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社会 2019年09月09日 12時10分
「外出たら死ぬ」台風を楽しむ投稿映像を採用した『ZIP!』に不快感の声 運行状況情報にもミス?
9日月曜日、関東地方に台風15号が直撃し、通勤・通学に大打撃を与えた。首都圏を結ぶ交通網はいずれも朝の運転を見合わせ、道路は冠水。浸水被害も出た。そんな、ただでさえ人々の神経がいきりたっている中の報道は、細心の注意を払わなければならないのだが、同日の『ZIP!』(日本テレビ系)はやらかしてしまったようだ。 「番組では、横浜に住む視聴者から投稿された映像が紹介されていました。そこには、暴風雨が街を襲う光景が映し出されていたのですが、それを撮影していたと思われる若い男女が『おーーーー!』と絶叫。『うわっ』『すごいよ!これ外出たら死ぬね』『死ぬね』と、台風に狂喜していたのです」(芸能ライター) 自分たちのバカ騒ぎまで記録して投稿しようとする無神経さもさることながら、同時にそれを採用し、「外出たら死ぬね」と、丁寧にテロップを打って紹介する番組には案の定、SNS上から「不快でしかない」「不謹慎極まりない」など非難の矢が飛んだのだ。 さらに、こうした時のお決まり企画と言えば「台風中継」だが、番組では、モデルでお天気お姉さんの貴島明日香を風が吹き荒れる外でレポートをさせる一方、気象予報士はスタジオで解説していたのだ。 「貴島ファンにとっては炎上案件だったようで、『明日香ちゃんをオモテに出すなぁ!』『ZIPスタッフ、明日香ちゃんになにやらせてんだしばくぞ』とクレームが寄せられました」(同) だが何より、報道番組で大切なのは情報の正確さだろう。『ZIP!』では、首都圏の鉄道の運行状況について、「運転見合わせ」と「運転中」にそれぞれ分けて伝えていたのだが……。 「『横浜市営地下鉄ブルーライン』は始発から全線で運転を見合わせていたのですが、何と『ZIP!』では『運転中』と紹介していたのです。SNS上では『出勤してみたら運転見合わせのままだった』『ZIPのブルーライン動いてますはインチキだった』『ZIP、嘘つくなーー!横浜市営地下鉄動いてないっていうの!』と批判が殺到していました」(同) ちなみに、このブルーラインの運転が始まったのは朝8時過ぎのことだ。正しい報道をしてほしいものだが……。
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芸能 2019年09月09日 12時00分
滝沢カレン“性”を大解放! 年下モデルと海外“お熱”旅行
今やトークバラエティー番組に欠かせないタレントとなった滝沢カレン(27)の熱愛が明らかになった。 その場の雰囲気にしろ、人物にしろ、即興で四文字熟語で表現する“技”で人気を博し、さんまを「大御所だからどうなるのかな、と思っていたけど、私なんかの挨拶にもどうじてくれたので、それは心残りです」と評し、笑福亭鶴瓶に『快楽名人』、中居正広には『支配抜群』などという的を射ているような、いないような独特なセンスと言葉遣いで存在感を示してきた。 「あのキャラクターですから、最初に“おおたひかる”とモルジブ旅行と聞いた時は、てっきり『爆笑問題』太田光との不倫が発覚したと勘違いしてしまいました」(芸能レポーター)お相手は、5歳下のモデル“太田光る”。フジテレビ系の恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演し、注目を浴びた若手の実力派。この5月頃から付き合い始めたらしく、彼女の方が“お熱”を上げていて、結婚まであるという噂だ。 父親がウクライナ人、母親が日本人のハーフという滝沢は2008年、『ミスセブンティーン』のグランプリに選ばれ、活動開始。2011年にはファッション誌『JJ』の専属モデル(今年7月卒業)にも抜擢された。 「エキゾチックな見た目に抜群のスタイルでモデルとして大いに活躍したカレンですが、タレントとして注目されるようになったのは、その“変な日本語”にあります。日本生まれの日本育ちなのですが、母親がロシア語の通訳をしていて、カタコトの日本語を話すロシア人が近くに多かったせいで、日本語がおかしくなったのです」(テレビ局関係者) そこに目をつけた“お笑い怪獣”明石家さんまの尽力で売れっ子タレントになったのは周知のとおり。 「でも、“女”としてのガードはモノ凄く堅かった。幼い頃、両親が離婚。ずっと母子家庭で育ったので、いつも母親のことを第一に考えていたのです」(モデル関係者) しかし、1年ほど前、母親が病気で他界。 「ですから、喪に服すという形で、あらゆる欲望をじっとガマンしていたようです。で、そろそろいいだろうというところで、以前から目をつけていた太田をパクッといっちゃった。27歳のヤリたい盛り。仕方ありませんね」(芸能関係者) 今まさに、滝沢カレン「性」の“大解放”の時だ!
