スポーツ
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スポーツ 2015年11月26日 11時00分
「生え抜きのクリーンアップが育っていない」金本監督が目指すトラの変革
2016年のチームスローガンが発表された。『超変革 Fighting Spirit』。金本知憲監督(47)は就任以来、チーム改革という意味で変革なる言葉を何度も繰り返し、語ってきた。「それをさらに超えて」との思いを込めて、『超変革』となった。 「金本監督は掛布(雅之=60)二軍監督とも蜜に連絡を取り合っています。生え抜きのクリーンアップを育てることを目標としており、とくに横田(慎太郎=20)に期待しているようです」(プロ野球解説者) 金本監督はスタッフ会議でこうも語っていたそうだ。「(シーズンで)30本以上のホームランを打つ生え抜きのバッターが育っていない」と。たしかに、その通りである。85年以降、阪神生え抜きのバッターで30本以上の本塁打を放った選手がいない。その懸念はフロント経営陣も持っている。 「ファンからも『まずは若手を育ててくれ』が多い」(前出・同) こうしたファンの声は金本監督にも届いている。しかし、伝統球団である以上、勝たなければならない。「若手を育てながら勝つ」というのはもっとも難しいことだ。 来季、勝利を目指すほうのチーム変革も見えてきた。 まず、金本監督は「2番バッターを重要視する」という。通常、2番バッターといえば、犠打や右方向へのバッティングが求められるが、理想は3番バッターのような攻撃的な2番バッターだ。その『攻撃的2番バッター』に指名されるのは、大和(28)ではないだろうか。 「大和は和田政権でも2番を任された時期がありますが、そのときは犠打や右方向へのバッティングを求められていました。大和は器用なので、そういうこともこなせる」(球界関係者) しかし、金本監督の目にはこうしたチームバッティングによって、大和の本来の持ち味が消えてしまったと見ている。秋季キャンプ中、金本監督は打撃練習中の大和のそばに行き、「インコースは引っ張れ、強い打球を打て!」と指導していた。 また、金本監督は投手継投については矢野燿大・作戦兼バッテリーコーチ(46)と香田勲男投手コーチ(50)を指して、「全て任せる。(自分は野手出身だから)分からないから」と各メディアに語っていたが、実際は違う。9回の最後のマウンドを託すクローザーに関しては、自分のカラーを出そうとしている。 チーム関係者がこう明かしてくれた。 「呉昇桓で固定しないつもり。点差、相手打線が下位にまわったり、めぼしい代打が残っていないなどの条件次第では、若手に経験させるつもりです」 あくまでも呉昇桓が残留した場合を前提にしての構想だが、金本監督は若手を実戦で使っていくという。その一環として、僅差でないゲーム展開では二軍から昇格したばかりの若手投手に9回最後のマウンドを託し、たとえそれで試合を落としても、良しとするという。 「先発5番手として、岩崎優(24)に期待しています」(前出・チーム関係者) 大和、岩崎が「育てながら勝つ」の「勝つ」の部分を背負うことになりそうだ。「若手を育ててくれ」のファンの声は金本監督にも届いている。だが、ペナントレースが始まれば、ファンは許してくれないとも覚悟しているそうだ。若手がチャンスを生かせなかったとき、金本監督は彼らをかばわなければならない。かといって、ベテランも無下にできない。金本監督の目指す変革とは、決して平坦な道ではない。
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スポーツ 2015年11月25日 14時00分
錦織圭 食事改善できず故障連発! 世界ランキング急降下の危機
