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社会 2019年11月15日 12時00分
多発する軽犯罪、マンショントラブル…「海外への移住」過酷な現実とは
去る10月29日放送のテレビ番組『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)にて、マレーシアへの移住が特集された。昨今も海外移住への関心は高いようだ。 番組では、20代の移住女性に密着。プール付きのコンドミニアム(高級マンション)に住みながら、月10万円も貯金できているという優雅な暮らしぶりを紹介していた。「日本人がマレーシア移住のために取得する就労ビザでは、最低給与条件が月収5000リンギット(約15万円)と決められています。マレーシアの物価は日本の3分の1ほどなので、日本で月収45万円もらっているのと同義です」(海外移住コンサルタント) 国税庁の「民間給与実態統計調査」(2018年)によると、給与所得者の平均月収は約36万円。憧れの海外移住に加えて高収入と考えれば、確かにマレーシア移住は魅力的に見える。 しかし、マレーシアの首都・クアラルンプールに移住した30代男性は「移住を後悔している」と嘆く。「マレーシアのマンションは、パッと見はきれいですが張りぼての作りで、雨漏りや水回りの故障が日常茶飯事です。しかも、修繕業者を呼んでもドタキャンは当たり前。治安も悪くないと聞いていましたが、スリや強盗などの軽犯罪は多いです。やはり日本の方が住みやすいと思います」 また、「物価は安い」といわれているが、落とし穴があるという。「マレーシアはイスラム教徒が多い国なので、酒税が高く、ビールやワインは日本と同等の値段です。また、現地食は安いですが、日本食や食材はそんなに変わりません。衣服も露天商で売っているようなTシャツは安いですが、すぐ襟はヨレヨレになりますし、色落ちも激しいので、結局、日本と同等の価格帯の製品を買わざるを得ません」(同) さらに人間関係のストレスも少なくない。元移住者の20代女性は語る。「日本人移住者のコミュニティーが出来上がっていて、ウワサ話はすぐ広まります。私は濃過ぎる人間関係に疲れました…」 移住は慎重に!
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芸能 2019年11月15日 12時00分
紅白、白組残り1枠は「出演交渉の可能性ある」 スピッツ、米津玄師など噂される歌手との進展は
第70回NHK紅白歌合戦の出場歌手が11月14日に発表された。同番組の制作統括を務める加藤英明氏は、41組の出場者の選考理由を「2019年の活躍」、「世論の支持」、「番組の企画・演出」と説明。サブスクリプションと呼ばれる定額配信サービスで支持を集めたOfficial髭男dismやKing Gnu、アニソン(アニメソング)の枠を超えて活躍するLiSA、若手俳優トップの菅田将暉など時代を映すアーティストが選出されたほか、「NHK2020応援ソングプロジェクト」の応援ソング「パプリカ」を歌う小中学生ユニット・Foorinら、ジャンルや年代を超えたバラエティあふれるラインナップとなった。 音楽業界をけん引する事務所・グループからは、ジャニーズ事務所所属のKis−My−Ft2がデビュー9年目にして初の紅白。LDHを代表して出場する7人組GENERATIONSはメンバーそれぞれがドラマや映画、バラエティなどで活躍した1年を締めくくるステージとなる。また、デビューシングル「キュン」がオリコンチャート1位を獲得した日向坂46が坂道シリーズの先輩・乃木坂46、欅坂46とともに出場するなど、世代交代を感じさせるフレッシュな顔ぶれが揃った。 過去20年で最少の41組という出場者数について、加藤氏は「現時点でのベスト」と断言。紅白と言えば、歌以外の企画も見どころだが、「タイミング次第でもあるので、残り1か月半であらゆる可能性を探りたい」と語るにとどまった。紅組の21組に対して白組は20組と1組少ないが、追加枠の可能性については、「今後の期待や盛り上がりによって出演交渉の可能性もある。