トレンド
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トレンド 2011年01月17日 16時00分
エロチカ・バンブー嬢より届いた、バーレスク案内状!
今回のテーマは「祝!バーレスクの女王Gypsy Rose Lee 生誕100年&追悼高峰秀子さんカルメン故郷に帰る」 ハリウッド映画「バーレスク」のヒットで日本でも「バーレスク」が流行のきざし。ジャパニーズバーレスクの第一人者、エロチカ・バンブー嬢が、2011年初っぱなのバーレスクショー「東京 ティーズ!」を開催する。 今回のタイトルは、「祝!バーレスクの女王Gypsy Rose Lee 生誕100年&追悼高峰秀子さんカルメン故郷に帰る」 “冷たい北風や、意地悪な底冷えは東京ティーズが吹き飛ばしちゃうわ!”とばかりに意気込むバンブー嬢に抱負を聞くと、 「映画バーレスクによって、少しだけ世の中にバーレスクという言葉だけは広まったように思います。しかし映画ではバーレスクについては殆ど描かれていなかったのが残念! 今年こそ、日本のサブカルチャーの世界にバーレスクを広めたい」 さてバーレスクの女王、ジプシー ローズ リーとは、焦らしながら衣装を一つ一つ脱いでゆくというバーレスクの基礎を作り上げた功労者。コルセットをバーレスクに持ち込んだのも彼女が最初だといわれる。 実は今年の1月8日が生誕100周年にあたり、世界各都市で“生誕を祝福するイベント”開かれたという。ラスベガスのバーレスクの殿堂『Burlesque Hall of Fame』より、“日本でもお祝いのイベントを〜”という嬉しい誘いが届けられた。 バンブー嬢にはもう1人、気になる人物がいた。昨年12月28日に逝去した女優の高峰秀子さんだった。 日本のバーレスクの夜明け、映画「カルメン故郷に帰る」でカルメン、可愛らしいお色気のバーレスクダンサーを演じられた高峰秀子さんを追悼するイベントも兼ね、「東京ティーズ」を開催される。日時:1月21日(金)場所:トランプルーム 東京都渋谷区神南1-12-14 星ビル5階http://ggyao.usen.com/0004001007/オープン:8pmショータイム:9pm・11pmエントランスフィー:3000円<出演バーレスクダンサー>エロチカ バンブーキャバレッタメリー 砂山アクア ドルチェ(ニューフェイス)マリアンヌ (From カナダ)GOGO ライスケーキチックスDJ バンビ Mr.Death VJ ZOEMC マダム レジーヌ
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トレンド 2011年01月17日 14時00分
セガ「戦国カンファレンス」presented by 戦国大戦&「戦国大戦」体験会レポート
1月16日(日)、秋葉原UDXにて、セガ「戦国カンファレンス」presented by 戦国大戦&「戦国大戦」体験会が開催された。 株式会社セガが運営するリアルタイムカード大戦ゲームの体験会と、戦国コンテンツを通じて実際に地方活性化の活動に取り組んでいる方々の事例の紹介や検証を通じ「戦国ブームの今とこれから」について語り合うといった主旨のイベント。会場には歴史関係のブログをもつ歴史ブロガーや歴史愛好家などが集まった。 『戦国大戦 1560尾張の風雲児』はゲームセンターに設置された専用の対戦台を使い、専用のカードを盤面に置きカード情報と位置情報を読み取らせ、カードを手で操作しながら敵軍と対戦するアーケードオンライン対戦型トレーディングカードゲームだ。すでに同社では2005年から『三国志大戦』を稼働させており、この『戦国大戦 1560尾張の風雲児』は『三国志大戦シリーズ』を継承したリアルタイムカード対戦ゲームの完全新作となる。 ゲームそのものの面白さもさることながら、新進気鋭のイラストレーター著名漫画家が描き下ろした武将イラストの描かれたカードのコレクション性も高い。 『戦国大戦』体験会では織田家、今川家、上杉家、武田家からシナリオを選択し、実際にカードを動かしながら対戦を行った。新しく搭載された「タッチアクション」で鉄砲隊に射撃を行わせたりと、より直感的なアクションで大軍を動かす事ができ、まさに采配を振る戦国武将の気分が味わえる。 