社会
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社会 2020年04月07日 19時00分
42歳男、マスク購入のルールを守らず注意され店長に暴行 相次ぐドラッグストアでの事件に怒りの声
5日午後、静岡県磐田市のドラッグストアで、店員に暴力を振るったとして、傷害の疑いで42歳の男が逮捕されたことが判明。その行動に怒りと呆れの声が相次いでいる。 逮捕されたのは42歳製造工の男。磐田市内のドラッグストアでマスクを求める列に並び、購入すると、一旦外に出て再度店に入り、マスクを買おうとした。同店は「1人1回」のルールを設けていたため、様子を見た店長が注意を与え、退店を促す。すると、男は激昂し、店長を押し倒すなどして、軽傷を負わせた。 この行動に、「マスクを買い占めようとした上、断られて暴行。最低の極み」「一度買ってまた買おうとする神経がわからない。それを咎められたら暴行なんて、人間として恥」「ルールを守れない人間などマスクをする資格がない」と怒りの声が相次ぐ。 また、「マスクは人に感染させないためにするもの。多くの人に行き渡った方が、効果がある。1人が買い占めても何の意味もない」「マスクを並ぶ列にいる方が濃厚接触で、感染リスクが高い。マスクは万能ではない」などの意見も。 さらには、「こういう事件を見ると布マスク配布は有用と感じる」「アベノマスクとか散々バカにされたけど、繰り返し使えるマスクの配布は不要なトラブルや事件を回避する意味でも有効ではないか」と安倍晋三首相が布マスクを全世帯に配布する方針を表明したことを評価する声が相次いだ。 マスク購入を巡るトラブルは相次いでいる状況。店員や並んでいる別の人間に暴力を振るう事件や、事件化していない場合でも、ドラッグストア店員に「マスクを出せ」などと恫喝するケースも報告されている。 新型コロナウイルス蔓延に悩むアメリカやヨーロッパ諸国がマスクの有用性を認め、着けることを推奨。世界的な需要の高まりを見せているが、供給の方は追いついていないのが現状だ。マスクを買いたい気持ちが強くても、1人が買い占めては意味がない。国民全体に行き渡るよう、個々の配慮が必要だ。
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社会 2020年04月07日 18時05分
『モーニングショー』の報道に専門家が「デマ」と反論「葬儀業者の勝手な判断で肺炎患者を火葬はできない」
7日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、新型コロナウイルスのPCR未検査の死亡者について、遺族に会わせずに火葬を行っているという葬儀会社を取り上げたが、視聴者から多くの反響を巻き起こした。 新型コロナウイルスで死亡した人の遺体については、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第30条第3項」により、24時間以内に火葬できるようになっているが、この日、番組では3月中旬にツイッター上で、「未検査が大変多い為、心苦しいですが未検査肺炎患者様のご遺体も同様の扱いとなります」と発信していた都内の葬儀業者を取り上げ、「感染症の患者さんなんですけど、実際は検査されないで引き渡される可能性は0ではない」「感染防止という観点から火葬させていただくしかないというのが実情でございます」と説明している様子をVTRで紹介していた。 これに対し、テレビ朝日解説委員の玉川徹氏は、肺炎死亡者の中に新型コロナウイルス感染者がいることを示唆し、「今まで日本は新型コロナの死者数が少なくて、『日本は優れた特徴があるんじゃないか』っていうようなことをいう人が結構いたんですけど、調べてないんですね。調べてない以上、分からないですよ」「もっともっと死者は多いかもしれない」と話していた。 しかし、これについて葬儀会社社長を名乗るツイッターユーザーが同日にツイッターを更新。「葬儀業者の勝手な判断で、肺炎患者を勝手に24時間以内に火葬することは出来ません。ツイッターで以前に否定したデマです」と番組内容を否定。「取材不足かわざとなのか、どちらにしろテレビで誤解を広めるのはデマですからやめてほしい」と断罪していた。 視聴者からは番組の特集に、「やっぱり隠蔽してたんだ…」「死者数少ないのはこういうカラクリがあったんだね」という声が集まっている一方、「普通の肺炎扱いならその患者が亡くなった病院で院内感染が起こってしまうのでは?」「肺炎死亡者でも普通にお葬式やるところあるし、そうするとお葬式でもっと感染拡大してるはずでは?」という疑問の声も多く集まっている。 新型コロナウイルスによる混乱で、さまざまな情報が飛び交っているようだ。