プロテニスプレーヤーの錦織圭(25)が窮地に立たされている。10月末のスイス・インドア国際大会を“ドタキャン”し、罰金を課せられる寸前となったのだ。 「運営する男子プロテニス協会のルールでは、大会前の最終金曜日を過ぎて出場をキャンセルすれば罰金を課せられます。錦織はその金曜日に滑り込みで手続きをしたのです」(専門誌記者) キャンセルの理由は、右肩の痛み。10月の楽天オープンでも顔をしかめるほど苦しみ、メディカルタイムアウトを要求してマッサージを受けた。その後、上海オープンでも右肩にテーピングを巻いていたが、凡ミスを連発。その戦いぶりから、世界ランキングが8位まで降下。上位8人が出場を許される11月の『ATPツアーファイナルズ』へのエントリーも危惧されていた。 「果たしてどこまで回復しているか。しかし、初戦の相手は世界ランク1位のジョコビッチ。今年の調子では、かなり厳しい」(同) 錦織はコーチのマイケル・チャン氏の指導により、技術的にかなりレベルが上がった。ただし常に故障を抱え、かつ回復が遅いということは、なにか理由があると見なければならない。 「そこで目下、指摘されているのが食生活です。偏食ということではなく、それなりに気はつかっていると思われますが、一流アスリートのような繊細な配慮はしていないようなのです」(スポーツ紙記者) 世界で戦うには錦織ですら体型が細いと言われる。10代後半からは体を大きくする目的もあって、食べる量を意識してきたが、20代後半に差しかかると“好きなものを食べ、バランス良く”だけでは事足りないという。 「試合時間から逆算し、いつなにを食べるべきか考えるべき。これまでは勢いで勝ってきた面もありますが、今後、食生活に配慮しなければ世界のトップと対等には戦っていけない。しかし、テニス以外でも多忙な錦織は、恩師の松岡修造との絡みでバラエティー番組にも引っ張りダコ。お偉方との食事会が重なり外食も多くなる。周囲の配慮も足りないのではないでしょうか」(前出・専門誌記者) これまでは敗戦、凡ミスも“今後の糧、経験”として許されてきた。しかし、今は違う。 世界ランキング最高4位の彼に、周囲も強く言えないのかも?
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スポーツ 2015年11月25日 12時15分
金本監督が本当に変革しなければならないトラの悪しき体質
阪神にはこんな『裏・格言』があるそうだ。「チャンスはピンチ」「ピンチは大ピンチ」−−。得点好機で代打を申し渡された選手は、その重圧で打てなくなり、二軍降格となる。これは80年代後半から始まったチーム低迷期の暗黒時代に誰かが言い出し、今日も完全払拭されていないという。 金本知憲監督(47)はそのもっとも重圧の掛かるトラの4番を任されてきた。引退してからも「アニキ」の愛称で親しまれてきたのはその重圧を何度も乗り越え、チームに勝利をもたらしてくれたからである。 「生え抜きのクリーンアップがいない。早く若手を育てなければ…」 金本監督は就任当初から何度も口にしてきた。生え抜きのクリーンアップが育っていないのは重圧に負け、「チャンスはピンチ」にしてしまったからだろう。また、掛布雅之二軍監督(60)も関西系メディアに出演し、若手育成の手段をこう語っていた。 「ファンも(若手を)厳しい目で見てほしい。(二軍球場のある)鳴尾浜にもたくさんのファンに来てもらったほうが緊張感も出る」 熱心な虎ファンは鳴尾浜に足を運んでいる。そして、好機で打てなかった野手、痛打を浴びた投手に厳しい野次を飛ばしている。それも愛情表現だろう。当たり前の話だが、鳴尾浜と一軍本拠地・甲子園球場とでは、観客数に雲泥の差がある。掛布二軍監督は二軍で鍛えられているときから、大勢のファンに見られ、その重圧のなかで試合をしていかなければ『トラの4番』は育たないと見ているのではないだろうか。掛布二軍監督は長くトラの4番を務めてきた。その重圧は誰よりも分かっている。また、貪欲になりきれない現代っ子の気質もこれまでの打撃指導で分かってきた。若手には言葉で説明するよりも、鳴尾浜を満員にすることで“重圧”を乗り越える精神力を付けさせようとしているのかもしれない。 また、金本監督の現役時代を知る阪神OBによれば、好機で打てなかったときは「翌日まで落ち込んでいた」という。 「意図的に『打てなかった』という落ち込んだ気持ちを継続させていたように思います。その緊張感を翌日の試合で継続させることで『次』につなげ、自分を追い込むことで甲子園の大観衆に負けないようにしていた」 金本、掛布両指揮官は、バットマンとして、体格に恵まれたほうではなかった。努力、練習というのは簡単だが、打球を飛ばす技術を習得してきた。そして、重圧に勝つ術も自分なりに習得してきた。 「素質のある選手もいる。だけど、素質だけでは長続きしない」 これは、金本監督が若手たちに伝えた言葉だ。強い精神力は練習量と緊張感を持ち続けなければ養われない。金本、掛布両指揮官は言葉こそ違うが、生え抜きのクリーンアップの育て方を考えている。甲子園の大観衆を楽しむくらい、逞しい精神力を持った選手が現れれば、『裏・格言』を完全消滅させるのだが…。