ゲームが終わるとカードパックが払い出される。カードの中身は開けてからのお楽しみだ。多くの対戦をこなせば多くのカードが手に入り、カードを集める事でオリジナルのデッキを作成することができ、また多くの対戦を行う事が可能になる。 ゲーム画面では読み込んだカードの情報から対戦シーンがCGでリアルに再現される。迫力の戦闘シーンは戦国ファンだけでなくゲームファンも楽しめそうだ。 今後も新しいシナリオが追加され、まだカード化されていない人気武将が続々と登場しそうだ。 戦国カンファレンスでは、オーガナイズと進行にレキシズルバーを主宰するスナフ氏、プレゼンターに江・浅井三姉妹博覧会事務局次長の北川賀寿男氏、戦国魂プロジェクト主宰の鈴木智博氏、信州上田観光大使の早川知佐さん、高知県観光特使の林太一氏、そしてスペシャルゲストに歴者(れきもの)アーティストであり歴ドルとしても活動中の小栗さくらさんが登場。各人が行っている日本各地の取り組みと今後の展望について語った。 信州上田観光大使の早川知佐さんは、「真田幸村を大河ドラマにする活動を通じ、真田幸村から地方共同体を創造したい。戦国時代は地方が盛り上がっていた。だから戦国時代の盛り上がりを今一度現代にも蘇らせたい」と語った。また、高知県観光特使の林太一氏は、「龍馬一色だった高知県で、原点に戻り戦国武将の長宗我部元親を盛り上げようという試みをしている。今はまだスタートライン。地元の人と全国の人を長宗我部元親で繋げていきたい。お祭りを開催することで注目を集め、最終的には城郭復元と大河ドラマ化を目指している」と語った。 戦国魂プロジェクト主宰の鈴木智博氏の試みは実にユニークだ。「安土・信長club」という謎めいた秘密結社を結成し、信長の“ドS”な雰囲気を活かしたまちづくりをしようとしている。 信長を模したロボナガ公というキャラクター(信長本来の雰囲気を踏襲してあまりゆるくないゆるキャラに仕上がっている)をデザインしたり、旧安土町出身の歴ドル・織田かずささんとともに安土のPRを進めている。『戦国大戦』風のロボナガ公カードのデザインも披露し、会場を盛り上げた。 浅井三姉妹博覧会事務局次長・北川賀寿男氏は「“戦国野外博物館”という概念でプロジェクトを進めている。今まで長浜は2度大河ドラマの舞台となったが、大河ドラマ放映終了とともに人がこなくなるジレンマに陥った。今年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で3回目の大河ドラマ誘致となったが、今回は“戦国野外博物館”というテーマを打ち出し、浅井三姉妹および関連武将ゆかりの史跡に足を運んでいただくことで次の年につなげていきたいと思っている。戦国時代の人々と時間は共有できないが、空間を共有できる。だからその地域に行く。それが大事なのです」と語った。 北川氏は4度目の大河ドラマ誘致案として石田三成を推している。真田幸村に長宗我部元親に石田三成、大河ドラマ誘致も戦国時合に突入したようだ。 歴者(れきもの)アーティスト・歴ドルの小栗さくらさんは、「どの試みにも興味があります。歴史を知るには、現場に行くことが大事」と締めくくった。 『戦国大戦 1560尾張の風雲児』は楽しみながら歴史を知る事ができる。今後、“歴史コンテンツの窓口”として歴史ブームを牽引していくだろう。歴史に興味のある方は是非ゲームセンターに足を運んでみてほしい。『戦国大戦 1560尾張の風雲児]公式サイトhttp://www.sengoku-taisen.com/(歴女ライター みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2011年01月17日 13時30分
金山一彦・芳本美代子夫婦が演劇ユニットを組んで初舞台