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社会 2020年04月07日 18時00分
新型コロナは“パパ活”にも影響!? 収入減を嘆く女性たち…
新型コロナウイルスの感染拡大で、若い女性たちの間で流行していた“パパ活”に大きな変化が起きているという。 パパ活の目的はズバリ“お金”。収入の少ない若い女性が、懐に余裕のある中高年男性と付き合う見返りに援助を受けるのが一般的だ。一方、男性側は、好みの女性と出会い、恋人のような時間を過ごせるのがメリット。お互いの間で合意が得られれば、カラダの関係を結ぶことも少なくないという。 そんなパパ活に異変が起きている。都内の販売店に勤務する女性・Aさん(23歳)は、40代と50代の自営業者の男性2人とパパ活をしていたが、今月に入って、同時に2人から交際を辞めたいと伝えられたそうだ。「コロナの影響で経営している会社の業績が急激に傾き、『デートしている場合ではない』と言われました。40代の男性は契約解除を、50代の男性からは『騒動が収まるまで、しばらく会うのはやめよう』と言われました。ほぼ、同時期に2人から宣告されたため、今月の“お手当”はゼロです。ローンの支払いなどに当てていたため、かなりヤバい状況です。最悪、手持ちのバッグや貴金属などを換金するしかないです」(Aさん) また、サラリーマン男性の場合、テレワークの影響で外出しにくくなっており、必然的にデートする機会も急減している。このまま一気に下火になってしまいそうな状況だが、こんなときだからこそパパ活に精を出す女性もいるという。「春休みにアルバイトが減ってしまった女子大生や、客足が減ってしまった風俗嬢などが、こぞってパパ活を始めているのです。不特定多数の男性と接するよりも感染のリスクが低く、好条件の男性を見つけることさえできれば収入も維持できます。一方で、お金に余裕のある男性は、ある程度、女性を選びたい放題になっています。タレントの卵やミスコンに入賞したことがあるような美女と出会うことも、決して不可能ではありませんよ」(週刊誌記者) パパ活の世界も悲喜こもごも。最近ではパパ活を通して詐欺活動する輩も出ており、被害が急増している。もし今からパパ活をやってみたいと思っている人は、くれぐれも注意した方がいいだろう。
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社会 2020年04月07日 11時15分
高須院長「田舎に帰ってくるな」国民民主・原口議員に苦言 「東京の過密を減らす事は大切」地方への移動を容認か
国民民主党の原口一博議員(元総務大臣、佐賀1区選出)が、新型コロナウイルスの感染拡大で東京から地方に脱出する動きを、メディアが否定的に報じていることについて持論を展開。その内容に高須克弥・高須クリニック院長が苦言を呈した。 原口議員は、東京在住の人が新型コロナウイルスを避けるため、地方に脱出する動きがあることについて、自身のTwitterで「『東京を脱出しようという動きがある。』メディアが地方の医療に負荷をかけると否定的に伝えていますが、脆弱なリーダーシップによる失敗の連続から逃れようという心理は責められるものではありません。仮に検査で感染がないとわかるならば、東京の過密を減らす事は寧ろ大切なことではないかと思います」と持論を展開する。 この発言に、ネット民は激怒。「東京から地方に感染を広げろというのか?」「PCR検査が脆弱な中で、陰性と言っても実は陽性の可能性がある。移動は感染を広げる」「元大臣の言葉とは思えない。安倍政権を批判するためにそんな事を言うなんて許せない」「看過できない失言」と怒りの声が相次いだのだ。 さらに、高須クリニックの高須克弥院長は、原口議員のツイートを引用し、「田舎に帰ってくるな。若者諸君。動くと拡散します。お願いします。そのまましばらく、その場にじっとしていてください」と真逆の意見で若者に呼び掛けた。 原口議員の意見には一部には賛成論もあったが、その殆どは「今は動かない方がいい」という意見。そして、高須院長のツイートに寄せられた声も、原口議員への批判と高須院長への共感の声だった。 現在、新型コロナウイルスの感染者は大都市ではない地方でも発生しているが、その大半が東京から帰省した人物が感染したことにより、広まっている。そのことを考えれば、高須院長の言うように、騒動が収まるまで東京でじっとしている方が得策のように思えるが、原口議員は都民の移動は「大事なこと」と考えているようだ。記事の引用について原口一博のTwitterより https://twitter.com/kharaguchi高須克弥のTwitterより https://twitter.com/katsuyatakasu