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スポーツ 2015年11月24日 14時00分
掛布二軍監督に降りかかる難題 オーナー直々の熱視線にプレッシャー
阪神タイガースの掛布雅之二軍監督(60)が抜き打ちチェックを受けた。11月10日、鳴尾浜球場で秋季練習中に坂井信也オーナー(69)がアポなしで訪れたのである。 「掛布二軍監督も驚いていました。球団スタッフによれば、オーナーは午前中に本社へ出勤し、仕事もこなしていたそうです」(在阪記者) 坂井オーナーのその日のスケジュールに二軍視察はなかった。しかし、「是非見ておきたい」と言い、急遽決定。秘書が掛布二軍監督に連絡を入れる前に本人が到着してしまったという。そして、二人は球場ブースに入り、練習を見守りながら“虎の近未来”について語り合ったそうだ。 「坂井オーナーは巨人が三軍制を始めることに関心を示していました。ソフトバンクに倣っての三軍制で、それが成功すれば、ものすごい戦力になります。平たく言えば、二軍を2チームを持つことなので」(球界関係者) 時間にして約1時間半、表情こそ穏やかだったが、坂井オーナーは虎の若手育成に“不安”も抱いていた。阪神首脳陣は金本知憲新監督(47)にチーム再建を託した。監督招聘の交渉中には、金本監督からも、中堅、若手の伸び悩みが指摘され、今後の二軍の在り方が非常に重要になることで意見が一致した。 もっとも、金本監督から「二軍監督に誰が相応しいか」という意見は出なかった。GM付け育成&打撃コーディネーターだった掛布氏を昇格させたのは、その指導内容が「分かりやすい」と選手から好評だったからである。そして、昔ながらの阪神ファンによる根強い人気は否定できなかったのだ。 「オーナーは掛布二軍監督がどんなビジョンを持っているのか、きちんと聞いてみたかったのでは。それが突然の練習視察の目的だったと思います」(同) しかし、掛布二軍監督はきちんと説明できなかったという。勝ちながら育てるというのは永遠の難題だが、掛布二軍監督から具体的なビジョンは聞けなかったそうだ。 「近年、阪神は一軍と二軍の首脳陣同士のコミュニケーションがうまくいっていませんでした。そのパイプ役として、二軍監督だった平田勝男氏を一軍ヘッドコーチに送り込み、来季もチーフ格として金本監督を支えることになりました。現時点で、金本監督は年上の掛布二軍監督に気を遣っているし、衝突もない。それだけでも、いままでと違って期待が持てると思いますが」(前出記者) 掛布二軍監督は秋季練習中にマスコミに囲まれると、一つの質問に対して30分以上も返すなど饒舌だった。タテジマのユニフォームに再び袖を通すことのできた喜びからだと思うが、与えられた職務は重大だ。 ライバル巨人の三軍制以上に、自前戦力を一軍に送り込まれなければならない。坂井オーナーはこれまでも二軍視察を行ってきたが、来季はその回数が増えそうである。
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スポーツ 2015年11月23日 15時42分
“衰え”見えた白鵬 電撃引退の可能性も…
大相撲九州場所(11月8日〜22日=福岡国際センター)は、休場明けの横綱・日馬富士が13勝2敗で丸2年ぶり7度目の復活優勝を遂げた。 14日目を終えた時点で、日馬富士が1敗でトップ。それを、横綱・白鵬、西前頭10枚目・松鳳山が2敗で追った。先に取組を終えた松鳳山、日馬富士が相次いで敗れたため、結びの一番で白鵬が勝てば、優勝決定戦に持ち込まれる状況となった。 ところが、白鵬は今場所ここまで8勝と覇気がなく、過去の対戦成績が36勝4敗と圧倒的に分がいい横綱・鶴竜に完敗し3敗目を喫した。これで、日馬富士の優勝が決まるという、なんとも盛り上がらない千秋楽となった。 今場所、白鵬にかいまみえたのは“衰え”だった。先場所(秋場所)、場所前の稽古で左足を痛め、3日目から休場した。体調は万全でなかったかもしれないが、それでも初日から12連勝と復活を思わせた。しかし、13日目に日馬富士に敗れると、14日目は右足に故障を抱える手負いの大関・照ノ富士にも敗れ、優勝争いから後退。