堤下と言えば、インターネットの生放送中に泥酔で登場。女性と口論になり、「喧嘩してぇのか」などと暴言を吐いて一気に炎上してしまった過去がある。さらに、2017年には 抗アレルギー薬と睡眠薬を飲んだ状態で車を運転し、書類送検。その数か月後には、赤信号で停車中のごみ収集車に追突する事故を起こしている。これを受けて堤下は謹慎。芸能生活やコンビも危うい状態となってしまった。そんな中、手を差し伸べた芸人仲間がいるという。
「キングコング・梶原雄太ですね。彼はYouTubeの『カジサックチャンネル』で復帰後の堤下をいち早く呼びました。梶原と堤下は『はねるのトびら』(フジテレビ系)にて共演している旧知の仲。彼のポテンシャルを発揮できるような企画で、ゲストに呼び続け、視聴者の好感度を上げていきました」(芸能ライター)
そんな甲斐もあってか、芸人・堤下としての評価はうなぎのぼりに。その後、同じくカジサックのYouTubeチャンネルで披露した料理が好評を呼び、2019年8月にはYouTubeチャンネル「堤下食堂」をオープン。カジサックの視聴者が流れたこともあって、現在20万人以上のチャンネル登録者数となっている。動画では「まるちゃん」という女性がアシスタントが入っており、女性視聴者も閲覧しやすい形に。彼のレシピは世の奥様連中から好評を受けていて、『作りました』といった声もあるほど。こうした様々な要素が功を奏し、成功のきっかけになったようだ。
「最近では、堤下プロデュースの舞台『愛害〜12の本性〜』も行われました。クラウドファンディングで資金を募ったのですが、目標金額 3,000,000円のところ、4,685,000円の支援金が集まり達成しています。ネットでも『楽しかった』、『いろいろ考えさせられる』という声もあり、大成功を収めたようですね」(同上)
ネットの敵だった堤下が、今ではネットを味方につけて活動の幅を広げている。今後はインパルスとしても、テレビやネットで活躍する姿が見たいものだ。