1月9日より、東京・中野のテアトルBONBONにて、金山一彦・芳本美代子夫婦が共演する『軋み』が上演され、話題を呼んでいる。 『シャコタン☆ブギ(中原俊監督 1987年)』、『稲村ジェーン(桑田佳祐監督 1990年)』などに出演した人気俳優の金山一彦さんと、元人気アイドルで、現在もタレント・女優として活躍する芳本美代子さんは1996年に結婚、今作品が夫婦で演劇ユニットを組んでの初の舞台となる。 「演劇ユニット『8・8・8』を妻の芳本と2人で立ち上げました。今回の『軋み』が旗揚げ公演になります。兎に角面白い芝居です」金山一彦さんは自信をのぞかせる。 『軋み』は都内の小劇場等で人気の劇団「ブラジル」が2008年12月に上演した同名舞台のリメイクで、今公演もそのブラジル主宰のブラジリー・アン・山田さんが脚本を手がける。演出は『問題のない私たち(沢尻エリカ出演 2004年)』『女の子ものがたり(深津絵里出演 2009年)』など映画作品の演出をはじめ、自身も劇団「STRAYDOG」を率いて、舞台演出を行う、森岡 利行さんが担当。 ストーリーは、夫と不倫関係にあったアシスタントを殺害してしまった人気女性漫画家の話だ。 「まさに本当の夫婦による夫婦のリアル愛憎ドラマ。仕事に生きる人々のリアルな感情も描かれ、笑えて泣ける作品に仕上がってます(ブラジリー・アン・山田)」 キャストには他に吉本興業の平田敦子さんの名前もある。こちらもただならぬ存在感を持った女優さんで、注目とのことだった。 「結婚して15年。初の夫婦共演になりました。中々、夫婦になると共演する機会がないので、ならば、自分達で! ということでこの度ユニット『8.8.8』を発足しました。役者同士で夫婦役と闘っています(芳本美代子さん)」 愛に不器用な全ての人達にみてもらいたい、『軋み』はテアトルBONBONにて23日まで上演される。『軋み』制作:(株)Infinite(インフィニット)企画:8・8・8作/ブラジリィー・アン・山田演出/森岡利行【日時】2011年1月9日(日)〜23日(日)【劇場】テアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8)【チケット】当日 4,500円 全席指定【出演】金山一彦/芳本美代子/平田敦子/NARU/齊藤来未子/中村哲人/木村慎一/原田麻由公演詳細http://infinite-88.com/schedule/(写真家「東京人物画」名鹿祥史)
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トレンド 2011年01月17日 12時00分
ご当地グルメ キャベまん
嬬恋村(つまごいむら)は、群馬県西北部に位置する高原の村。村名の由来にちなんだイベント「キャベツ畑の中心で、妻に愛をさけぶ」(愛称:キャベチュー)らで、全国から多くの人々を迎えているといわれています。 その嬬恋村から、ご当地グルメ「きゃべつまんじゅう・キャベまん」が、東京都千代田区にやってきました。これは、2011年1月14日から16日まで開催された「第10回神田小川町雪だるまフェア」でのイベントの一つ。千代田区と嬬恋村は姉妹都市であり、千代田区内を会場とする「雪だるまフェア」のために、嬬恋村から、70トンを超える雪が運び込まれました。 「キャベまん」は、名前の通り、嬬恋村のキャベツでつくられたおまんじゅう。嬬恋村では、宿泊施設などで販売され、人々の舌を魅了しています。 「雪だるまフェア」会場では、「キャベまん」のほかにも、お好み焼きのようにつくられる「キャベツ焼き」、嬬恋村の清流で育った「岩魚の塩焼」、「嬬恋高原牛乳」などの嬬恋グルメが販売されました。なかには、「村の主婦達の手造り・キャベツカステラ」もありました。防腐剤などを一切使用していないカステラは、常時販売はされていませんが、「雪だるまフェア」のために特別にやってきました。 また、標高1,600メートルの「群馬県・上信越高原国立公園」『鹿沢(かざわ)温泉郷』の源泉からやってきた「鹿沢温泉足湯」につかることができる特設湯船も設置され、千代田区の子どもたちの体を暖めていました。 嬬恋村には、かつて、不思議な生き物が生息していたといわれています。 嬬恋村に伝わる『嬬キャベちゃんの昔話』によると、「ある日、どこからともなく緑色の丸顔に手足がついた生き物がやってきて、『ボクらが嬬恋村のキャベツを日本全国で宣伝するよ』と」自ら申し出て、村人たちによって、「宣伝部長」に任命されたそうです。 現在では、「嬬キャベちゃん」の愛称で親しまれる「嬬恋村キャベツキャラクター」が、全国で活躍しています。(竹内みちまろ)