最終的に何組になるかはご想像におまかせしたい」と含みを持たせた。 そうなると、気になるのは最終的なラインナップだが、2019年上半期の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)主題歌「優しいあの子」を手掛けたスピッツの初出場や、菅田将暉やFoorinに楽曲を提供し、自身もドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)のテーマ曲「馬と鹿」をヒットさせた米津玄師の2年連続出場、あるいは昨年のサザンオールスターズのように特別企画による大物アーティスト出演も期待される。 すべては制作サイドの交渉次第だが、視聴者の熱意があっと驚くようなサプライズを実現することも夢ではない。令和最初の紅白で、2020年東京オリンピックを「強く意識している」と加藤氏。「2019年最後の4時間を噛み締めて、日本中の皆さんが前向きになれるような去年を超える紅白を」と報道陣に語った。
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スポーツ 2019年11月15日 11時41分
プレミア12韓国戦、巨人・坂本がキーマンになる? 日本に立ちはだかる“因縁の監督”、11年前の屈辱は晴らせるか
プレミア12大会を戦う侍ジャパンは「メジャー仕様の守備位置」で、韓国戦(11月16日)に臨む。 「二塁手の菊池(涼介/広島)の出場がビミョ〜です。メジャーリーグ挑戦、最後の自己アピールの場として今大会に出場しているので、本人は出たいでしょうが。選手を預かる稲葉(篤紀)監督の立場からすれば、無理はさせられません」(スポーツ紙記者) スタメン出場が見送られたとしても、内野陣は“菊池シフト”を変えない。 菊池の守備位置が他の日本人二塁手よりも後方なのは、有名な話。外野の芝生付近まで下がれば、前後左右に広く動ける。守備範囲は広くなるが、一塁までの送球距離も長くなる。送球のスピードに自信がなければできないテクニックである。 「侍ジャパンで二遊間コンビを組む坂本(勇人/巨人)が、菊池に合わせ、シーズン中よりも後方に下がって守っています」(球界関係者) 「守備は菊池を中心に」の方針で臨んだのだろう。今大会中、一塁走者が出ると、ショートの坂本がセカンド・菊池の方を“チラ見”する場面も見受けられる。シーズン中よりも後方に守るのも、菊池との併殺プレーの呼吸を合わせるためだ。 その菊池が欠場したメキシコ戦(13日)、外崎修汰(西武)がスタメン・セカンドで出場したが、こちらもペナントレース中よりも「やや後方」に守っていた印象を受けた。NPB関係者がこう続ける。 「打球が強いですからね。侍ジャパンのバッテリーは低めへの変化球を勝負球にする配球で臨んでいるので、内野手のエラーは致命的な失点にもなりかねません。用心もあって、後方に守っています」 菊池のように後方に守るシフトは、メジャーリーグではごく普通のこと。日本人内野手はメジャーリーガーのような肩の強さがないため、「比較的、前方に守る」態勢になった。 「菊池がスタメンで出なくても、後方で守るシフトで韓国戦も臨みます」(前出・同) 菊池・坂本の二遊間コンビは、アイコンタクトで守備位置や、二塁送球のタイミングを確認していた。外崎、山田哲人(ヤクルト)、本来はショートを守る源田壮亮(西武)がセカンドに入った場合、アイコンタクトの回数は増える。菊池が韓国戦に出ない場合、ペナントレースと同じ「やや前方」の守備体系で臨んだほうが、失敗のリスクは少なくなると思うのだが…。 「韓国打線の要注意バッターは3番の李政厚(イ・ジョンフ)ですよ。今大会、絶好調です。元中日の李鐘範(イ・ジョンボン)のご子息です」(前出・球界関係者) 韓国を指揮する金卿文(キム・ギョンムン)監督は、北京五輪で日本に黒星を付け、チームを金メダルに導いた名将だ。予選リーグの試合で、星野仙一監督(当時)が左腕・岩瀬仁紀(中日)を投入し、逃げ切りに入ると、左バッターを代打に出し、日本ベンチを「何かあるのでは?」と幻惑させた。同監督の名前を聞き、当時の悪夢を思い出したスタッフも少なくないという。試合主導権を渡さないためにも、失策は防ぎたいところ。坂本が菊池の代わりに内野守備陣を牽引できるかどうかが、ポイントとなりそうだ。(スポーツライター・美山和也)