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スポーツ 2019年09月09日 12時00分
張本氏、大谷翔平に「まだ“スランプ”を使う選手じゃない」「もっと上手い選手に言う」と切り捨て物議
8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアナハイム・エンゼルスの大谷翔平選手をバッサリと切った。 番組では、大谷選手が日本時間7日のシカゴ・ホワイトソックス戦で二塁打と三塁打を放ち、打率を2割8分8厘とした様子を紹介する。張本氏はその様子を見て、 「大谷はまだまだ本調子じゃないね。バッティングの内容が良くないでしょ。タイミングが良くない。出だしが異常に早い。やっぱり弓のように引いて、それでボールを見て、捕まえなきゃダメなんですよ」 とダメ出しをする。その上で、 「さっきも言ったんだけどね、探しながら打つのと、探して打つのでは天と地の差があるから」 と大谷選手の打撃について解説。これを聞いていた関口宏は、「よくスランプって言いますけども、スランプ状態だった?」と質問をする。 すると、張本氏は「こんなバッターにスランプなんてないですよ。もっと上手い選手にそういう事を言うんですよ。超一流の選手にスランプと言うの。まだまだ“スランプ”を使うような選手じゃありませんから。これからです」 と、大谷選手はまだまだで、スランプなどという言葉を使うのは早いという見方を示した。 この発言に一部視聴者が激怒。「メジャーで2割8分なら大したもの」「日本では3割を超えたこともあるし、昨年はメジャーで22ホームラン。“スランプ”を使える要件は満たしている」「3000本安打したからといってそんな上から目線は許せない」など、批判の声が殺到する。 一方で、「期待の現れということ」「なんだかんだ大谷には期待しているということなのでは?」「3000本安打の張本さんの実績からすればまだまだと言われても致し方ない」という声もあった。 昨年22本のホームラン、2割8分5厘の打率を残したことや、今年は指名打者専念となっていることから、マークが厳しくなっているのが現状。そんな中で昨年並みの成績を残していることは、「よくやっている」ようにも思えるが、張本氏は「まだまだ下手くそ」と感じているようだ。
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スポーツ 2019年09月09日 11時30分
DeNA井納翔一に続いて桑原将志が交通事故!球団「再発防止に取り組む」
DeNAは8日、球団所属の桑原将志外野手が関係する交通事故が発生したと発表した。 桑原は8日の朝9時ごろ、神奈川県川崎市麻生区内のコンビニで、駐車場の駐車スペースからバックにて出庫したところ、後方の車両と衝突したという。幸いなことに双方ともに怪我はなかったとのことだが、自動車の後方は破損したとのこと。 2017年に143試合全試合に出場し、クライマックスシリーズ出場、そして日本シリーズ出場に大きく貢献したことから、翌年から背番号も「1」に変更し“チームの顔”として期待されていたが、昨年は127試合の出場に留まり、今シーズンはチームが優勝争いを繰り広げているが、ここまで63試合に出場で、打率.157と不振に陥っており、ファームで調整中の出来事だった。桑原はファンの人気も高く、復帰を待ちわびているファンは多い。 球団は「事故発生後、速やかに警察に連絡し、先方様とは真摯に対応をいたしております。本件でご迷惑をおかけした関係各所には深くお詫びを申し上げるとともに、今後の再発防止と安全運転教育の徹底を球団全体で取り組んでまいります」と謝罪した。 DeNAは6日に井納翔一投手が、神奈川県横浜市西区内の一般道で、方向転換をした際、後方に停車中だった車両と衝突事故を起こしたばかり。こちらも双方ともに怪我はなく、自動車の破損で済んでいるが、チームの中でも知名度の高い選手の事故が続くのは極めて異例なこと。 優勝争いはもちろん、クライマックスシリーズの出場も濃厚なチームにとって、桑原も井納も必要となる戦力なだけに、球団の目が行き届かない既に寮を出ている選手には、プロの選手として、今後このような事故が最低限に抑えられるよう強く意識してもらいたい。(どら増田)
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社会 2019年09月09日 06時10分
“カジノ誘致”すったもんだの『横浜』を尻目に『苫小牧』が急上昇!
