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「情報収集を行いたい」所属事務所が簡単に新井浩文容疑者を解雇できない理由

 都内の自宅マンションで昨年7月、派遣型マッサージ店の30代女性従業員に性的暴行をしたとして、強制性交の疑いで逮捕された俳優の新井浩文容疑者について4日、所属事務所が「すぐに解雇という方向で動いているわけではない」と話していることを、一部スポーツ紙が報じた。

 記事によると、先週、一部が「週明けにも解雇へ」と報じたが、記事によると、4日の時点では解雇の有無に関する具体的な決定はしていないそうで、事務所は「まずは、正確な事実関係の確認をするための情報収集を行いたい」との見解。

 新井容疑者との面会については、事務所の都合だけで会えるわけではないというが、「早急に本人に会って確認しなければいけないこともある」としたという。

 逮捕の余波はさらに広がり、CS放送「映画・チャンネルNECO」は4日、新井容疑者が出演した3作品の放送を取りやめ、別作品を放送することを発表した。

 公式サイトで「出演者が法令違反容疑で逮捕されたことを重く受け止め、番組を変更して放送させて頂きます」と説明。

 17年の実写邦画ランキング1位を記録した「銀魂」(17年)と、「葛城事件」(16年)、「名前のない女たち」(10年)の3本が放送中止になった。

 「あまりにも放送や配信できなくなってしまった作品が多い新井容疑者。損害賠償の金額は15億円にも及ぶのではと言われている。事務所としては解雇すれば一件落着だが、賠償金の支払いに関して、例えば新井容疑者のみにかぶせた場合、新井容疑者が自己破産したらそれでおしまい。そうなると、事務所の信用問題に及んでしまうので、解雇せず、新井容疑者と話し合ったうえで対応する必要が生じる」(芸能プロ関係者)

 事件当時、飲酒していたという新井容疑者。一部報道によると、「性的な行為はしたが、無理やりだったかどうかよく覚えていない」などと供述しているという。

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