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社会 2019年11月15日 07時00分
ワキの甘い外務省…オーストリア日本大使館が“反日芸術展”を支援か
先ごろ物議を醸した、愛知県で開催された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画展「表現の不自由展・その後」を想起させる一件が、音楽の都・ウィーンで起きた。オーストリアの同市内にあるミュージアムで、11月下旬まで開催予定の「オーストリア・日本国交樹立150周年」を記念したイベントの一環として催されている、日本の現代芸術展『Japan Unlimited』(ジャパン・アンリミテッド)だ。 19人の芸術家(日本、イタリア、オーストリアの芸術家)が展示した作品群の中に、明らかに日本を中傷、誹謗する内容があるということで、同記念イベントを支援してきた駐オーストリアの日本大使館は、このほど同展の認定を取り消した。ちなみに2、3人の芸術家は「表現の不自由展」に出品した作者たちだ。 「この芸術展の紹介に当たって、『日本社会には本音と建前がある。この展示会では日本社会の本音を紹介する』との記述が見られました。安倍首相に似せた人物が、インターナショナル・アセンブリーで演説するところをおかしく描いた動画や、北海道共産党支部を訪問した作者が、そこで共産主義の未来、マルクスについてなどインタビューしている動画、東京電力の幹部が謝罪表明している動画など、明らかに安倍政権を批判し、反原発、反日といった左派イデオロギーに基づいた展示品がありました。『Hirohito,s New Clothes』というタイトルの作品では、昭和天皇らしき人物が軍艦の前で軍人と並んでいる写真も展示されています。偏見なく言えば、芸術展ではなく、出品者の個人的な左翼イデオロギーを表現したものという印象ですね」(ウィーン在日本人ジャーナリスト) これに対して展覧会の総責任者、イタリア人のマルセロ・ファラベゴリ氏は、「作品はあくまで日本社会の風刺が目的で反日ではない」と主張している。 また「内容についても展覧会が始まる前に日本大使館に通知していた」とした上で、「取り消しに驚き、残念に思っている」とコメントしている。 外務省の怠慢かワキの甘さか――。何はともあれ、後になって中止するくらいなら最初から支援表明などするべきではないだろう。
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スポーツ 2019年11月15日 06時30分
RIZIN堀口恭司が大怪我で、大晦日の朝倉海戦が中止に!
総合格闘技イベントRIZINは14日、『ベラトールジャパン』(12月28日)と『RIZIN.20』(12月31日)に関する会見を行った。大晦日の目玉カードとして堀口恭司対朝倉海のRIZINバンタム級タイトルマッチが予定されていたが、堀口が膝の怪我を負い欠場。カードは中止となった。 榊原信行CEOは会見で「堀口選手は練習中に違和感を覚えて急激な痛みに襲われ、病院に向かったところ上記の診断がされました。練習中の不注意ではなく、これまでのダメージの蓄積から、このような状態に陥ったのではないかと思われます」と報告。「我々がこの事態を知ったのは10月31日です。その後、診断書を取り寄せ、怪我の状況を専門家に確認させるなどして、最終的に試合ができないと判断を下したのは、今大会の(チケット)一斉発売日である11月3日とほぼ同じタイミングでした。堀口選手は11月7日に手術を受けました」と経緯を説明した。 8月の愛知・愛知県体育館大会で、堀口を68秒でKOした海との再戦には大きな注目が集まっていた。今年の大晦日の目玉カードだっただけに、このカードが流れてしまったのは残念だが、今は堀口が来年の復帰に向けて完治することを願うばかり。海の対戦相手は白紙だが、大会には出場するとのこと。今後の発表を見守りたい。 アメリカで治療中の堀口はコメントを発表した。全文はこちら。 