カジノ誘致の「椅子取りゲーム」がヒートアップしている。横浜市の林文子市長がカジノを含めた統合型リゾート(IR)誘致を正式表明(8月22日)した。カジノ誘致場所に該当する山下ふ頭を仕切る“ハマのドン”こと横浜港運協会の藤木幸夫会長は「命を張ってでも反対する」と怪気炎を上げているが、同じくカジノ誘致に名乗りを上げている北海道苫小牧市では、外国企業4社によるIRライセンス取得合戦が活発化している。 「苫小牧市では、カジノ法案が成立する前から海外のIR運営企業の売り込みが殺到していた。すでに3社が苫小牧市に事務所を設立。さらに、9月に米カジノ大手『モヒガン・ゲーミング&エンターテインメント』が現地事務所を開く。4社がカジノ利権取得にしのぎを削っていますよ」(経済ジャーナリスト) 『モヒガン――』は投資額35億〜45億ドル(約3800億円〜約4900億円)を見込んでいる。 一方、横浜市がカジノ誘致を発表したことで、米大手カジノ・リゾート運営会社『ラスベガス・サンズ』は、大阪IR入札参加を見送って横浜市に乗り換えた。 「しかし、横浜の場合は“ハマのドン”藤木会長が大反対しているから、市民を巻き込んだ一大抗争に発展する雲行きです。行政との仁義なき戦いは避けられない」(同) 藤木会長は誘致を表明した林市長に対して「大きく顔に泥を塗られた」と不快感を露わにしたうえで、「泥を塗ったのは林市長だが、泥を塗らせた人がいるということははっきり分かっている」と、暗に神奈川2区選出(横浜市西区、南区、港南区)の衆院議員・菅義偉官房長官の存在をにおわせた。 「トランプ大統領は『ラスベガス・サンズ』を後押ししている。しかし、ドン藤木会長の反対もさることながら、市民の反対の声も根強い。つまり、IR誘致を表明したものの、横浜は不安要素がありすぎて危ぶまれています。IR投資に1兆円計画があるとされるサンズは横浜も諦めて、苫小牧に参加する可能性がありますよ」(同) すったもんだの横浜をしり目に、トンビに油揚げ! 苫小牧が最有力候補に躍り出た。
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社会 2019年09月09日 06時00分
あおり運転加害者が46歳女性を殺害、そのいきさつに「免許を取り上げろ」と怒りの声
日本でもつい最近あおり運転をした男が大きな話題となったが、海外には走行中のほかの車両に腹を立てて、過激な犯罪行為に出た者がいる。 海外ニュースサイト『people』と『Fox6now』は2019年9月3日、あおり運転で追突事故を起こした男が、相手の車の同乗者を銃で撃って逮捕されたと報じた。 記事によると、8月30日午後5時15分ごろ、米・ウィスコンシン州に住む46歳の母親は所有する車の助手席に座り、仮免許練習中の17歳の息子に運転の指導をしていたという。息子が交通量の比較的多い大通りを運転をしていた時、ジグザグ走行をしてあおり運転をしていた車に後ろから衝突されたそうだ。事故の程度は小さかったという。 ウィスコンシン州・運輸省のHPによると、同州では15歳と6カ月から、いわゆる仮免許を取得できるという。運転免許の学科試験に合格し仮免許証を取得すると、公道で運転練習できる。路上で運転練習をするには、教習所に通うか、2年以上の運転経験を持つ運転免許保持者が助手席に座り運転指導を受ける方法があるそうだ。同州では親が子供に運転を指導するプログラムを作成しているという。また同省によると、親が10代の子供に運転を指導する方がその後の自動車事故は少ないという。 母親は車から降りて自分の車の破損状況を確認した後、追突してきた車の運転手のところに行き何か言葉を交わしたそうだ。すると運転手の男が突然銃を取り出し母親に向けて発射。男はそのまま車で走り去ったという。 目の前で母親が銃で撃たれる現場を目撃した息子は、母親を車に乗せて近くの病院まで運んだが、母親は病院で死亡が確認されたという。 9月2日、警察は現場から逃げた35歳の男を逮捕した。記事が報じられた9月3日時点で、警察は男の人物像や逮捕容疑など詳細を明らかにしていないという。 