フジテレビの「医師たちの恋愛事情」は斎藤にとって初のプライムタイムでの主演の連ドラだったが、2話目から視聴率が一桁に突入すると、そのまま下降線をたどり、平均視聴率も一桁で終わることはほぼ確実となった。昨年、「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジテレビ)で高視聴率を獲得し、期待されての主演だったが、いまひとつの結果で終わった。
だが、フジテレビとしてもこれで終わりというわけにはいかないという。「このままでは斎藤は主演で数字の取れない俳優のレッテルのままで終わってしまうし、事務所としても納得はいかないでしょう。そもそも、今回の斎藤の起用はフジテレビが事務所に頼み込んでようやく決めた主演なんです。だから、フジとしても、やってみたらダメでした、だから次はないです、と袖にするわけにはいかないんです」とある芸能プロ関係者。斎藤にはまだまだフジテレビで回復するチャンスがあるというのだ。
来年以降のキャスティングが噂されているが、当然、次は大丈夫などの確約はない。「斎藤の所属事務所は業界的にそこまで力のある事務所ではないんですが、実は大手と業務提携をしているんです。しかも、斎藤のキャスティングにはかなり力を入れているんです。今回、フジとしては、プレッシャーは倍増ですよ。2度目のヘタを打てば、それこそほかの番組のキャスティングにまで影響でかねません」と同関係者。
自ら首を絞めた結果のようだが、なかなかヒットを作れないフジに大きな十字架がかせられた。