申し訳ございません。膝をケガしてしまい、手術をしました。大晦日の RIZIN.20 には出られません。。。年末、楽しみにしてくださっていた方々の事を思うと、申し訳ない、と言う言葉だけでは収まらないし、表現のしようが無い、言葉が見つからない申し訳ない気持ちです。対戦相手の朝倉海選手に対しても、申し訳ない…。「本当に申し訳ない…」としか、言葉が見当たりません…。高校を卒業してから、プロとして約10年走り続けて来ました。もちろん無傷ではなかったのですが、何とかやって来られました。去年の終わりから今年に入ったくらいから少しずつ「おかしいな」と思う部分が出て来たり、春を過ぎた頃から本格的に身体の各所の痛みや違和感を感じていましたが「まー、大丈夫でしょ!気合で何とかなるでしょ!」と思っていました。甘かったです。10月後半より本格的に練習を再開したのですが、その蓄積に気付かず、先日の練習中についに、ギリギリ首の皮一枚つながっていた靭帯が悲鳴をあげました…。甘かったです… これを乗り越えないと、僕のテーマである「日本の格闘技を盛り上げる」と言う事は成し遂げられないと思います。今までやって来た事の延長線上にそれがあるのではなく、またゼロから作り直して行かないと、それは成し遂げられないと思っていますPRIDEを見て育ち、それに憧れて格闘技を始めた自分としては、日本の格闘技をそれと同じか、それ以上に盛り上げて行きたいと思っています。ようやく、手術後の体調も戻って来て、月曜日からフロリダの病院でリハビリを開始しました。新たな一歩を踏み出したところです。残念で残念で仕方なかったですが、今は決意を新たに前に進もうとしています。と言いながら、まだ一歩も歩けませんが…。また新たに、強くなった堀口恭司をお見せできるように、また、その強くなった新しい堀口恭司が日本の格闘技を盛り上げる事に貢献できるよう、精進してまいります。 押忍(どら増田)
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社会 2019年11月15日 06時00分
ゲートボールが殺人に発展、原因はスコップ【キレる高齢者の戦慄事件簿】
高齢者に絶大な人気があるスポーツ、ゲートボール。日本発祥で、身体能力をあまり必要としないことから、高齢者に親しまれている。公園などでプレーを楽しんでいる様子を見たことがあるだろう。 そんなゲートボールプレーヤーだが、人間関係は多種多様。中には、こじれてしまうことも。2017年、ゲートボールを舞台にした殺人事件が発生した。 事件が発生したのは、神奈川県伊勢原市の公園。ゲートボールを楽しんでいた82歳の男性に対し、79歳の男が突如襲いかかり、顔や胸などを暴行する。82歳の男性は殴られたはずみで転倒し、木の根元に頭を打ち救急搬送。一旦は回復し退院したものの、容態が急変し9日後に帰らぬ人となった。 ゲートボールを楽しんでいた高齢者に何があったのか。2人はグラウンド整備に使うスコップの管理場所についてトラブルになっており、犯行当日はスコップが見つからず激怒し、襲う際「俺のスコップを隠しただろう」と叫んでいたのだという。スコップを巡ってトラブルになり殺人にまで発展するとは驚きだ。 2018年、横浜地裁小田原支部で事件の裁判が行われ、裁判所は男に対し懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡される。この刑については「殺人犯なのに執行猶予は軽すぎるのではないか」「卑劣な犯罪なのにこんな処分で済むのか」など、疑問の声が多く上がった。 人間関係のトラブルは年齢に関係なく、高齢者であろうが子供であろうが発生するもの。その感情をコントロールするのが大人というものだが、制御できない人間もいる様子。それが発展し、殺意に変わってしまうことも稀ながら発生してしまう。 高齢者がゲートボールのグラウンド整備用のスコップを巡り殺人事件に発展したという衝撃の事件。加害者男の性格は不明だが、「キレやすい」と言われても致し方ない。
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社会 2019年11月15日 06時00分