このニュースが世界に広がると、ネットでは「殺された母親と、母親を目の前で射された息子が気の毒」「母親は車から出ずに事故処理の警察を呼んで到着を待つべきだった」「この男は頭がおかしい、あおり運転をしておきながらさらに殺害まで…。同じ人間とは思えない」「あおり運転する奴は許せない。しかも銃までぶっ放すような過激な奴には終身刑しかない」「こんなことでは自動車事故が起きても怖くて事故した相手と自動車保険の話すらできない」「警察は、あおり運転をするようなドライバーから運転免許を取り上げてほしい」といった声が挙がっていた。 あおり運転が原因で、惨事が起きた例は他にもある。 海外ニュースサイト『Oxygen』は7月9日、あおり運転に関係した車に乗っていた者同士がけんかになり、銃を発射した女が逮捕されたと報じた。 同記事によると7月6日午後6時45分ごろ、米・アラバマ州に住む31歳の女は、夫とともにドライブしていたという。その時、他の車との間であおり運転によるトラブルが発生したそうだ。 地元テレビの報道によると、具体的にどのようなあおり運転があったのかは明らかにされていないそうだが、女の車が相手の車を追いかけて、双方が車を停めたという。そして、夫と相手の男性ドライバーが車から降りてきてつかみ合いのけんかを始めたところ、女が銃で相手の男性を撃とうとして、誤って夫の頭を撃ったそうだ。 夫は地元の病院に運ばれ治療を受け、容体は安定しているという。一方、女は殺人未遂などの罪で逮捕され、同州内にある郡の拘置所に勾留されたという。なお、記事に相手の男性についての情報はない。また、9月5日現在、この事件に関する続報はない。 おあり運転も許されることではないが、怒りで銃を発砲とは、決して許されるものではない。記事内の引用についてMom Who Was Teaching Teen Son to Drive Is Killed in Front of Him During Road Rage Shootinghttps://people.com/crime/mom-who-was-teaching-teen-son-to-drive-is-killed-in-front-of-him-during-road-rage-shooting/Milwaukee mother who was a WI DOC sergeant was shot, killed in front of her sonhttps://fox6now.com/2019/09/03/milwaukee-mother-who-was-a-wi-doc-sergeant-was-shot-killed-in-front-of-her-son/Alabama Woman Arrested After Accidentally Shooting Husband In The Head During Road Rage Incident, Authorities Sayhttps://www.oxygen.com/crime-time/alabama-woman-erica-cole-accused-of-accidentally-shooting-husband-in-the-head-during-road-rage-incidentInstruction permit(ウィスコンシン州・運輸省HPより)https://wisconsindot.gov/Pages/dmv/teen-driver/yr-frst-lcns/permit.aspxParent's supervised driving program(ウィスコンシン州・運輸省HPより)https://wisconsindot.gov/Pages/dmv/teen-driver/prnt-spnsr/psdp.aspx
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社会 2019年09月09日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(9)恩師・草間道之輔(上)