千秋楽は得意の鶴竜にいいところなく敗れ3連敗。 明らかに終盤はスタミナ切れが目立った。これは、左足の故障が影響したのかもしれないが、衰えを隠せない一幕だった。 今年初場所、全勝で33度目の優勝を飾り、大鵬を抜き史上最多優勝記録を塗り替えた白鵬。その途端、審判部を批判、報道陣の取材をシャットアウト、取組後のダメ押しなどで、バッシング受け、一転悪役と化した。 春場所、名古屋場所は制し、優勝回数は35回にまで伸ばしたが、気になるのはモチベーションの低下。来年3月には31歳となるが、来場所以降も、今場所終盤のようなぶざまな姿が続くようなら、あっさり電撃引退する可能性も浮上した。 今場所千秋楽の取組後、「来年また精進します。それが(北の湖)理事長への恩返しになる」と話した白鵬だが、その頭の中には“引退”の2文字がよぎっているのかもしれない。そのXデーは、そう遠くない将来に訪れそうな気配だ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年11月23日 14時00分
トライアウト未受験の大物戦力外選手 松中信彦と井川慶の去就は
11月10日に今年度の12球団合同トライアウトが静岡県草薙球場行われた。40余名の選手が再起を懸けて、実戦形式のシート打撃を行った。トライアウト後ににオファーを受けた選手もいるが、大半は今も“連絡待ち”の状況だという。 「元広島の栗原、元オリックスの坂口といった選手は、トライアウトを受けずに新天地への移籍が決まりました。“待つ”だけで決まるのは実績のあるベテランだけ」(スポーツライター・美山和也氏) しかし、実績があっても決まりそうにないベテランも出てきた。松中信彦(41)と井川慶(36)だ。 「松中に関してはソフトバンクが引退セレモニーの用意もしていました。それを断り、現役にこだわっての退団(自由契約)です」(ベテラン記者) その退路を断っての再スタートを影ながら応援しているとされるのが、王貞治会長だ。王会長は自身の古巣である巨人に松中獲得の打診を入れたとも目されていたが、いまのところ、そういった動きはない。 「高橋由伸新監督の弟分だった脇谷が巨人帰還を決めたため、左の代打をこれ以上抱えてもあぶれてしまう。巨人も世代交代を掲げているだけに、40歳を超えたベテランは獲得しにくい」(同) 打線強化なら、楽天と広島も考えられたが、両球団と松中を繋ぐ人脈はない。しかも、楽天は前広島の栗原を獲得。今後、松中獲得の可能性があるとしたら、王会長と繋がるDeNAの高田繁GMが浮かぶが、そういった動きは一切聞かれない。 ダイエー時代にホークスのフロントマンを務めていた瀬戸山隆三氏がオリックスの本部長に転じているが、こちらもそういった声は聞かれない。 一方で、井川はどうか。 「井川も引退危機と言っていい。井川をかわいがっていた岡田彰布氏がいまの阪神と話ができるのかどうか…。和田豊監督の時代に、井川をトレードで獲得しようと阪神が検討したのは本当です。その時点で井川の古巣帰還が叶わなかったということは、戦力としてダメだしをされたからでしょう」(球界関係者) 井川はもしかしたら今回、アメリカでの経験が生きるかもしれない。 「井川は米球界に在籍した時期も長いので、代理人に移籍先を探させる手段も心得ているはずです。米独立リーグでもいいと割り切れば、なんとかなるのでは」(同) 一方で、「松中のほうがなんとかなるのではないか」の声も聞かれた。ソフトバンク内部に松中の去就を心配する声があり、日増しに強くなっている。平成になってから唯一の三冠王であり、このまま去就が決まらなければ、「その功績に相応しいフィナーレの場を用意すべき」だという。 「FA、トレード、外国人選手の獲得などチームの補強が終わるのは12月半ば。この時点で松中のもとにオファーがなければ、ソフトバンクが『もう一度話し合いたい』と連絡をすると聞いているが」(同) 現役を引退した選手のほとんどがセカンドキャリアで悩む。一流の選手になればなるほど、自身の引き際が難しいというわけか…。
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スポーツ 2015年11月21日 17時26分
視聴者が「WBC」と勘違い? 侍ジャパンは準決勝敗退も、高視聴率を連発!
