・小島太厩舎。父ディープインパクト、母スクービドゥー、母父Johan Cruyft。生産は浦河町・三嶋牧場、馬主は松本好雄氏。母はイタリアのGIII・ドルメーロ賞の勝ち馬。半兄には芝の中長距離で3勝を挙げているタイキプレミア(父モンジュー)や、芝短距離で3勝を挙げているプリンセスムーン(父アドマイヤムーン)がいる。ディープインパクト産駒としてはトモの容積十分で、柔軟性のある良質な筋肉の持ち主。追い出されるとグッと沈み込み、重心の低いダイナミックなフォームで地を駆ける。キレ味鋭い末脚を武器に活躍が期待される。なお、鞍上には蛯名正義騎手を予定している。
小倉デビューの注目馬は、8月2日(土)第5R芝1200m戦に出走予定のディアエナ。馬名の由来は「親愛なる+人名より」。牝、黒鹿毛、2012年2月7日生。栗東・橋口弘次郎厩舎。父スニッツェル、母ディアボレッサ、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は桑畑隆信氏。2013年セレクトセール1歳市場において1155万円で落札された。近親にはオグリローマンが勝った94年桜花賞(GI)で2着だったツィンクルブライド(父Lyphard)や、04年デイリー杯2歳S(GII)や05年シンザン記念(GIII)を勝ったペールギュント(父サンデーサイレンス)がおり、半兄には1200m戦で3勝を挙げたファルクス(父サクラバクシンオー)がいる。本馬は牝馬らしいすらっとした腹袋をしており、雄大なトモは短距離馬のそれ。スニッツェル産駒らしくスピードの持続力に優れたタイプだろう。なお、鞍上には小牧太騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。