田中角栄には、生涯「先生」と呼んではばからなかった人物が三人いた。一人は、土建業で大成功、政界入りした直後に師事することになった元首相の幣原喜重郎で、それまで田中には乏しかった「世界観」を開かせてくれた人物である。 また、一方で幣原は人格者でもあった。この弊原と出会わなかったら、その後の田中という政治家があったかは定かでない。単なる成り上がりの政治家に、終始したかもしれなかった。 そして二人目が、田中が卒業した新潟県刈羽郡二田村の二田尋常高等小学校の元校長、草間道之輔である。現在、学校は移転しているが、当時は田中の生家の裏山にあった。学校の跡地は、いま「田中角栄記念館」となっている。田中はこの学校に、高等科2年を加えて8年間通い、ここで「終生の恩師」とも呼ぶ草間と出会うのである。 草間はこの小学校の卒業生でもあり、のちに校長を経て、優れた教育者、人格者として新潟県下で知らぬ者はなかった。当時、学校で一番大切な場所とされていた講堂にある天皇・皇后の御真影の奉安庫には、草間校長の手になる校訓が掲げてあった。校訓は三つ、「至誠の人、真の勇者」を真ん中に、左右に「自彊不息(じきょうやまず)」「去華就実(きょかしゅうじつ)」とあった。それぞれ、まごころを尽くせる人こそ本当の勇者である、常に努力を怠ってはならない、何事も飾らず実直にすべしとの意味となっている。要するに働き者であれと説いたのが、左右の二つの校訓であった。 のちに田中は自著『私の履歴書』(日本経済新聞社)で、「私という人間のすべては、この三つの校訓に親しんだ8年間に作り上げられたものと思っている」とした。また、郵政大臣として母校を訪ねた際に揮毫を頼まれ、「至誠の人、真の勇者」としたためる田中の姿を「草間先生がじつにうれしそうな顔で見ていた」と懐しそうに触れている。 田中が初めてその草間を頼ったのは、卒業から10年以上経った頃、戦後第1回目の総選挙に出馬の名乗りを挙げたときであった。時に、田中は応召先の朝鮮で終戦を迎え、帰国して間もなくの26歳であった。 田中は当初、草間に宛てた私信で、立候補を考えている旨を伝えた。田中は東京で事業に成功したものの新潟での支援基盤は極めて脆弱で、広く県下の教育界に知られる草間の協力を得たいと、ワラにもすがる思いでの吐露であった。返信が来た。要は、代議士を目指すには若すぎる、ために立候補には、自分は反対であるというものだった。 しかし、一度自ら意を決したらブレないのが、若い頃からの田中の持ち味である。返信から間もなく、今度は「ソウダンシタイ スグキテクダサイ」との電報を打ち、新潟の寄宿先に草間を招き、改めての了解、支援を得るために頭を下げた。草間はそこでも、「君はまだ20代だ。歴戦の強者でも勝つのは難しいのに、飛躍しすぎではないか」と、なおブレーキをかけたものだった。★「先生、議席を持ちてぇです」 このとき、田中は草間の目を見ながら、次のように懇請したとされている。「先生のお話も分かるけど、聞いてください。おれが応召されて満州に行ったとき、生きて還ろうと誓った三人の親友がいたんです。うち、一人はノモンハンで死んでしまった。生きて還ったもう一人の親友が、おれの会社を訪ねてきたとき、亡くなった親友を偲んで二人で誓い合ったんです。『これからの世の中は、おれたち若いもんが出なきゃならん』と。先生、おれは見栄や名誉なんていう浮わついた考えじゃないんだ。親友が死んだのに、自分だけ安泰な生活で満足しているわけにはいかねぇんだ。そのためには、なんとか議席を持ちてぇです(要約)」(『田中角栄の青春』栗原直樹・青志社) 田中は自分の弁に酔ったように次々と言葉を繰り出し、時に薄っすら涙を浮かべていたとされる。のちに、田中が最も勢いがあった自民党幹事長時代に、ライバル視された福田赳夫(元首相)が「角さんとサシで会うのはなぁ」と半ば尻込みしたのも、田中独特の気迫に押されてしまうという部分が少なくなかった。 福田同様、あれだけ立候補に反対の草間もまた、田中の気迫に負けたようであった。そして、ついに力を貸すことを約した。 草間は二田尋常高等小学校以外にも、新潟県下で二校の校長を歴任し、いずれも卒業生、教師の尊敬を集めていた。また、自身が卒業した新潟師範のOB会を主導する立場でもあった。田中にとっては、草間が動いてくれれば、教育人脈という強力な支援態勢ができるということだった。 