世の中、やってみないと分からないものだ! 大会開始前、ほとんど話題にもならなかった「野球国力世界一決定戦」をうたう「世界野球プレミア12」(WBSC=ワールド・ベースボール・ソフトボール・コンフェデレーション=世界野球ソフトボール連盟=主催)のテレビ中継が高視聴率を連発したのだ。 世界のトップ12か国が参加した同大会は、2つのグループに分かれて1次ラウンドを行った。グループBに属した日本は5戦全勝で、グループ首位で決勝トーナメントに進出。 準々決勝では、プエルトリコに9-3で大勝したが、準決勝の韓国戦では8回まで3-0でリードしながら、9回表に4点を奪われ、3-4の逆転負けで、決勝進出はならなかった。 まさかの準決勝敗退で、NPB(日本野球機構)には「小久保(裕紀)監督をやめさせろ!」「決勝戦のチケットを払い戻せ!」といった苦情が殺到したという。 残念ながら、日本の決勝進出はならなかったが、日本戦のテレビ中継は高い視聴率を連発し、地上波独占放映権を有していたテレビ朝日、TBSにとっては、笑いが止まらない状況となった。 その視聴率は、1次ラウンドが、8日・韓国戦(テレ朝)=19.0%(数字は以下、すべて関東地区)、11日・メキシコ戦(テレ朝)=16.4%、12日・ドミニカ戦(TBS)=15.4%、14日・アメリカ戦(テレ朝)=18.2%、15日・ベネズエラ戦(TBS)=20.0%と、全試合で15%超え。 16日の準々決勝(プエルトリコ戦=TBS)は18.6%、19日の準決勝(韓国戦=TBS)は25.2%まで跳ね上がった。 21日の決勝戦(午後7時開始)は、テレ朝が放映権をもっていたが、日本の準決勝敗退で、韓国対アメリカの決勝戦の放送は深夜に回され、3位決定戦(日本対メキシコ=同日午後1時開始)のみ生中継された。 テレ朝としては、日本が決勝に残ってくれれば最高だったが、それでも両局にとっては、前評判が低かっただけに、うれしい誤算となったようだ。 初開催で、事前の周知も満足にされていなかったことを思えば、「世界野球プレミア12」は日本的には成功といえそう。ただ、どれほどの視聴者が、この大会の開催趣旨や立ち位置を理解していたかは、はなはだ疑問。なかには、「WBC」と勘違いして見た人も少なくないだろう。本当の意味で勝負となるのは、4年後に予定される第2回大会になりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年11月21日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈亀田家が見限られた試合〉
先月、米国でのWBA世界スーパーフライ級タイトル戦で、王者の河野公平に敗れて現役引退を表明した亀田興毅。さらに次男の大毅も11月4日、網膜剥離による引退が明らかになった。世間のバッシングを受け続けたお騒がせ一家も、今や昔となりつつある。 興毅はその後に出演したバラエティー番組で「自分はボクサーとしての一商品」と話し、現役当時のさまざまな批判に対しても鷹揚な姿勢を見せた。 「これをもって“大人の態度”“冷静な自己評価”などと評する声もあるけれど、ちょっと待ってほしい。亀田一家として“そもそも批判されるだけのことが多々あった”という大前提が、まるで欠けています」(スポーツ紙ボクシング担当) 中学卒業後、興毅は進学せず、父・史郎氏の指導の下でボクシングに打ち込んだ。そんな親子の姿に注目したTBSテレビは、早くから“大阪から世界を狙うボクシング一家”として番組で取り上げた。 「社会人の試合で好成績を収め、大阪のグリーンツダジムから17歳でプロデビュー。