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社会 2020年04月07日 11時00分
タイ国籍の母親がわが子殺害…愛深きゆえの悲しい犯行動機
3月23日、東京吉祥寺の高級マンションで、13歳と10歳の兄妹が死亡しているのが見つかった。警視庁はJR吉祥寺駅前の交番に「子どもを殺した」と出頭した、タイ国籍の女性を殺人の疑いで逮捕した。 逮捕されたのは被害者の母親、フルカワ・ルディーポン容疑者(41)。「夫と離婚協議中で、子どもの親権を巡ってトラブルになっていた」と供述している。「ルディーポン容疑者が出頭してきて、すぐに現場に駆け付けた警察官が兄妹の遺体を発見しました。兄は子ども部屋のベッドでうつ伏せ、妹はリビングルームのソファで仰向けになって死んでいました。遺体のそばには、血にまみれた刃渡り17センチの包丁と、11.5センチの果物ナイフが落ちていました。寝ているところを襲われたと思われ、途中で目を覚ましたのか、手や首に抵抗した跡が残されていました」(捜査関係者) 警察によると、ルディーポン容疑者は義父(夫の父)が経営する宝石店の従業員をしていた。宝石店の経営は順調で、同店に勤める日本人の夫(38)と子ども2人で、幸せな結婚生活を送っていると思われていた。「ところが、夫がさいたま支店を任されるようになった5年ほど前から、一家に亀裂が入るようになりました。夫は支店近くに寝泊まりするようになり、家族と食事するのも月に1回程度。吉祥寺の家に帰るのは年1、2回程度になったのです。事実上、別居状態ですね。昨年の夏ごろには夫から離婚を切り出され、義母からは『別れてタイに帰りなさい』と言われ始めたようです」(全国紙社会部記者) 3月21日に義母に、「ぐずぐずしないで早くタイに帰りなさい」と言われ、子どもに「一緒にタイに帰ってくれないか」と話したところ、日本生まれ、日本育ちの子ども2人は「日本に残りたい」と強く主張したという。「ルディーポン容疑者は、『(離婚)裁判でも勝てないし、親権も自分には与えられない』と絶望し、犯行に走ったようです」(同) 愛深きゆえに起きてしまった殺人事件を、止めることはできなかったのだろうか…。
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社会 2020年04月07日 06時00分
外出禁止の中、毎朝11時に住民らがダンス「少しの時間だけど癒された」とイギリスで話題に
現在、新型コロナウイルスの感染防止策として、多くの国で外出禁止措置が取られているが、外出禁止措置が取られている国の一つで、近隣住民たちにより、とある活動が行われている。 外出禁止措置が取られているイギリス・チェシャー州で、隣人たちが毎朝玄関の前に立ち、ダンスをしていると、海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『Catch News』が4月2日までに報じた。報道によると、同州に住む23歳のフィットネストレーナーの女性の呼び掛けで、近所の人たちが毎日、玄関の前に立ち、エクササイズを兼ねたダンスをしているという。ダンスは毎朝11時から10分間ほど行われ、新型コロナウイルスの感染防止のため、住民らは2メートル以上の距離を保つようにしているそうだ。女性はダンス中、スピーカーでコツなどを伝えている。 『Daily Mail Online』は、近所の人たちがダンスをする様子の動画を公開しているが、100メートルほどの通りに30人ほどの人が出て、大音量で流れるトム・ジョーンズの「it's not unusual(邦題:よくあることさ)」の音楽に合わせてダンスをしている様子が映っている。ダンスには老若男女が参加し、動画に映る年配の女性や男性は笑顔でダンスをしている。動画は女性が撮影し、Twitterに投稿。その後、拡散され、4月6日現在までに700万回近く再生されている。 『Daily Mail Online』は、フィットネストレーナーの女性の「ほとんど会話したことのない人たちがこうして一つにまとまった。少しの時間だけど孤独感が癒されたことは確かだと思う」というコメントを紹介している。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「こういった活動はもっと各地で行われるべき」「特に一人暮らしのお年寄りにはありがたいだろう」「こんな時だからこそ小さな喜びが大いに役立つ」などの声が上がっていた。 海外では他にも、一定の距離を保ちながらダンスを楽しむ人たちがいる。 