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トレンド 2011年01月17日 11時45分
世界一のSEXYパニオンの祭典! 東京オートサロン
1月14日、千葉市・幕張メッセにて開幕した東京オートサロン。早いもので今回で29回。自動車不況と呼ばれる現状がウソのような盛況だった。 それもそのはず、イベントを彩るコンパニオンとレースクイーンが今年は数・質ともにレベルアップしたのだから、客足が伸びるのは当然か。オートサロンは世界最大の改造車の祭典なのだが、一部では世界最大のセクシーコンパニオンの祭典ともいわれているのだ。 何といっても露出が凄い。特にアイワのブースで行われるコンパニオン撮影タイムは、Tバック姿の美女たちが登場し、挑発ポーズで楽しませてくれる。これだけを楽しみに来ているマニアもいるほどだ。 もちろん、他のブースにおいても美女たちが勢ぞろい。特に今回はアニメや漫画のキャラクターを車体全面に塗装した「痛車」のブームを受けて、アキバ系コスプレギャルが数多く見られた。 また、14日のオートサロンイベント会場にて行われた日本レースクイーン大賞は、美波千夏が受賞。「普段は男っぽい私なんですが…」と涙ながらに喜びに浸っていた。
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トレンド 2011年01月15日 16時30分
トレンディ大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』開始
NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』が、1月9日から放送開始された。合戦シーンも充実する戦国時代劇ながら、トレンディドラマの雰囲気を醸し出していた。 大河ドラマ50作目という記念すべき『江』は、戦国時代から江戸時代初期という時代劇としてメジャーな時代を扱う。主人公は江戸幕府二代将軍・徳川秀忠御台所の江(小督、江与、崇源院)であり、大河ドラマ視聴者層には著名人である。 しかし、江は知名度こそ高いものの、嫡男・家光を疎み、二男・忠長を偏愛したという程度しか知られていない。特に前半生を知る人は少ない。この点で2008年の大河ドラマ『篤姫』と類似する。『篤姫』も幕末というメジャーな時代を舞台とし、主人公の天璋院篤姫も知名度は高いものの、その人生が知れ渡っているとは言えない。 『篤姫』は「女の道は一本道」をキーワードに、フィクションも交えながらも、ホームドラマ風に描いた。それが特に女性の共感を呼び、幕末物は視聴率が伸びないというジンクスを見事に裏切る高視聴率を記録した。その『篤姫』の脚本家・田渕久美子が『江』の脚本も担当する。 第1話「湖国の姫」は、冒頭で成長した江(上野樹里)ら浅井三姉妹が登場したものの、江の生母・市(鈴木保奈美)が浅井長政(時任三郎)に嫁ぎ、江が誕生するまでが中心である。織田信長らを主人公とした大河ドラマならば数か月で進める展開を1話でまとめており、ハイテンポで進行したが、ドラマの雰囲気は表れていた。 それは時代劇であっても、登場人物が現代人に近い心情で話していることである。市は織田信長(豊川悦司)の天下布武に協力するために長政と政略結婚する。しかし、それは家のためというような封建的価値観からではなく、兄への愛のためであった。それを木下藤吉郎の妻おね(大竹しのぶ)に語らせている。しかし、嫁いだ後は長政の人柄に惹かれ、長政への愛を優先する。『篤姫』がホームドラマ風ならば、『江』はトレンディドラマ風である。 そのために従来の時代劇で繰り返し描かれてきた逸話も、テーマにそぐわなければバッサリと切り捨てている。たとえば市が金ヶ崎の戦いで袋の両端を縛った小豆袋を信長に送って浅井の裏切りを伝えた逸話や、万福丸の殺害、ドクロの杯などである。この点は歴史ファンから不満が出るかもしれないが、小豆袋については逸話を前提として大胆に再構成されており、物語として楽しめる。 『江』の公式ウェブサイトでは第2話「父の敵」の見どころとして、「織田信長に仕えるイイ男たちが登場! その名も、森蘭丸・坊丸・力丸。カッコイイ森兄弟を前にした初も、その美しさにメロメロ?!」と紹介する。戦国時代劇らしからぬドラマに注目したい。(林田力)