タイ人相手に連勝したまでは良かったが、19歳で東京の協栄ジムへ移籍したことが、いろんな意味で転機となりました」(同) 協栄ジムとTBSは系列ともいうべき深い関係で、TBSが以前から番組で取り上げていた亀田家を協栄が獲得するということは、以後も同局が亀田家を完全バックアップしていくということだった。 最初からスター街道を約束された亀田家ではあったが、その素性はボクシング本来のハングリー精神と、かけ離れたものであった。 そのため当初から周囲の厳しい目にさらされ、そんな中で迎えた世界戦。ファン・ランダエダ(ベネズエラ)を相手に2度のダウンを喫しながらも、興毅勝利の判定が下されたことで、多くのボクシング関係者やファンからは一層疑惑の目を向けられることになる。 それでも、このときには擁護の声が少なからずあった。その後の再戦でも、ヒットアンドアウエー戦法で判定勝ちし、わずかではあるが批判の声を封じた。 しかし、2007年10月11日、亀田家次男の大毅がWBC世界フライ級王者・内藤大助に挑戦したタイトルマッチで、世間の“アンチ亀田ムード”は決定的なものとなる。 事の発端は'05年、興毅がインタビューにおいて、同級の内藤を「弱い」と切り捨てたことだった。対して内藤は「世界を獲ったら興毅を挑戦者に指名する」と挑発。そうして'07年、3度目の挑戦で32歳にして初の世界王者となった内藤であったが、その初防衛戦の相手は因縁深い兄・興毅ではなく大毅の方だった。 「大毅が勝てば日本ボクシング史上最年少、18歳の世界王者として売り出せる。負けても次に興毅と内藤による因縁マッチが組めるという、極めて商売色の強いマッチメイクでした。TBSと協栄にとっての内藤は、亀田家売り出しのための捨て駒にすぎなかった」(テレビ関係者) 内藤自身も試合前は、「スター街道を走る亀田家の行く手を阻む悪役」のつもりであったというが、試合前の会見で大毅が、王者を「ゴキブリ」や「イジメられっ子」などと罵倒する非礼もあって、ファンの支持は内藤に集まることになる。 いざ試合になっても、両者の実力差は大きかった。ガードを固めてただ前に出るばかりの大毅に対し、内藤はボディー、顔面と的確にパンチを打ち込んでいく。 さらに試合途中のスコアで内藤優勢が伝えられて以降、大毅はサミングやローブロー、果てはタックル、ヘッドロック、クリンチからの投げ飛ばしと、隠すことなく反則攻撃を繰り出し始める。当然、場内の観衆は内藤の応援一色。12R終了後、王者の大差判定勝ちが告げられると、大歓声が巻き起こったのだった。 勝利者インタビューで「大毅は弱かった」と話した内藤は、それまでのスポンサー集めにも苦労する地味なロートル王者から、一転して国民的ヒーローにまで持ち上げられた。 一方の亀田家は、あまりの非難の声に謝罪会見を開いたが、もはや後の祭り。その後、興毅が内藤にリベンジ勝利を果たしても、ついに逆風がやむことはなかった。
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スポーツ 2015年11月20日 14時00分
スキー連盟の理事交代で期待がかかる冬季五輪メダルラッシュ
スキーが日本の冬季五輪の主役に!? 10月18日、全日本スキー連盟は評議員会を開き役員を改選した。畑違いのスケート連盟会長でもある橋本聖子参院議員(51)が新理事に選ばれた。これには他のスポーツ連盟役員も驚いたが、サプライズはそれだけではなかった。 「皆川賢太郎(38)が新理事に選ばれました。良い人材に目を付けたと思います」(JOC関係者) 皆川は'06年、トリノ冬季五輪のアルペンスキー回転で4位に入賞したが、さほど有名ではない。「スキー・モーグルの上村愛子のダンナ」と言った方がピンと来るかもしれない。 その皆川はまだ現役で、しかも30代の理事は同連盟史上初。