昭和21(1946)年1月半ば、なんとか選挙体制の屋台骨も固まり、田中は新潟県柏崎市本町7、戦争で閉鎖していた旧市川百貨店跡に、とてつもない大看板を掲げた。早々の選対本部の設置ということだった。1メートル四方の字で「田中土建工業新潟支店」とペンキの大描きである。付近の人たちが何事かと面喰らったのは、言うまでもなかった。 戦後初の総選挙の投票日は、その年4月10日であった。進歩党の新人候補、田中角栄の謳い文句は、あの「至誠の人、真の勇者」であった。草間は田中ともども自転車をこぎ、演説会場を回っては、終始、応援弁士を務めてくれたのだった。 ところが、肝心の田中候補の演説は、のちの「角栄節」とは裏腹に、内容ゼロのうえにドモることたびたびで、さすがの草間も半ばサジを投げかけたのだった。(本文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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ミステリー 2019年09月08日 23時00分
「天空の城ラピュタ」のモデル ガリヴァー旅行記に登場する学者たちの国「ラピュータ」
ジョナサン・スウィフトが医師レミュエル・ガリヴァーの手記という形式で上梓した文学作品が、有名な「ガリヴァー旅行記」だ。 特に有名なものが小人たちの国を訪れる話だが、実はこの小人国の話はガリヴァー旅行記の中でも一部だけであり、実際には巨人の国や、空に浮かんだ学者達の国「ラピュータ」、魔法使いの国や馬人間の国など多くの国へ赴いている。他にも伝聞という形で不死の人間達が暮らす国の様子が描かれたりするなど、実に多くの異国と文化が登場するのだ。なお、ガリヴァーは日本にも訪れている。彼はアジアの島国を経由した後に日本にたどり着き、長崎からオランダの船に乗って故国のイギリスに帰るのだ。 空に浮かんだ学者達の国「ラピュータ」は、日本の遙か東にある島国「バルニバービ」の首都かつ国王の住む宮廷であり、底部の巨大天然磁石の磁力によって磁鉄鋼の豊富な自国内の空を自在に移動できるという。ラピュータ人は皆純然たる科学者で、常に沈黙思考をしているため上の空であり、まともに道を歩いたり会話できるよう、常日頃から傍らの「叩き役」に頭や目を叩いてもらって目を覚ますのだという。 一方で、地上のバルニバービ本土は荒廃し、国民にも生気がなくどこもかしこも荒れ果てている。それでいて首都ラピュータの搾取対象でしかないために、本土ではたびたび領主や農民等の反乱が起こるのだが、その都度ラピュータが投石などで反撃したり、農地への太陽や雨を遮って飢餓や病を罰として与えるために現状が好転することはないのだという。 なお、この国の名前は宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」のモデルにもなっている。そう言えば、ジブリ映画の方のラピュタも高度な科学技術を用いて地上を支配していたが、最終的には衰退してしまっていた。過ぎた科学、もとい力は滅亡への一歩ということを示しているのかもしれない。(山口敏太郎)
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社会 2019年09月08日 22時30分
元ミスコン準優勝の37歳“魔性の女”が恋人の大学生を殺害、異常な精神性に警察も困惑【背筋も凍る!女の事件簿】
綺麗な花にはトゲがある……そんな諺を思い出してしまうような事件であった。1967年(昭和42年)5月1日、千葉県千葉市のある住宅街の軒下に若い男性の死骸が発見された。死んでいたのは、千葉大学に在学中の23歳の男子大学生で、この男性の首には絞められたような箇所があり、また、青酸カリによる死斑が浮き出ていたことから、強い意志をもって殺害されたものと思われる。 容疑者として挙げられたのは、大学生の死体が発見された家に住んでいた37歳のYという女性であった。Yは彼の遺留品の一部を持っていた上、関係も親密であったことから、彼女が殺したことで間違いはないだろうとの判断だった。だが、捜査に当たっていた警察はYの行動に首をひねった。