『エリミネーション・チェンバー』で新インターコンチネンタル(IC)王者となったフィン・ベイラーがリングに登場。「IC王座は夢だったんだ。このベルトのレガシーを引き継いでいく」と意気込んだ。ここで「IC王者としてふさわしくない」とリオ・ラッシュが話をさえぎるように登場。さらに背後からボビー・ラシュリーがベイラーを襲撃し、2人がベイラーに暴行を加えていると、そこへファームブランドNXTのスーパースター、リコシェが救出に入ってきた。
そのまま4人によるタッグマッチが始まった。すると、リコシェがハリケーンラナからのドロップキックでラッシュを翻弄。ロウの会場に集まったファンの心をつかむ。しかし、ベイラーがラシュリーのパワーファイトに捕まり苦戦。何とかリコシェにタッチすると、トペ・コンヒーロでラッシュを蹴散らした。ベイラーはジョン・ウーでラシュリーをバリケードまで吹っ飛ばし、叩き付けるという2人ならではのチームワークを発揮すると、最後はリコシェが必殺の630°スプラッシュでラッシュから3カウント。リコシェがベイラーとのタッグでロウデビューを勝利で飾った。
ベイラーはプリンス・デヴィットのリングネームで、新日本ジュニアの絶対王者にまで上り詰め、現在も新日本マットを荒らしている外国人ユニット、バレットクラブの創設者であり、初代リーダーを務めた。リコシェもドラゴンゲートを経て、新日本ジュニアを引っ張っていただけに、リコシェが今後ロウに昇格するようなことがあれば、このタッグは日本のファンにとっても魅力的。日本公演でも見てみたいという声が出るのは間違いない。
リコシェのさらなる飛躍に期待したい。
文 / どら増田
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