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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/15函館・6/15阪神)

 先週の東京デビューの注目馬・レッドラウディーは、スタートひと息で後方3、4番手からの競馬。内枠だったこともあり無駄な動きをせず直線までじっと我慢する。直線に入るとじわじわとギアを上げ加速。残り200mから鋭く追い込み2着。新馬戦ということもありまだ全力を出し切れていないようで、クビもまだ上手く使えていない。それでも2着に来るのだから能力は確か。次走あっさり勝ち上がりそうだ。阪神デビューの注目馬・ミヤジカールソンは、まずまずのスタートを切ると中団の位置取り。道中少し折り合いを欠き、3コーナ ーあたりから外に逃げようとする。外に逃げようとしているため鞍上が気をつけながら3、4コーナー中間から仕掛けていく。直線に入りスッ と前を交わしにかかるが、一瞬脚を使っただけで止まってしまい7着。道中若干かかっていたことや外に逃げようとしていたことを考えると、まともに競馬をすればすぐにチャンスがありそうだ。

 今週の函館デビューの注目馬は、6月15日(土)函館5R芝1000m戦に出走予定のヒルノバーハーバ。馬名の由来は「冠名+アメリカの地名」。牡、鹿毛、2011年4月14日生。栗東・昆貢厩舎。父キングカメハメハ、母エーシンオームズ、母父へクタープロテクター。生産は浦河町・小島牧場、馬主はヒルノ。祖母エイシンオーリアンは、デビュー2連勝後中日スポーツ賞2歳S(GIII)へ出走し3着と好走した快速馬。本馬はバランスの取れた好馬体をしており、トモ、肩、胸前と主要な部分に良質な筋肉を備えている。頸差しが太く、胸前までのラインは力強い。胴が詰まっていることや繋ぎが短めなことから距離はマイルがベストか。意思が強そうな顔つきをしているが、気性が悪いわけではなくレースにいって勝負根性を発揮しそうだ。なお、鞍上には四位洋文騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、6月15日(土)阪神5Rダート1200m戦に出走予定のドリームカイザー。馬名の由 来は「冠名+皇帝」。牡、栗毛、2011年2月14日生。栗東・飯田雄三厩舎。父キングカメハメハ、母サルガソシー、母父Affirmed。生産は日高町・浦新徳司氏、馬主はセゾンレースホース。クラブ法人・サラブレッドクラブセゾンの募集馬で総額2,600万円。メイショウヒミコを筆頭に中央で2勝を挙げている兄弟が3頭いる。本馬を見ると、まず肩とトモの筋肉に目が行く。トモや肩にはボリュームがある筋肉が付いており、如何にもパワーがありそうだ。それゆえ距離はあまり持ちそうもなくマイルまでが守備範囲か。腹袋がしっかりしており、内臓面にも不安がなさそう。全体的にしっかりしたつくりで、息の長い活躍が期待できる。なお、鞍上には幸英明騎手を予定している。

※出走予定競走には、 馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・ 浦河にある 生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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