今週の新潟デビューの注目馬は、8月18日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のレッドリベリオン。馬名の由来は「冠名+反逆。母系に連なる歴史ある血脈の爆発を期待して」。牡、鹿毛、2011年2月13日生。美浦・戸田博文厩舎。父ステイゴールド、母ハトシェプスト、母父トワイニング。生産は浦河町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は東京ホースレーシング。愛馬会法人・東京サラブレッドクラブの募集馬で総額3000万円。近親には97年オークス(GI)、秋華賞(GI)の牝馬クラシック二冠馬となり、98、99年とエリザベス女王杯(GI)を連覇し、GI5勝を挙げたメジロドーベルがいる。現時点では後駆に比べ前駆が勝っており、特に肩周りのつくりは偉大な三冠馬・オルフェーヴルの同時期に負けず劣らず。筋肉の質は素晴らしく、弾力があって良い脚を長く使えそうなタイプ。馬体全体の印象から卓越したスピード能力を持ち、筋肉の収縮性があるので、血統から考える適性距離よりも長めの距離で活躍しそうだ。牧場関係者からは「この馬は走るよ」とのお墨付き。なお、鞍上には吉田豊騎手を予定している。
小倉デビューの注目馬は、8月18日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のウインフルブルーム。馬名の由来は「冠名+満開。花が咲き誇る特別な一週間」。牡、栗毛、2011年3月25日生。栗東・宮本博厩舎。父スペシャルウィーク、母ハナノメガミ、母父サクラユタカオー。生産は新冠町・ビッグレッドファーム、馬主はウイン。愛馬会法人・ウインレーシングクラブの募集馬で総額1500万円。近親には02年アルゼンチン共和国杯(GII)を勝ち、03年天皇賞(春)でヒシミラクルの2着に入ったサンライズジャガー(父リアルシャダイ)がおり、半兄には芝で全4勝を挙げ、重賞にも出走したコーナーストーン(父ダンスインザダーク)がいる。本馬は父に似たすらっとした馬体をしているが、成長とともに筋肉量が増すにつれて芝というよりもダート適性が強くなってきたように見受けられる。兄弟は芝での活躍馬が多いが、父がフジキセキの半兄・アトラスリッジのようにダートで才能が開くパターンではないだろうか。なお、鞍上には柴田大知騎手を予定している。
※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。