安倍首相「改憲選挙」と「超長期政権」の野望
「安倍首相がレガシーづくりに懸ける意気込みは半端じゃないね。総理になってから、そればかりを考えているんじゃないか?」 首相と親交のある経済人は苦笑しながらこう話す。 安倍首相がレガシーを目指すのには理由がある。吉田茂のサンフランシスコ講和条約(1951年調印)、大叔父である佐藤栄作の沖縄返還(1972年)など、長期政権を担った歴代の首相は皆、歴史教科書に載るような大きな実績を残しているからだ。 安倍首相が目指すレガシーは3つあると言われる。(1)日本人拉致問題の解決と日朝国交正常化、(2)北方領土返還実現と日ロ平和条約の締結、(3)憲法改正だ。 だが、拉致問題は解決にほど遠く、もはや北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から全く相手にされていない。ロシアのプーチン大統領とは、ただ会談を重ねているだけで北方領土の返還は絶望的。そこで、改憲だけは何としてでも実現させようと、自民党内にハッパを掛けているのが現状だ。 どん底だった経済を再生させたとの指摘もあるだろう。 確かに、大胆な金融緩和と財政出動を柱としたアベノミクスで、日経平均株価は2万円超にまで回復。失業率、有効求人倍率といった経済指標を軒並み好転させた。 しかし、アベノミクスの「3本の矢」の技術革新は見事に不発。日本経済を牽引する新たな成長分野は一向に育たず、この5年で次々と巨大テック企業が現れた米国や中国とはあまりにも対照的な結果となった。 経済官庁の某幹部は「国内総生産(GDP)はいまや中国の3分の1で、5年後にはインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)の下になる。1人当たりのGDPは間もなく韓国に抜かれるだろう」と予測する。 詰まるところ、安倍首相は3つのレガシーが実現できないばかりか、日本再興も中途半端に終わり、日本を世界の周回遅れの国にしてしまった。これが、第2次政権が発足した2012年12月から7年近い歳月の総括だ。 外交に失敗した安倍政権だが、倒れることはなかった。野党が仲違いばかりして、国政選挙の度に共倒れしてきたからだ。この構図に大きな変化はなく、安倍首相はなお意気軒昂だ。それでは、残りの任期に何を目指すつもりなのか。 全国紙の首相官邸詰め記者が話す。「やはりレガシーを求めていくでしょう。中でも、7月の参院選で『論議の推進』を公約に掲げた憲法改正に全力投球するつもりです。自衛隊の存在明記を柱とする9条改正が本丸です」 安倍首相は改憲を進めるため、9月の人事で衆参両院の憲法審査会長にそれぞれ自民党の佐藤勉元国対委員長、林芳正元農相を充てるなど、体制を一新した。 佐藤氏は野党に知己が多く、林氏は温厚な実務派だ。首相は2人に野党と協調して議論を進めさせ、あわよくば次期通常国会に改憲原案を提出し、早ければ会期末までに初の改憲発議を行う日程を描いているという。★画策する「改憲大連立」 参院は改憲に協力的な日本維新の会を加えても、改憲勢力で3分の2の議席を4議席割り込んでいる。だが、首相はそこにも手を打っている。 先の記者によると、国民民主党の榛葉賀津也氏と羽田雄一郎氏、離党を表明した桜井充氏、参院埼玉補選で当選したばかりの上田清司氏の4人は「すでに改憲勢力にカウントされている」のだそうだ。 国民民主党には他にも改憲派が多くいる。実は参院選前後に、自民、公明両党と国民民主党の大連立政権を画策する動きがあった。かつて「政界仕掛け人」として名を馳せた亀井静香氏が中心となって動いていたのだ。 亀井氏が語ったところによると、「安倍首相も、国民民主党の玉木雄一郎代表もOKだったが、国民民主党内で賛同が得られず、野党で固まる方向に流されてしまった」という。 玉木氏がどこまで亀井氏の話を本気で聞いていたのかは不明だが、官邸ではその頃、国民民主党と日本維新の会を加えて「改憲連合」をつくる動きが浮上していた。 改憲に消極的とみられている大島理森衆院議長の交代を探る動きも表面化した。後任に挙がったのは、自民党の二階俊博幹事長と細田博之改憲推進本部長だ。