同作は、名探偵、金田一耕助を祖父に持つ高校生金田一一(きんだいちはじめ)を主人公とする推理マンガである。漫画作品のほかにも、小説、アニメ、ゲーム、ラジオドラマなどさまざまなメディアミックスが展開された。もっとも知られているのはテレビドラマだろう。
「ドラマ版『金田一少年の事件簿』は日本テレビ系で、単発ドラマを経て、1995年と1996年にシリーズとして放送されました。金田一少年を演じたのはKinKi Kidsの堂本剛です。気鋭のドラマ演出家である堤幸彦の参加も話題となりました。同シリーズは20%を超える高視聴率を記録し、90年代の土曜9時枠のドラマとしては『家なき子』(同)と並ぶ名作として知られますね」(芸能ライター)
さらに、『金田一少年の事件簿』は、2001年、2005年と2013〜2014年にもそれぞれドラマ化されている。二代目の金田一少年を演じたのは嵐の松本潤、三代目はKAT-TUNの亀梨和也、四代目はHey! Say! JUMPの山田涼介である。『金田一少年』シリーズは一貫してジャニーズタレントを主役に据えたドラマであるといえる。そこで期待されるのが漫画に同じく、堂本剛による20年目の金田一少年の復活だろう。
「KinKi Kids関連のドラマでは、昨年に『僕らの勇気未満都市2017』(同)が放送されました。同作には、現在は芸能界を引退し会社員となったジャニーズJr.の小原裕貴が特別出演したことも話題となりました。『金田一少年』シリーズにも、多くのジャニーズタレントたちが出演していましたので、同窓会的なドラマが実現したら面白いでしょうね。堂本剛にとってこのドラマは初主演作であり、何かと思い入れもあるでしょう」(前出・同)
漫画の復活とともに、ドラマの復活を望む声も増えていきそうだ。