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トレンド 2011年01月15日 15時00分
童謡「ウサギと亀」は残念な話
イソップの童話に「ウサギと亀」のお話しがありますよね。一般的なイメージとして「亀はいいヤツで、ウサギはロクデナシ」ということになっています。 そして、亀のように歩みのノロい者でも、努力し続けることによって、やがてウサギのような才能のある相手にでも勝てるという教育的な話しとして語られています。 でも童謡の「ウサギと亀」の歌詞を読む限りでは、そんなにいいお話とは思えないのですよ。ちょっとこの歌詞を読み直してみましょう。 【♪もしもし 亀よ 亀さんよ世界のうちに お前ほど 歩みの のろい ものはないどうして そんなに のろいのか】 さて、まずここまでですが、この歌詞を読む限り、確かにウサギはロクなもんじゃないという印象を受けます。 なんといっても、いきなり相手の亀をバカにする言葉から、この歌ははじまっているのです。 【♪なんと おっしゃる うさぎさんそんなら お前と かけくらべ むこうの 小山の ふもとまでどちらが 先に かけつくか】 この歌詞によると、先に競争を挑んだのは、なんと【亀】であるということです。 そしてこの亀、負けずギライです。 しかし、この亀の間違いは、自分の得意分野での勝負を挑まなかったところでしょう。 例えば、この亀がもう少し利口なら 「そうなんだ。でもボクは水の中なら早いんだよ」 とか 「ボクは足が遅いけど、頑丈な甲羅があるのさ」 と、自分の良さをアピールすればよかったのです。 しかし、亀はそうせず、自分の不利なレースにのぞみます。 当然、ウサギは亀を引き離し、ダントツトップのまま走ります。こんなことは、勝負を仕掛けた亀だってわかっていたことのはず。 しかしウサギは慢心のせいか、次のような行動にでます。 【♪どんなに 亀が 急いでもどうせ 晩まで かかるだろう ここらで ちょっと 一眠りグーグーグーグー グーグーグー】 と、勝負の途中でウサギは眠ってしまうのです。それにしてもすごい眠りっぷりです。 亀の挑発的なレースの挑戦といい、圧倒的有利なウサギの眠りっぷりといい、もしかしたら亀はウサギに一服盛ったのかと疑いたくなるほどです。 そもそも、わたしが亀に悪意を感じるのは、亀は眠っているウサギを追い抜いているのです。話しの流れから、このレースは長距離走と考えられますが、亀は「グーグーグーグー グーグーグー」と、轟音をたてて眠っている横をすり抜けていったはずなのです。 おそらく遅い足を抜き足差し足して、起こさないように…、そ〜っと、そ〜っと…。 なぜ亀は、ウサギが眠っているとわかったんでしょうか? 普通、スポーツの最中に選手がイビキをかきながら眠ってしまっていたら、脳卒中など脳の血管が切れるなどの病気を疑うのは当然のことです。 しかし亀はそれをしなかった。 あるいはスポーツマンシップをもっているのなら、起こしてあげて正々堂々と勝負するのではないでしょうか? 少なくとも、この童話・童謡を教育的な話として子どもに聞かせたいならば、ウサギを起こしてあげるべきかも知れません。 しかし、子どもたちに「勝負の世界は非情なのだ」「相手を出し抜け! 隙を見せた相手が悪いんだ!」ということを教えるには、良い童話・童謡であるのかも知れません。 では歌詞の最後の言葉をご紹介しましょう。 相手が眠ってしまったことで、常識を覆す勝利をした亀はウサギにいいます。 【♪あんまり 遅い うさぎさんさっきの 自慢は どうしたの?】 もの凄い亀の勝ち誇りっぷりです。 思いっきり相手を馬鹿にしまくってます。 わたしはこの亀のようなヤツとは、絶対に友達になりたくないなあ。 いい話と思っていた「ウサギと亀」も歌詞から読み解くと、ちょっと残念な話だったりしますね。(笑)(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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トレンド 2011年01月15日 14時30分
日本人はアメリカ人の怪獣観を誤解している!?