今は静かになったが、自民党関係者は「天皇陛下の即位礼正殿の儀が終わり、大島氏に思い残すことはない。交代の可能性はまだある」と指摘する。 野党の切り崩しを進め、改憲に消極的とみられている大島議長交代も辞さない安倍首相。だが、首相が「公正で円満な改憲論議」を呼び掛けながらも、始まったばかりの臨時国会と次期通常国会で、野党が徹底抗戦を貫いた場合はどう出るつもりなのか。★中距離ミサイル首都圏配備 永田町では、その先にあるのは東京五輪・パラリンピック後の「改憲解散」だとの見方でほぼ一致する。 首相に近い関係者によると、首相は9月の内閣改造・自民党役員人事の際、菅義偉官房長官に「解散なら4選だ」との考えを伝えたという。衆院解散・総選挙に踏み切るのなら、自民党総裁選で連続4選を目指すという意味だ。 首相はまだ態度を決めていないとされるが、発言は自民党の一部にも流れ「首相は4選に意欲がある」と受け止められた。 衆院選で勝利すれば2021年9月までの総裁任期がさらに延長されるのは確実で、最長で’24年9月までの12年近くにわたる超長期政権となる。その間にいよいよ改憲発議と国民投票を行い、9条改正を実現させるという算段だ。 それでは、絶望的とされる日朝、日ロ問題はどうするつもりなのか。 実はいずれもがいま、大きな岐路に差し掛かっているのだという。 安全保障の専門家の間では、以前から言われている話ではあるが、日本は北朝鮮の完全非核化を断念し、北朝鮮の核ミサイルへの抑止力を得るため、近い将来、米国の中距離核ミサイルの傘に入る可能性があるというのだ。 この場合、日朝関係はさらに悪化し、拉致問題の解決と国交正常化は全く見通せなくなる。ロシアの強い反発も招くため、北方領土返還を見据えて日ロ間で進めてきた平和条約締結に向けた協議も、ほぼ白紙に戻るだろう。 日本への核配備などにわかに信じ難いが、全国紙政治部デスクによれば「極東地域の安全保障環境の大きな変化が背景にある」のだという。「トランプ米大統領が、ロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄を決め、8月に失効したのが始まりです。条約に縛られない中国に対抗するためで、トランプ政権は2年以内に、極東への中距離ミサイル配備を進めるつもりです。この煽りを安倍政権はまともに受けているのです」(同) 「中国封じ込め」が最大の課題となったトランプ大統領は、もはや北朝鮮への関心を失ったようだ。10月上旬にスウェーデンで米朝協議が開かれたが、米国は「検討不足の融和的な案を示した可能性が高い」(外務省幹部)という。 それは北朝鮮が、核開発拠点である寧辺の施設を廃棄すれば、制裁を部分解除する内容だとされる。他の場所でも核開発は行われているのに、寧辺だけで済ませれば、北朝鮮を事実上の核保有国として認めることにつながる。 先のデスクが続ける。「米国は、北朝鮮の核開発を現状で抑え込み、早く中国に立ち向かいたい。代わりに日本へは、中距離ミサイルの極東配備の流れの中で、抑止力を提供していくということなのでしょう」 配備の候補地としては米領グアムの他、米軍基地が集中する沖縄などが挙がっており、日米間の協議はすでに始まっているという。横田(東京)、横須賀(神奈川)など在日米軍の中枢機能がある首都圏も対象になるかもしれない。 配備されるのは核弾頭を乗せない通常型だとされるが、究極的には核配備の可能性は残るため、強い反対運動が起きるのは必至だ。しかし、北朝鮮が現実に核武装するなら、安倍首相は相当な覚悟でこの難局に臨む必要がある。 北朝鮮は自国の安全保障の観点から、在韓米軍の撤退や戦略兵器の撤収を強く求めてきたが、かえって軍備が増強されることになるため、トランプ政権への不信感を強めている。米国に従うだけの日本と対話する余地などない。★米中ロ対決姿勢で「新局面」 北朝鮮は9月、故金丸信氏の次男の金丸信吾氏による訪朝団や、日本医師会幹部らの一行を相次いで受け入れた。日本との関係は維持するつもりのようだが、「前提条件なしでの日朝首脳会談」は実現の見通しが全く立たない。 安倍首相が模索しているとされる、東京五輪に金正恩氏を招く案はほぼ消えたばかりか、北朝鮮が五輪をボイコットする懸念もあるのだという。