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欧州最大のキックボクシング団体イッツ・ショータイム K-1を提訴から一転、救済も…

 欧州最大のキックボクシング団体のイッツ・ショータイムが、これまで、K-1と良好な提携関係を保ちながらも、K-1を運営するFEGのファイトマネー未払い等の事由により、その関係が悪化していたのは既報通り。5月下旬には、ショータイム代表のサイモン・ルッツ氏が提訴も辞さない姿勢を明らかにしていた。

 そのショータイムが国内の新興キックボクシング団体REBELSと業務提携をして設立されたイッツ・ショータイム・ジャパン(以下、STJ)が、この度、日本に初上陸。来年の日本進出に向けてのカウントダウン第1弾興行を、7月18日、東京・ディファ有明で開催。メーンイベントではK-1 WORLD MAX 09、10年覇者のジョルジオ・ペトロシアンが、同じくK-1で活躍した日菜太を判定で下した。

 同大会にはルッツ代表も来日。もはや、敵対関係ともいえたショータイムとK-1だが、ルッツ代表は意外な発言に終始。FEGは懸案の新体制の発表も延び延びとなり、まさに窮地に陥っている。そんな死に体のFEGに対し、ルッツ代表は「未払いはあるし、忘れることはできない」と前置きした上で、「苦しんでいる人は助ける必要がある。谷川(貞治=FEG社長)さんとケンカするつもりはない。K-1とは毎日話し合っているし、私が提案していることはたくさんある。プランニングをフォローしてもらわないと非常に厳しいところにいくが、非常にいい知らせがあるんじゃないだろうか」とコメント。FEGと何らかの合意に達したことを示唆した。

 STJは来年、本格的に日本で2大会の開催を予定。日本で成功するためには、K-1の力も必要との判断に至ったようで、今後の動向が注目される。
(落合一郎)

※関連記事
K-1・谷川プロデューサーがイッツ・ショータイムの提訴に待った!
http://npn.co.jp/article/detail/65314299/

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