アメリカ・テネシー州で、80歳の祖父と6歳の孫が通りを挟んで、一定の距離を保ちながらダンスをしている動画が話題になっていると、海外ニュースサイト『Storypick』が3月31日に報じた。同記事によると、祖父と娘は通りを挟んで、向かいの家に住んでいたが、外出禁止措置により、会うことができなくなったそうだ。 会うことができなくなったことで、祖父と孫は通りを挟んで、The Jackson 5の「ABC」の音楽に合わせてダンスをすることにしたという。孫の母親が2人がダンスをする動画を自身のFacebookに投稿。その後、動画は拡散された。動画は4月6日現在までに170万回近く再生されている。 外出禁止措置が取られている中でも、工夫して小さな楽しみを見つけている人はいるようだ。記事内の引用について「It's not unusual to have fun with anyone! Neighbours show off their moves to Tom Jones hit at their daily 'distance dance' in the street during coronavirus lockdown」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-8175337/Neighbours-moves-daily-distance-dance-street-coronavirus-lockdown.html「Wow! Fitness trainer dances with residents outside their homes amid lockdown; video will shake your legs too」(Catch News)よりhttp://www.catchnews.com/bizarre-news/wow-fitness-trainer-dances-with-residents-outside-their-homes-amid-lockdown-video-will-shake-your-legs-too-187567.html「Grandpa & Granddaughter Enjoy A Social Distancing Dance-Off, Watch Video」(Storypick)よりhttps://www.storypick.com/social-distancing-dance-face-off/
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社会 2020年04月07日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第362回 第2次世界恐慌
東京五輪の延期が決まった。安倍晋三総理大臣は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で会談し、東京五輪を「1年程度延期し、遅くとも2021年夏までに開催すること。年内開催は不可能」との認識で一致したのである。 とはいえ、現実問題として「五輪延期」など可能なのだろうか。諸会場の予約は、来年までスケジュールが決まっており、今からの変更は極めて困難だ。また、すでに販売されてしまった選手村のマンションの購入者の入居にも影響を与えることになる。 あるいは、ボランティアやスタッフの確保。数十万人が「五輪を終えた翌年」として’21年を考えていたわけだが、そこでいきなり「来年も」などとやって、十分な人員の確保が可能なのか。 東京五輪は、最終的には「中止」ということにならざるを得ないと予想している。新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受け、すでに顧客激減で青息吐息になっている宿泊業にとって、東京五輪延期は致命的な打撃になる。 第362回のタイトルは「令和恐慌」だったが、事は日本国内に収まらず、世界中が「GDP(国内総生産)激減」という危機に直面している。第2次世界恐慌が始まったと認識するべきであろう。 4月以降、所得喪失により「飢え」に直面する日本人が激増することになる。もちろん、第2次世界恐慌であるため、世界中がそうなる。 アメリカのセントルイス地区連銀のブラード総裁は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受け、アメリカの失業率が30%と、大恐慌時を上回るほどに悪化し、4〜6月期のGDPが、通常の四半期と比べて半減してもおかしくないとの見通しを示した。また、ドイツのIFO研究所は、’20年のドイツのGDPが最大で7290億ユーロ(約87兆円)縮小する可能性があると指摘。