知事は「ぼく言ったんだ松村に。『おまえ無理だ』と。そうしたら、去年完走できなかったから減量して15キロぐらい痩せたらしいんだけど、15キロも減量することそのものに無理がある」とバッサリ。テレビ番組などで共演する仲とあって、容赦ない言葉を浴びせた。
安心した反動か、説教は止まらず、「あれだけ太った人でほかに走った人はいないんじゃないか。芸人さんは上からの命令があるとツラいことをしなくちゃいかんのかもしれないけども、あの体では自分で考えたほうがよかったと思うよ。人騒がせだよアイツ」と叱り飛ばした。
それでも退院の知らせには、「松ちゃん、本当に危なかったねえ。助かってホッとしましたけども」と胸をなで下ろしていた。
当の松村さんは同日都内で会見し、「これをきっかけにデブタレントは卒業したい。芸能界の寿命より自分の寿命が恋しくなった」と笑いを取った。大会では約15キロ付近で倒れ、AED(自動体外式除細動器)で蘇生。13日間の入院生活で103.4キロあった体重は99.7キロと夢の2けた台に突入したという。「夢の中でゴールしていた」といい、さらに体を絞ることができればマラソンを続けるという。それにしても、旧知の仲とはいえ、公然とデブ呼ばわりするのはいかがなものか。(高)