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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/30福島・6/30中京)

 先週の函館デビューの注目馬・ファイトバックは、好スタートを切ると流れに乗って好位4番手の位置取り。ペースが上がっても落ち着いて追走し、直線入り口から追われるとじわじわ加速しきっちり差し切って1着。多少余裕のある体つきでこのレースぶり。次走はさらにパフォーマンスを上げることは間違いなく、今後が楽しみな1頭。阪神デビューの注目馬・ピオネロは、まずまずのスタートを切るが行き脚が付かず後方からの競馬。終始外を回りながら直線では大外に持ち出して追われると、重心の低いフォームでグイグ イと伸び、上がり最速33秒4の脚を使い1着。2着馬との着差は0秒1差とわずかだが、レースの上がりが33秒8と上がりの競馬だったことを考えると着差以上の強さ。ネオユニヴァース産駒らしくやや力のいる馬場だったこともプラスになったか。いずれにせよ順調にいけば大きいところを取れそうな内容であった。こちらも今後が楽しみである。

 今週の福島デビューの注目馬は、6月30日(日)福島第5R芝1800m戦に出走予定のウォルフラム。馬名の由来は「銀白色の硬い金属」。牡、芦毛、2011年5月4日生。栗東・高野友和厩舎。父クロフネ、母タンザナイト、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額3000万円。半姉には全4勝を挙げ、秋華賞にも出走したモルガナイト(父アグネスデジタル)や、半兄に芝中距離路線で3勝を挙げているラブラドライト(父キングカメハメハ)、伯父には5連勝でジャパンカップダートを制したアロンダイト(父エルコンドルパサー)がいる。祖母のキャサリーンパーからなる母系は非常に優秀で活躍馬が多い。本馬はクロフネ産駒であるが、バランスの良い好馬体で柔らかみがある動き。繋ぎはクッションがありスナップの効いた走りをしている。芝ダート兼用馬で、トモには良質な筋肉が付いており力強い走りが期待できる。ただ、遅産まれということもあり、まだ全体的に成長途上な部分が多く本格化はまだ先。距離はマイルよりの中距離路線が良さそうだ。なお、鞍上は池 添謙一騎手を予定している。

 中京デビューの注目馬は、6月30日(日)中京第5R芝1600m戦に出走予定のリラヴァティ。馬名の由来は「スリランカの女王名」。牝、黒鹿毛、2011年3月5日生。栗東・石坂正厩舎。父ゼンノロブロイ、母シンハリーズ、母父Singspiel。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額3600万円。半兄にはデビュー2連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制したアダムスピーク(父ディープインパクト)がいる。牝馬らしい丸みを帯びた好馬体をしており、顔は賢そうな顔立ち。ゴムまりのようなフットワークをしており、後肢のつくりからもキレで勝負するタイプ。環境対応力が高く、飼い食いが落ちな いことから内臓面が強いことがわかる。馬体、内臓面、気性的にも高レベルで、来年の牝馬クラシックを賑わせてくれる1頭となるだろう。なお、鞍上には浜中俊騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝らわ上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜日掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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