世界中で愛されている日本映画界最大のキャラクターである『ゴジラ』。 『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督による「GODZILLA/ゴジラ」(1998年)に続き、2度目のハリウッド版の製作が決定していましたが、監督には新鋭ギャレス・エドワーズ監督が大抜擢されたことが先日発表されました。 日本産のゴジラ映画は、2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』を最後に製作されていませんし、ハリウッドでのゴジラ復活を喜ぶ声も多いかと思いきや、「ゴジラ復活かと思ったらハリウッドかよ」「またトカゲの化け物が暴れまわるような映画になっちゃうんじゃないの?」「早く日本産のゴジラが見たい」といったような冷めた意見もとても多いようです。 確かに前作のハリウッド版ゴジラは多くのファンから不評でありましたし、その後もハリウッドで実写映画化された『ドラゴンボール』の圧倒的不評などもあって、かつてはハリウッドでリメイクなんて話は非常に素晴らしいこととして受け止める人も多くいたのですが、今では「どうせならハリウッドじゃなくて日本で作ってほしい」なんて声の方がむしろ多いような状況になってしまいました(実写版『ヤッターマン』や『ゲゲゲの鬼太郎』などを見ると、確かに実写版ドラゴンボールも日本で作った方が面白いものになったんじゃないかとは私も思ってしまいますが)。 しかしながら、前作が駄目だったからといって、ハリウッド版ゴジラ2も駄目に違いないと決めつけてしまうのは勿体ないようにも思います。 おそらく前回のハリウッド版ゴジラによって、多くの日本人はアメリカ人の持つ怪獣観というものを誤解してしまったのではないでしょうか。 そもそも前回の監督であるローランド・エメリッヒはアメリカ人ではなくドイツ人ですし、前回のゴジラを見て「これはゴジラじゃない!」と言っていたのは日本人だけではないのです。アメリカでも、オリジナルのゴジラとのあまりの違いに否定的な声は非常に多かったそうです。 考えてみれば当然のことですが、アメリカでも日本で作られた我々もよく知る姿のゴジラが大人気だったからこそ、ハリウッドでリメイクもされることになったのです。アメリカ人の考えるゴジラ=トカゲの化け物なんてことはまったくないのです。 また、そんなエメリッヒの作ったゴジラにしても誤解されている部分はあって、たとえばハリウッドのゴジラは日本と違ってフルCGだと思われている方も多いですが、もちろんCGも多く使われていますが、ハリウッド版ゴジラも着ぐるみを使って撮影しているシーンはいくつもありました。 最後に。私はハリウッド版ゴジラも結構楽しめた人間ですが、それでもどうしても嫌だった部分はあります。 それは、ゴジラが人類(アメリカ軍)の手によってあっさりと倒されて死んでしまうというラストでした。 ゴジラは人間にとって圧倒的な存在であってほしいと願っていたファンは、人類にあっさりと撃退されてしまうゴジラの最期にショックを受けました。このことで、アメリカは自国の通常兵器が通じないような怪物を表現することはできないのだろう。−−と考えるようになった人もいるようですが、そんなことはありません。 アメリカでも日本の怪獣のように、通常兵器ではどうしようもない圧倒的な怪物が暴れ回る作品は作られています。有名なところでは、2008年に公開された『クローバーフィールド』に登場した怪獣などがそうですね。 来年公開予定のハリウッド版ゴジラ2がどのような作品になるのかはまだ判りませんが、ハリウッドというだけでガッカリしちゃうなんてもったいないとは思いませんか? ゴジラファン、怪獣映画ファンの皆様はぜひ、久々に見られる新しいゴジラ映画の公開をどきどきしながら待ちましょう! そしてハリウッド版ゴジラを盛り上げて、その勢いで日本のゴジラも復活してくれたら言うことなしではありませんか。(「作家・歩く雑誌・一番好きなゴジラ映画はゴジラvsビオランテ」中沢健 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2011年01月15日 13時30分
連載ラノベ 夢ごこち(12)
