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放送終了1か月の「ヨルタモリ」 テレビ業界の常識を打ち破った挑戦とは

 放送が終了してから1か月が経過したフジテレビ「ヨルタモリ」。放送終了の報を受けて、ネット上では「悲しい」「ショック」「残念」など同番組の放送終了を惜しむ声が多数上がった。今現在でも復活を望む意見も聞こえてくるが、実は同番組はテレビ業界において積極的なチャレンジを試みていたことをご存知だろうか。

 同番組は2014年10月19日から放送をスタートし、2015年9月20日まで放送。同局の「笑っていいとも!」以来、タモリが半年ぶりにフジでのレギュラーを務めるということで、大きな注目を浴びながら番組が開始した。

 番組の内容は、「WHITE RAINBOW」というBarに、架空の客を演じたタモリが訪れるスタイルで、Barのママ役である宮沢りえやゲストなどとトークを展開。自由なスタイルでタモリの良さを最大限に引き出していた。また、ミニコーナーでは「鉄道車両によるG1レース」、「国文学者・李澤京平教授」、「Mr.炒飯」などマニアックなネタが放送され、人気を博していた。

 実はこの番組、今のテレビ番組が当たり前に使用している演出方法をやめているのだ。それは“テロップ”である。バラエティのみならず、情報番組や報道番組でもテロップは使用されるようになり、またNHKや民放各社でも分け隔てなく使用している。もはや日本のテレビ業界にテロップはなくてはならない存在になっており、テロップはテレビ業界での常識となっている。

 「ヨルタモリ」を担当した放送作家の樋口卓治氏は以前、テレビ番組「新・週刊フジテレビ批評」で、「ヨルタモリって今ある常識を全部やめようよっていうので始まっている。テロップも出ないし、今やってること全部廃止してるんですよ」と明かした。また、なぜそのような挑戦ができたかということについては、「タモリさんというひとつの才能に向かって、その人が一番活きる番組を作った」とコメントしていた。

 番組は当初から1年契約で終了ということだったが、フジテレビにはタモリだからこそできる番組作りを再び挑戦してほしいものだ。

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