加えて飲食店を経営するなど事業家としての一面も持っている。 「皆川は第一線からは退きましたが、プロとして米国で活躍中です。通常、アスリートは一線を退くと経済的に苦しくなりますが、皆川は海外で賞金やギャラの出る大会がたくさんあることや、日本では考えられないようなスポンサー契約がとれるプロスキーヤーの実情を学び、今では外車を何台も所有するなど五輪選手時代よりもリッチ。大ケガを乗り越えたド根性もあるので、人望も高いんです」(スポーツメーカースタッフ) ただ、スキーに限らず五輪選手は競技を続けるのに経済的苦労を重ねている。JOCも改善策を模索してきたが、解決には至っていない。皆川の理事就任にはそれらの問題の解決も期待されている。例えば、高梨沙羅(19)のような“有名選手頼み”のシステムそのものの見直しを迫られるかもしれない。 「欧州でスキーはメジャースポーツのため、企業スポンサーがゴマンといる。皆川はそういった仕組みを熟知していますからね」(同) この改革が進めば、有名選手だけが厚遇される現状も改善できるだろう。皆川効果で、今季やや不振の高梨も大活躍間違いなし?
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スポーツ 2015年11月19日 14時00分
高橋由伸監督を悩ませる原前監督の巨人OBコーチ起用のゴリ押し
ヨシノブこと高橋由伸の監督就任で“帰還”と“ゴリ押し”が始まった。 11月4日、西武ライオンズの脇谷亮太が、突如FA権を行使した。脇谷は'13年オフ、巨人にFA移籍した片岡治大の人的補償として西武へ移籍し、今季は118試合に出場。巨人時代は出場機会に飢えていただけに、西武に骨を埋めるものと思われていた。 「巨人への帰還を前提としたFA宣言と見て間違いないでしょう。移籍後もヨシノブと自主トレを続けており、自他ともに認める弟分でしたからね」(G番記者) 巨人側は「11日の公示を見てから判断したい」と慎重な物言いだったが、帰還は間違いないだろう。 「巨人フロントも脇谷の気持ちを知らなかったのではないか。井端弘和の引退とコーチ就任で内野手の頭数が減り、ヨシノブが務めていた“代打の切り札”も不在。二塁も三塁も守れる脇谷はそのニーズにも合いますが…」(球界関係者) だが、巨人が“お願い”されている選手補強は脇谷だけではない。 「ソフトバンクを退団した松中信彦です。以前にも王貞治会長はホークスを退団した選手の移籍先を探すなどしており、巨人にも“お願いの電話”をしたとされています。王会長の頼みであれば、ノーとは言えないはず」(同) 松中は守備に難がある。DH制のないセ・リーグでは代打での起用が見込まれるが打棒復活の確証はない。 ヨシノブに課せられたテーマは若手の育成だと言われている。脇谷を獲れば、期待される岡本和真の育成にも影響する。 松中を受け入れれば、大田泰示、橋本到らの出場機会が減る。しかも、阿部慎之助、村田修一といったベテランとの併用も難しい。かといって、断ったら断ったで、ややこしいことになりそうだ。 「原辰徳前監督もヨシノブやフロントに言い残したことがありました。駒田徳広、槙原寛己両氏の帰還です」(ベテラン記者) 原氏は監督時代に2人を呼び戻そうと努めたが、臨時コーチやキャンプ中のアドバイス役が限界だった。それがようやく招へいできるところまできた。高橋新監督に「頼むよ」と気楽にお願いできる立場でもある。 阪神は金本新監督の就任で、これまで背を向けていたOBのコーチ帰還も決まった。巨人もそうなるべきだが、脇谷や松中の件も重なり、処理しきれない難題を抱えた新監督の心中は?
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