台所には、新しい冷蔵庫の他にも、簡易式の食器棚が増えていた。 土間からあがり、居間へ入ると、伯母さんはエプロンを外していた。 伯母さんは、やっぱり、胸が大きい。赤ちゃんだったころの健太君は、その大きな伯母さんの胸を、夢中で吸っていた。 伯母さんの胸は、健太君が吸いつくと、健太君の顔を覆ったまま押し上げられた。伯母さんの胸のつけ根が絞られ、皮膚が寄って小刻みなしわができていた。たわんだふくらみに青い血管が走っていた。 赤ちゃんだった健太君は、ピンク色の唇の周りも、ほっぺたも、つばでびちょびちょにしながら、伯母さんの胸を、夢中で吸っていた。 健太君は、今でも、伯母さんの胸を吸っているのかな。 もう、そんな年じゃないか。 伯母さんが聞いてくれた。 「美雪は、元気にしてる」 「はい」 「そうか。高校生活はどうだ」 私の高校生活は、どうなのだろう。吉原君が「いつも、つまらなそうにしてる」とつぶやいた時の表情が思い浮かんだ。 それから、初めてしてくれたキスも。 すぐに終わっちゃったけど、ちゃんと、上下の唇で、私の唇を覆ってくれた。あったかくて、吉原君の吐く息が鼻にかかった。 あと、一瞬だけ、濃いにおいがした。あれが、男の子の、におい。 伯母さんが、声をかけてきた。 「楽しそうだね」 えっ、どうして。なんで、わかるんだろう。 「どうしたんですか」 伯母さんが、笑いながら答えた。 「今、楽しそうな顔、してたよ」 そうなんだ、私、そんな楽しそうな顔をしてたんだ。 「はい、楽しくやってます」 男の子と、もっと、たくさんキスしたら、男の子のにおいをかぎながら、伯母さんの胸を吸っていたときの健太君みたいに、私の唇は、ほっぺたも、つばだらけになっちゃうのかな。 伯母さんが、また、うれしそうな顔をした。 「ほんと、楽しそうね」 伯母さんは、いつも、私のことを心配してくれる。 伯母さんが、声をかけてくれた。 「あと、お風呂は、健太は、土間でたらいにお湯を入れて、行水だけでもいんだけど…」 伯母さんが、続けて、聞いてくれた。 「美雪はどうする」(つづく/文・竹内みちまろ/イラスト・ezu.&夜野青)
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トレンド 2011年01月15日 12時30分
ニューヨークレポート 酒は「クール」で「非日常」
松の内も過ぎれば日本は正月モードからすっかり平常モードに切り替わるが、ニューヨークでは正月という概念がなく、ニューイヤーのカウントダウンが終わるともう普通の日々に戻り、全く風情がない。 ニューヨークではよく年末のカウントダウンをシャンパンで祝うが特にニューイヤーにお屠蘇や日本酒を飲む風習はない。その代わり、日本酒ブームのおかげで1年を通じてよく飲まれている。 寿司を中心とする和食ブームには当然日本酒が合うという事で、和食ブームに少し遅れてブームに火が付いた「サケ」。 日本酒用のリカー・ライセンスが取りやすい事もあって今では日本には見られない「サケ・バー」なる日本酒専門のバーまである。 数ある日本の蔵元の中でもニューヨークで積極的に宣伝活動をしているのが岩手県の各種の品評会で上位入賞をはたしている「南部美人」の蔵元である(株)南部美人。岩手県二戸市にある同社の五代目蔵元の久慈浩介さんは大学卒業後家業を継ぎ、1997年からずっとニューヨークのジャパンソサエティで日本酒の試飲会を続けている。 久慈さんの見るところ、ニューヨークのMEGU、NOBUといったアメリカ人をメインターゲットした「オオバコ」のレストランが日本酒ブームのけん引役となり、2000年頃からブレークし、販売が軌道に乗ったのは2002、3年頃からだという。 貿易会社が主催する酒類の試飲会時だけでなく、ニューヨークに年に5、6回足を運び、地道にレストラン巡りをしている甲斐もあってか、「南部美人」はニューヨークの和食レストランのあちらこちらで目にする。評判も上々、とバーテンやオーナーが口を揃える。 ニューヨーク初の精進懐石料理店「嘉日」がミシュランガイドで2つ星を獲得するなどますます和食の本格嗜好が強まっているから日本酒の需要も当分右肩上がりで推移して行く気配である。また、梅酒の販売許可も春には下りる予定というから、従来の焼酎ベースではなく日本酒ベースで甘さ控え目の梅酒も、ヘルシー志向で人気の出た寿司に続いてブームになりそうだ。 17歳の時にアメリカにホームステイに来て、帰国前にエンパイア・ステートビルに登り、アメリカで日本酒が売れる時代を夢見たという久慈さんだが、それが実現した事になる。 「クール」「非日常」「和食に合う」、それに新しい物は何でも1度は試すというニューヨーカーのフロンティア精神があいまった結果ブームとなった「サケ」。日本人に取ってのワインかシャンパンといった位置づけだろうか。 ところで、アメリカ人ばかりに美味しい日本酒を飲ませておく手はない。ここ20年で、技術革新に拍車がかかり、かつては1万円程度だったのが3000円台で飲めるという、日本酒が最も安くて美味しい時代に突入したと久慈さんが「クール」な酒をホットに語ってくれた。(セリー真坂)(株)南部美人www.nanbubijin.co.jp