−−特別2連勝と好調の秘けつは?
津曲助手「若いときは性格がひねくれていて、まじめに走らなかったからパシュファイアーで矯正してきたが、お爺さんになってやっと性格が素直になった(笑)。精神面の成長が一番大きい。パシュファイアーを外してから、(2)(1)(1)着と毎回、集中力のある走りをしている」
−−7歳馬の割には、30戦と数は使っていませんね。
津曲助手「原因は2度の骨折(合計21カ月休養)。そのため、遠回りしたけど、無事だったらもっと早く出世していたはず」
−−「走る馬」と評価が定まったのは、どのレースですか?
津曲助手「デビュー4戦目の未勝利。パシュファイアーを着けていたけど、1秒4突き放す圧勝だったし、短距離のダートなら相当走ると確信した。最初の骨折は、その矢先のことだったのでショックでしたね」
−−度重なる骨折を克服して、ついに重賞(初挑戦)の晴れ舞台に立つ感想をお願いします。
津曲助手「初めてオープン入りしたのに、ハンデ55kgは見込まれすぎた。53kgだったら色気を持てるけど(笑)。でも、可能性はあると信じている」
−−手垢のついた言葉ですが、“競馬は格より調子”といいます。
津曲助手「確かに、状態は2週前からグングン良くなっているし、最終追い切りの動きも抜群に良かった」
−−最後に意気込みをお願いします。
津曲助手「心身とも今が充実期だし、中山ダート千二は4勝を挙げているベストの条件。前にいく馬なので差し、追い込み馬が不発に終わればチャンスはある」