つまりは、最悪、1年間でドイツのGDPの20%が吹き飛ぶ計算だ。 何しろ、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で、生産活動が軒並みストップしているため、欧州諸国が(欧州だけではないが)ドイツ並みにGDPが消滅することは確実だ。 恐慌のメカニズムについて簡単に解説しておこう。 GDP三面等価の原則により、「生産の総計=支出(需要)の総計=所得の総計」 となる。GDP三面等価の原則は、100%成立する。 つまりは、GDPの20%喪失は、国民の所得が20%消えることとイコールなのだ。給料が8割減った人は、当たり前の話として支出を減らす。すると、他の誰かの所得が激減し……と、悪循環がひたすら続き、GDPが「数割」減るというカタストロフィーに至るのだ。 無論、その過程において失業者、倒産・廃業企業は激増。失業者は消費が困難になり、全体の消費が減ることで仕事が生まれず、生産されても、買われない。いや、人々が買えない。「食べ物は大量に余っているにも関わらず、国民が飢える」 という異様な状況が現出することになる(実際、1929年に始まった世界大恐慌期には、そうなった)。 無論、恐慌の進展とともに物価は大きく下落するが、それ以上に「販売量=生産量」が激減するため、所得は実質で落ちていく。 最終的には、貧困化し、飢えに直面し、極度のルサンチマンを蓄積した大衆が「生き残り」のために動き出し、社会が壊れる。ナショナリズム(国民の連帯意識)が破壊された結果、民主制は維持不可能になる。 恐慌の悪夢を回避するためには、GDPの構造を理解しなければならない。 GDPを支出(需要)面で見ると、「GDP=民間支出+政府支出+純輸出」 となる(細かく書くと、民間支出=民間最終消費支出+民間企業設備+民間住宅。政府支出=政府最終消費支出+公的固定資本形成。在庫変動は省略)。 下図が2018年度の日本のGDPだ。民間、政府、外国(※純輸出)の何らかが支出を増やさない限り、「支出の合計」であるGDPは増えない。 例えば、ドイツのGDPが20%失われるとして、政府支出がそれ以上に増えれば、国民経済は救われる。問題は、恐慌期に喪失に直面するGDPの規模だ。ドイツが87兆円の需要消滅をカバーするためには、少なくともドイツ政府が同じ規模の「財政赤字」を決断する必要がある。つまりは、財政赤字対GDP比20%。 ドイツに限らず、主要国の政府は財政均衡主義が主流だ。財政均衡を憲法に書くほどの頑迷なドイツが、いきなり対GDP比20%の財政赤字を許容できるのだろうか。メルケル政権は今回の危機を受け、1560億ユーロの国債発行(=財政赤字)を表明しているが、対GDP比では4.5%にすぎない。 しかも、ドイツを始めユーロ加盟国は金融主権をECBに委譲している。財政拡大のために国債を発行し、金利が上昇したとして、中央銀行による主体的な国債買取はできない。 日本、アメリカ、イギリスなどは、財政政策と金融政策により対GDP比数十%の財政赤字の拡大が可能だ。むしろ拡大しなければならない。何しろ、変動相場制の独自通貨国にとって、財政赤字拡大とは「政府貨幣発行」にすぎないのである。 問題は「国の借金で破綻する」と、間違った貨幣観を頭に刷り込まれた国民が、財政赤字拡大に怯え、「民主制」により政府の財政拡大を妨害しようとすることだ。あるいは、貨幣観を間違えた愚かな政治家たちが、財政均衡主義から逃れられず、十分な財政拡大の決断ができない。 日本の場合、双方が影響し合い、恐慌を食い止められない可能性が濃厚である。 恐慌という国家の危機において、国民を餓死から、あるいは自殺から救うことができるのは、政府の十分な貨幣発行=財政赤字拡大だけなのだ。この事実を、我々は早急に共有しなければならない。***************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2020年04月06日 22時30分
過去を消した女たち 第4回 愛理(35) 「あなたは今、幸せですか」過去の自分が今の自分に問いかける…
