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2018年の『妖怪ウォッチ』、ゲーム延期にアプリ不調 子供の支持は回復する?

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妖怪ウォッチ

 2013年末から子供を中心に大ヒットとなったゲームソフト『妖怪ウォッチ』に「黄色信号」が点灯してるという。

 『妖怪ウォッチ』は、2013年にゲーム会社のレベルファイブが発売したニンテンドー3DS用ソフトで、2014年にはテレビアニメが放送開始。アニメとほぼ同時に発売された「DX妖怪ウォッチ」および「妖怪メダル」は子供達の間で一大ブームとなり、品切れや転売が横行し社会騒動になるなど、経済界でも大きく注目された。

 しかし、2018年『妖怪ウォッチ』は「冬の時代」に突入していたという。

 2014年から放送されていたテレビアニメは次第に視聴率が落ちはじめ、2018年4月には新シリーズ『妖怪ウォッチシャドウサイド』がスタート。しかし、ジバニャンやコマさんなど可愛らしい妖怪はデザインが一新され、男の子向けの凶暴なデザインにリファインされ、「妖怪バトル」が中心となり子供からの支持が低下。

 また、要となるゲームはレベルファイブ社の社員が大量離脱したことにより、製作が軒並み遅れており、2018年冬に発売が予告されていたNintendo Switch専用ソフト『妖怪ウォッチ4』は2019年春に延期。子供達がおもちゃを買える「クリスマス商戦」を見逃してしまったことにより、ゲーム売上も不安視されている。

 さらに、2016年より『妖怪ウォッチ』が推し出している「スマホアプリ」に関しても、業界では冷ややかな目線が浴びせられている。

 レベルファイブ社が2018年6月27日にリリースした『妖怪ウォッチワールド』は大手のガンホーと組み、社運をかけて製作したアプリだったが、リリースから半年経った12月現在はダウンロード数200万はなんとか超えたものの、バグも多くプレイを継続するユーザーは減少傾向にあり、来年には規模を縮小するのではないかとされている。

 これら不振の要因は、妖怪メダルが品切れになったときに問題となった「ユーザー目線の欠如」、「商売第一主義」が根底にあるのではないかとされており、「もう一度原点に立ち直っては?」とのファンは声は強いという。

 クオリティや商売も大事だが、ファンをより大事にし、来年には明るいニュースを期待したいところだ。

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