なぜなら、死体を発見し、「軒下に死体がある」と交番へ電話したのは他ならぬYだったのである。 Yは37歳であったが、誰しもが認める美人で、過去様々な男性と関係を持っていた。殺された大学生も彼女の数多くの交際相手の一人であったようだ。現に21歳の頃にはその美貌を買われ、ミスコンクールで「準ミス千葉」を受賞したほか、学業も優秀で通訳の仕事に就いていた。16歳も年下の大学生が心掴まれたのも無理はないだろう。 しかし、この女性の本当の恐ろしさは逮捕された後だった。彼女の供述は毎日のようにクルクルと変わり、刑事たちを困惑させたのだ。例えば、死体を発見した際、顔はしっかりと見ているはずなのに、恋人である大学生の死体を見て「知らない人です」と言い張ったり、遺留品である彼の定期券が見つかった際には「まあ、あの人だったのね。それはお気の毒に」と何も悪びれずに言い放ったのだ。その後も毎日のように言うことは変わり、刑事が矛盾点を突いてもその都度、息を吐くようにウソをつき続け、警察を困惑させたという。 最終的には、彼女は大学生に「心中しよう」と持ち掛け、青酸カリを飲ませたことがわかったのだが、何故心中しようとしかたについては、ついぞその本心はわからなかったという。「これが『魔性の女』というものか……」。担当にあたった刑事たちは思わずそう呟いたという。 なお、Yだが、一説によると彼女は重度の精神病質(サイコパス)ではなかったかとされており(良心が欠如している、平然と嘘をつく、口が達者など)、今でも犯罪マニアの間で語り継がれているという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年09月08日 22時00分
「だまし討ちだ!」就活“内定辞退率”を売った『リクルート』の大罪
「リクルートキャリアは、個人情報の取り扱いについて、人材エージェントの中でも特に厳しい会社として知られています。そんなトップランナーが、だまし討ちのような事業展開をしていたことに驚かされた」(全国紙記者) 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、就活生の個人データから“内定辞退の確率”を予測したデータを企業に販売していたことが問題になっている。 「リクナビは、今や就職活動を行う学生にとって誰もが登録する新卒採用のプラットフォームであり、年間約80万人の利用者がいます。同社は、それらをベースに“学生に十分な同意を得ず”に内定辞退の予測データを作成し、販売していたのです。今回の件は『個人情報を、目的以外のことに利用する場合は、あらかじめ本人の同意を得なければならない』という個人情報保護法のルールから完全に逸脱しています」(前述記者) 予測データを購入していた企業は38社に及び、その中にはトヨタ自動車、三菱電機、NTTグループなどの大手企業も名を連ねている。購入企業は「試験的に購入し、採用活動には一切、使用していない」などと苦しい説明に終始した。 情報関係に詳しい経済評論家は「今回の件で、日本で個人情報をビジネスとして活用することが難しくなった」と指摘する。 「世界的には、個人情報を加工した“匿名加工情報”を企業間で共有し、ビジネスで活用しています。しかし、日本では匿名化した情報でも、いまだに個人情報を扱うことにはアレルギーがあるんです」 実際、2013年にはJR東日本が「Suica」の乗降履歴データを日立製作所に販売しようとしたことが問題になった。 「JR東日本側は、個人を特定できないように“匿名化”していると説明したものの、最終的に販売することはできませんでした。今回の件で、ますます慎重になり、世界的な潮流から日本企業が取り残されてしまうことも懸念されます」 そもそも、リクナビは日本の就活生の大半が登録しているという、いわば就活市場の独占状態だった。就活市場で常に強い立場にいたこと自体が問題だったのではないか。
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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