来月、小学校4年生になる息子と夫との3人で北海道に暮らしている愛理(35)は、かつてススキノでヘルス嬢として働いていた。現在は、サラリーマンの夫を支える主婦として、日々の家事に追われている。 私が彼女に会ったのは、写真を趣味としている知人の紹介だった。その知人は、函館にあるバーで愛理と知り合ったという。「たまたま入ったバーで写真展をやっていて、飾られていた風景写真が愛理ちゃんの写真だったんですよ。バーに彼女もいて、写真よりも小柄、ぱっちりした目をした彼女の顔に惹かれて、その時、長々と話をしました。それから、お互い写真が好きだったこともあり、仲良くなったんです。それで色々と過去を打ち明けてくれるようになって、風俗で働いていたことも教えてくれたんです。まさか、と思いましたね」 その知人を通じて取材を申し込むと、愛理は応じてくれたのだった。私は、そんな彼女が暮らしている函館を訪ねた。 知人の言う通り、小柄な美人だった。黒髪は肩にかかるほどで、清楚な雰囲気が漂っている。ただ、その雰囲気とは裏腹に、言動は過激だった。 なぜ風俗で働いたのか尋ねると、何の躊躇いもなく言った。「私、チンポが愛おしくてたまらなかったんです。たくさんのチンポを見たいから働きたいと思ったんです」 そんな衝動に駆られたのは、今から15年前、彼女が20歳の頃だった。「札幌に近い町で生まれて、高校卒業までそこですごしました。ボーイフレンドもいましたし、初体験も高校時代でした。その頃はセックスにあんまり興味がなかったんですが、高校を卒業後、モデルとかの仕事をするようになったんです。ある意味、女を売り物にする仕事をするようになって、男の人のことを意識するようになったんです。それからですね、男のチンポというものに興味が湧いて、ひとつでも多くのチンポを見たいと思うようになったのは。チンポを見ると、心が安まるようになりました」 当時、愛理は札幌で暮らしていたこともあり、ススキノの風俗のことは知っていた。働きたいとは思ったもののさすがに逡巡し、半年後に風俗店の扉を叩いた。「その頃、モデルの仕事をしながら喫茶店でバイトをしていて、彼氏とも同棲していました。せっかく働くなら多くのチンポを見るため、昼から夜中まで働きたいと思ったんです。彼氏には『スナックで働きはじめた』って、嘘をつきました」 風俗で働くことで、愛理の心は満たされていったという。それまで、彼女は頭をモヒカンや丸坊主にしたり、リストカットをしたり、精神的にぶれていたという。しかし、風俗で様々な男性器を眺め、口に含んだりしていくうちに、心の病は消えていったという。「いろんな男の人が来てくれましたね。学校の先生から警備員、サラリーマン、社会の様々な場所で生きる人たちに会いました。肩書きは違っても、裸になってしまえば皆同じという、言ってみれば当たり前のことを日々確認することで、安心したんだと思います。私にとって、その象徴がチンポだったのかもしれません」 それと同時に、日増しに後ろめたさも大きくなった。「やっぱり彼氏に嘘をついていたわけですからね。夜、仕事を終えて彼氏に抱かれると、それでまた癒やされて、翌日からまた風俗で働こうという気分になるから、どうしようもない女でした」 ヘルスの仕事を5年近く続けた愛理。その間に同棲していた彼氏とも別れた。「私が深夜までせっせと働き続けるから、寂しかったのかもしれません。風俗で働きはじめて3年目のことでした。その後は恋人を作らず、仕事に没頭しました」 風俗の仕事には何の不満もなかった。ただ愛理にとって、許し難い事件と言ってもいい出来事が起こり、風俗から離れる決心をした。「それまで、仕事で絶対に本番だけはしなかったんです。ホテルに呼ばれて行くと、無理やりチンポを入れられてしまったんです。それがどうしても許せなくて、辞める決心をしました」 風俗を辞め、また喫茶店でバイトをはじめた時に、現在の夫と知り合った。「自分で言うのも何なんですけど、私はスパッと切り替えることができるんです。当然、風俗で働いていたことなど、夫も知りませんし、周りの人も知りません。これからもバレることはないと思います」 ふとした時、風俗嬢時代のことを思い出すという。「性に関することって、人間である以上、切っても切れないじゃないですか。その生々しいところで生きていた日々に比べると、今の自分は、肉体的にもう死んでいるかもしれません。子どもに癒やされることはあるんですけど、それと肉体的なことは別問題だと思うんです。今の自分に問いかけることはありますよ、あなたは幸せですか、と」 風俗に身を投じる女性の中には、金銭的な見返りを求める者もいれば、精神的な安定を求める者もいる。愛理は明らかに後者だ。 風俗嬢だったという過去は、現在の愛理の姿からは想像もつかない。しかし、彼女にとって、二度と戻ることのできない日々への葛藤は、これからも心の中で続いていくようだ。それはとても酷な人生に思えた。
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社会 2020年04月06日 22時00分
南海トラフ&首都直下だけじゃない! 政府が警戒するM9級巨大地震
