8月に胆のう摘出手術をしたのは所ジョージ。だが、先日、新番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)の会見に出席し、患部に挿入された医療器具を取り出す手術を11月に受けると明かした。
円楽は定期健診でがんが見つかったという。だが極めて初期であることから、わずか1週間で復帰する。また所も、手術を受けたもののそこまで仕事に大きく影響したわけではなかった。
「さらに最近では高須クリニックの高須克弥院長が、全身がんに侵されていることを告白しました。自身はTwitterで『挑戦的治療の治療効果を体験できるのは最高の娯楽』とかなり前向きな姿勢を見せています。また女優の東てる美は今年7月、ステージ1の肺腺がんを患っていることを公表しましたが、手術を終えて復帰ライブを開きました」(芸能ライター)
このように、タレントの病気公表や、治療のための休養が相次いでいる。彼らはどうしてここまで頻繁に語るのだろうか。かつては芸能人がみずから病名を明かすことはそこまで多くなかった印象がある。
「フジテレビのアナウンサーで1993年、胃がんのために48歳で亡くなった逸見政孝さんも、世間には当初、十二指腸潰瘍の手術を受けたと報告していました。また同じく52歳の若さで死去した石原裕次郎さんにいたっては、肝臓がんだということは最期まで本人に伝えられることはありませんでした」(同)
こうした経緯を考えるに、かつての芸能界では、病気にかかることはマイナスイメージと思われていたのではないだろうか。また世間一般の空気としても、病気することが後ろめたいと思われていた時代もあったハズ。
「だが今や、病気をした場合、どんなに重篤でも患者本人に『告知』することが当たり前になりました。そうした風潮も大きく反映されているのだと思います。さらにここまでSNSが発達した今、芸能人と言えども病気を隠し通せてはいられませんし、むしろ明かしたほうが、一般人から『勇気づけられる』と歓迎されるようになったことも大きいでしょう」(同)
またもう1つ、意外な理由があるという。
「ここのところ医療番組で、芸能人がメディカルチェックをする企画が多くなりました。東てる美の病気も番組の検査で分かったものです。こうした番組で発覚した場合は、公表したほうが番組にとってもプラスに働きます。本人にとっても、助けてもらった恩義があるはず」(同)
もちろん公表するかどうかは本人の判断だが、みな元気に戻ってきてもらいたいところだ。