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「天空の城ラピュタ」のモデル ガリヴァー旅行記に登場する学者たちの国「ラピュータ」

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画像はイメージです

 ジョナサン・スウィフトが医師レミュエル・ガリヴァーの手記という形式で上梓した文学作品が、有名な「ガリヴァー旅行記」だ。

 特に有名なものが小人たちの国を訪れる話だが、実はこの小人国の話はガリヴァー旅行記の中でも一部だけであり、実際には巨人の国や、空に浮かんだ学者達の国「ラピュータ」、魔法使いの国や馬人間の国など多くの国へ赴いている。他にも伝聞という形で不死の人間達が暮らす国の様子が描かれたりするなど、実に多くの異国と文化が登場するのだ。なお、ガリヴァーは日本にも訪れている。彼はアジアの島国を経由した後に日本にたどり着き、長崎からオランダの船に乗って故国のイギリスに帰るのだ。

 空に浮かんだ学者達の国「ラピュータ」は、日本の遙か東にある島国「バルニバービ」の首都かつ国王の住む宮廷であり、底部の巨大天然磁石の磁力によって磁鉄鋼の豊富な自国内の空を自在に移動できるという。ラピュータ人は皆純然たる科学者で、常に沈黙思考をしているため上の空であり、まともに道を歩いたり会話できるよう、常日頃から傍らの「叩き役」に頭や目を叩いてもらって目を覚ますのだという。

 一方で、地上のバルニバービ本土は荒廃し、国民にも生気がなくどこもかしこも荒れ果てている。それでいて首都ラピュータの搾取対象でしかないために、本土ではたびたび領主や農民等の反乱が起こるのだが、その都度ラピュータが投石などで反撃したり、農地への太陽や雨を遮って飢餓や病を罰として与えるために現状が好転することはないのだという。

 なお、この国の名前は宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」のモデルにもなっている。そう言えば、ジブリ映画の方のラピュタも高度な科学技術を用いて地上を支配していたが、最終的には衰退してしまっていた。過ぎた科学、もとい力は滅亡への一歩ということを示しているのかもしれない。

(山口敏太郎)

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