3月25日午前11時49分ごろ、千島列島沖東方を震源とするマグニチュード(M)7.5の地震が発生、深さは56キロメートルだった。今後、同周辺ではM9級の巨大地震が起きる可能性があるという。 武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が指摘する。「千島海溝は地震活動が非常に活発なところで、十勝沖から千島列島を経てカムチャツカ半島の太平洋沿岸に沿って約2100キロメートルも延びています。1952年にはM9のカムチャツカ地震が起き、広い範囲で津波が襲った。千島列島では最大10メートル近い高さの津波となった上、ハワイまで押し寄せた。今回は震源が深かったので数十センチの津波で済みましたが、これがもっと浅いところで起こっていたら、甚大な被害になっていたはずです」 千島海溝では陸側のプレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいるため、境界部でM8級の大地震が繰り返し発生している。政府の地震調査委員会は長大な千島海溝の一番南に位置する北海道十勝沖、北方領土の色丹・択捉島沖にかけての活動について再調査し、結果を発表した。「沿岸の津波堆積物などの結果から、この一帯を震源とする大地震の間隔は平均340〜380年。すでに前回から約400年が経過しており、切迫性が高いと判断しています。つまり、この周辺で東日本大震災を起こしたような巨大地震は、待ったなしなのです」(サイエンスライター) 同委員会が想定する30年以内の発生確率は7%〜40%である。「根室半島沖地震と十勝沖地震が連動することで、M9に迫る巨大地震となるケースも考えられる。過去2500年間に5回、約500年間隔で連動型地震が発生したと推測されます」(同・ライター) その1つが1611年の慶長三陸地震(M8.1)。これまでは三陸沖を震源とする日本海溝沿いの地震というのが定説となっていた。「しかし、その後の調査で、千島海溝沿いの北方領土の色丹島沖から襟裳岬沖までのM9規模の超巨大地震であった可能性が高いことが分かったのです」(同) 警戒しなければならないのは南海トラフや首都直下だけではないのだ。
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社会 2020年04月06日 17時00分
みひろのほろ酔い晩酌グルメ 燻したくあん
燻したくあん 内容量:160グラム 価格:400円(税込) 煙神 https://www.rakuten.ne.jp/gold/enjin-kannabe/ 先日、珍しいメンバーで食事に行きました! それは、手島優ちゃんと麻美ゆまちゃん。2人とはかなり長い付き合いだけど、このメンバーで食事するのは初めてだったんです。 一番乗りでお店に着いたわたしはソワソワしていましたが、お酒を飲んだらそんな気持ちも吹っ飛んで盛り上がりました。3人で番組持ったら何をするか、という話になり、「温泉に入りまくる」とか「旅をする」とか色んな意見が出ました。 わたしは、こんな風に飲みながら喋れる番組があればいいなって思いました。だって、2人が酔っぱらった姿って面白くて可愛いんですもの! 出来れば、ぜひ皆さんにも見ていただきたいな。各局のプロデューサー様、いかがでしょうか(笑)。 さて、飲み番組の実現に期待しつつ、今宵も晩酌タイムとまいりましょう。本日のおつまみは、煙神さんの「燻したくあん」です! わたしは燻製好きですが、たくあんもあるんですね。 煙神さんは初代燻製士が25年以上もの歳月をかけて試行錯誤し、出来上がった技法を受け継いでいるということで、燻製たくあんにも期待が高まります! 早速、封を開けてみると燻製の芳しい香りが一気に広がってきます。まるで、いま目の前で燻し上げたかのように豊かな香りなんです。燻製好きにはたまりません! いぶりがっこのように少しくすんだ色をしているかと思いきや、たくあんの黄色がとっても色鮮やか。表面もツルンとハリがあって、「本当にこれが燻製?」って感じなんです。 カットした燻製たくあんを一口でパクッといただくと、大根のシャキシャキ感が尋常じゃないくらいあって、とっても水々しい! わたしの知ってるたくあんと全然違う…。 噛むほどに燻製香が鼻から抜けていき、そして凝縮された旨みと甘みが徐々に口に広がってくるんです。たくあんと侮ることなかれ、これは最高のおつまみですよ! 一度食べたら、もう一度箸が伸びること間違いなしです。ぜひ、今日の晩酌にいかがでしょうか。 来週も、意外な燻製のおつまみをご紹介したいと思います。それでは、またこのページで会いましょう!***************************************PROFILE●1982年5月19日生まれ、新潟県出身、血液型A。T153、B82・W59・H84。趣味はショッピングと体の手入れ。「新みっひーランド みひなな食堂」がスカパー!で放送中。