8月の世界柔道選手権(東京)に北朝鮮は選手を派遣しなかった。 歴代最長政権となるいま、安倍首相は、誰もできなかった改憲に取り組む一方、極東で進む「今世紀最大の試練」(外務省幹部)に対処するため、衆院解散・総選挙で勝利し、総裁4選と任期延長に道筋をつける――。 このシナリオが首相の頭の中にあるのは間違いない。もちろん、この通りにならない可能性もある。4選を断念して東京五輪を「花道」に退陣するかもしれないし、解散を断行しても大敗する可能性だって十分にある。 そうなれば安倍首相の辞任は不可避で、改憲は夢で終わる。ただ、国際情勢の動きは急だ。 トランプ大統領は米中ロ3カ国の軍縮協議の呼び掛けもしているが、決裂し対決姿勢が強まる時、日本は新たな局面を迎える。 安倍首相は仲介役としての出番であり、対処できるのは自分だけだと強く思うだろう。そうした首相に、最長であと5年任せるのがいいのか、長すぎるからと交代を迫るのがいいのか、国民はよくよく考える必要がある。
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芸能 2019年11月14日 23時00分
たけし、現場でも評判ダウンか 元運転手からの訴訟はパートナーのせいだけじゃない?
7月までタレント・のビートたけしの運転手を務めていた石塚康介氏が、たけしのパートナーの女性のパワハラにより自律神経失調症を患ったとして、たけしの個人事務所「T.Nゴン」とパートナー・Aさんを相手に、1000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。 記事によると、石塚氏は2010年にたけしに弟子入りし、2011年6月から今年7月まで8年間にわたって運転手を務めていたという。 石塚さんはかなりたけしの信頼を得ていたようだが、たけしが13年にAさんと出会って親密な関係となり、2015年にT.Nゴンを設立すると、Aさんが仕事や金銭面に口出しするようになり、業務がスムーズに進まないように。 石塚氏は今年5月頃からAさんからパワハラを受けるようになり、休日も24時間体制で待機させられるなど理不尽なことが増加。精神的に追い詰められ、体調を崩して退社し、提訴に踏み切ったというのだ。 「マザコンのたけしは、まるで自分の母親のような存在のAさんの“指示”にしか従わなくなり、Aさんもその状況を崩さないようにと、自分の言葉しかたけしの耳に入れないようになってしまったそうです。そのため、企画を事務所に送ってもたけしに伝わるまで時間がかかるようになり、どんどんたけしの評判がダウンしているといいます」(テレビ局関係者) 石塚氏によると、ドラマで共演した際にキスシーンがあったことに、Aさんが激怒したため、たけしは女優・橋本マナミと共演NGなのだとか。 たけしは今年6月に長年連れ添った妻と離婚。Aさんは晴れて「愛人」の肩書から卒業できたが、ますますその暴君ぶりが加速してしまっているようだ。 「まだまだ稼ぎまくっているたけしだが、仕事がどんどん減ってピンチに追い込まれないと、Aさんだけを信頼した現状から抜け出せないだろう」(芸能記者) 訴訟の行方が注目される。
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芸能 2019年11月14日 22時45分
アニソンで絶大な人気のLiSAが紅白初出場! 坂道、ジャニーズ、EXILE TRIBEからもニューフェイス出揃う
「第70回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表記者会見が11月14日に同局で行われ、初出場のFoorin、Kis-My-Ft2、GENERATIONS、LiSA、日向坂46が意気込みを語った。 令和元年、70回目を迎える「紅白」には紅組21組、白組20組の合計41組のアーティストが出場。初出場の8組には2019年を代表する顔がそろった。デビュー9年目にして初の紅白のステージに立つKis−My−Ft2北山宏光は「20年前にジャニーズ事務所のオーディションでNHKに来て、12年前にグループ名が決まったのがNHK」と感慨深げな様子。