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社会
330本のAVに出演したセクシー女優が女子高生らを男に紹介
2015年03月04日 11時45分
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社会
東日本大震災3・11を当てた地震専門家が警鐘 次はM8・5巨大地震が首都圏を襲う!(1)
2015年03月04日 11時00分
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社会
厳重警戒 日本で起こす「地下鉄テロ」の全容 イスラム国スパイ疑惑2人に接触(3)
2015年03月04日 10時00分
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社会
大阪・小学校盗撮カメラ破壊騒動で維新の会の再調査要請に校長・教頭が戦々恐々
2015年03月03日 17時00分
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八王子ナンペイ射殺事件で浮上した“指紋一致男”の3つの不可解
2015年03月03日 14時00分
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大阪・高槻市営バス運転手が“替え玉”でアルコール検査受ける
2015年03月03日 11時45分
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社会
平昌五輪が宿泊施設にホームスティ導入でトラブル続出必至
2015年03月03日 11時00分
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社会
厳重警戒 日本で起こす「地下鉄テロ」の全容 イスラム国スパイ疑惑2人に接触(2)
2015年03月03日 10時00分
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大阪に増えるJKリフレ店
2015年03月02日 17時00分
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和歌山男児殺害事件容疑者の素顔
2015年03月02日 14時00分
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公家商法の末路 JT(日本たばこ産業)飲料撤退裏事情
2015年03月02日 12時00分
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ファミレスで女がほぼ全裸になり男が撮影 変わった趣味のカップルを逮捕
2015年03月02日 11時45分
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『大塚家具』ドタバタお家騒動 父娘の骨肉バトル
2015年03月02日 11時00分
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社会
厳重警戒 日本で起こす「地下鉄テロ」の全容 イスラム国スパイ疑惑2人に接触(1)
2015年03月02日 10時00分
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社会
イスラム国だけじゃない 世界の危険都市ワースト20(3)
2015年03月01日 12時00分
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社会
物乞いは違法!? 動画配信サイトで流した男が書類送検
2015年02月28日 15時30分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 表現の自由を守れ
2015年02月28日 13時00分
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社会
イスラム国だけじゃない 世界の危険都市ワースト20(2)
2015年02月28日 12時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第114回 「インフレ率」について正しく知ろう
2015年02月27日 13時00分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分