「感謝の思いを込めてワンチームで頑張りたい」と挨拶した。「メンバーのうち、ラグビーのリーチ・マイケル選手にあたるのは誰か?」という記者の質問に、同選手と同い年の宮田俊哉が“立候補”するなど終始和やかな雰囲気で進行した。 アニメ『鬼滅の刃』、『ソードアート・オンライン』主題歌で知られるLiSAは「ステージを通してLiSAらしいライブをお届けしたいと思います」と笑顔で挨拶。EXILE TRIBEを代表しての出場となったGENERATIONSの白濱亜嵐は「この7人でやってきて本当に良かった」とコメント。メンバーが用意した特製のTシャツを着て紅白出場の喜びを表現した。 同局のNHK2020応援ソングプロジェクト「パプリカ」を歌う小中学生ユニットFoorinは英語版の同曲を歌う“team E”とともに出場。パプリカポーズで多国籍ユニットならではの魅力を元気にアピールした。同じ坂道シリーズの乃木坂46、欅坂46とともに出場する日向坂46の佐々木久美は、「先輩方と同じステージに立てるのはすごく光栄でうれしいこと。フレッシュさをアピールしたい」と決意を新たにしていた。 2019年に音楽配信サービスを中心に人気が爆発した島根出身のOfficial髭男dismボーカルの藤原聡は、「上京するとき『紅白に出られたらいいね』と言っていた。大きな目標だった紅白に出られてうれしい気持ちでいっぱい。良い音楽をまずはしっかりと伝えていきたい」と気持ちを切り替えていた。また、Foorinと日向坂46が抱負を語ったほか、同じく初出場の4人組ロックバンドKing Gnuからメッセージが、この日舞台出演のため欠席した菅田将暉からはビデオメッセージが寄せられた。第70回紅白歌合戦 出場歌手(カッコ内は出場回数)【紅組】aiko(14)いきものがかり(11)石川さゆり(42)AKB48(12)丘みどり(3)欅坂46(4)坂本冬美(31)椎名林檎(7)島津亜矢(6)Superfly(4)天童よしみ(24)TWICE(3)乃木坂46(5)Perfume(12)日向坂46(初)Foorin(初)松田聖子(23)MISIA(4)水森かおり(17)LiSA(初)Little Glee Monster(3)【白組】嵐(11)五木ひろし(49)Official髭男dism(初)関ジャニ∞(8)Kis-My−Ft2(初)King & Prince(2)King Gnu(初)郷ひろみ(32)GENERATIONS(初)純烈(2)菅田将暉(初)DA PUMP(7)氷川きよし(20)福山雅治(12)Hey! Say! JUMP(3)星野源(5)三浦大知(3)三山ひろし(5)山内惠介(5)ゆず(10)
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スポーツ 2019年11月14日 22時30分
オリックス育成D6位、大下誠一郎と仮契約!フルスイングが持ち味
オリックスは14日、育成ドラフト6位の外野手、大下誠一郎選手(白鴎大)と栃木県小山市の白鴎大学で仮契約を締結した。背番号は「006」。 大下は白鴎大足利高2年で迎えた春のセンバツで1試合4二塁打の新記録を樹立。大学でも1年春から指名打者でスタメン入り。2年からは4番サードを任され、主将も務めた。フルスイングの豪快な打撃と安定したバッティングでチームをけん引している。今年のオリックスは育成ドラフトで8選手も指名しており、大下にも期待が高まる。 牧田勝吾スカウトは「フルスイングが持ち味の右の強打者。常に全力プレーでチームをけん引するなどリーダーシップもあり、将来的にはチームの中心選手としての活躍が期待される選手」とやはり大下の魅力であるフルスイングを高く評価した。 大下は「一日でも早く支配下選手になってやろうという気持ちでいっぱいです。自分の持ち味は勝負強さだと思っていますし、そういったところも含めて、2月1日のキャンプインからどんどんアピールしていきたいと思います。将来的には球団を代表するような選手になって4番を打てるように頑張ります!」と語り、育成出身の主砲を目指す構えを見せた。(どら増田)
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