◎アダムスピーク
○トリップ
▲サイレントサタデー
△クラレント
△エキストラエンド
△ブリスアウト
△フェノーメノ
チューリップ賞と同様に、こちらも主役は2戦2勝のディープ産駒、ラジオNIKKEI杯2歳Sの優勝馬アダムスピーク。ここ10年のデータでは、同レースの勝ち馬で翌年の弥生賞に出走したのは5頭。うち3頭(03年コスモバルク、08年ロジユニヴァース、09年ヴィクトワールピサ)が優勝している。他の2頭も03年のザッツザプレンティが6着、06年のサクラメガワンダーが4着と大崩れはしておらず、アダムスピークも高い確率で勝ち負けになるだろう。今週の追い切りで初めて跨った内田騎手も乗り味、動き、スタミナ、そして素質の高さを絶賛していた。落ち着いた気性で初めての輸送競馬も無難にこなすはず。崩れることは考えにくく、アダムを軸に馬単、馬連メインで買いたい。相手は多士済済。ラジオNIKKEI4着のトリップは、今週の追い切りでチューリップ賞の大本命ジョワドヴィーヴルに先着。余裕残しの仕上げながら動きは上々だった。これまでの実績を考えれば、輸送さえクリアすれば皐月賞の権利内は十分。展開面で浮上してくるのは、いずれも逃げてデビューから2連勝中のサイレントサタデー。引き続き好調子をキープしており、他の先行馬との兼ね合いはあるものの、うまく単騎逃げの格好に持ち込むことができれば前残りも。以下、休養前の2走が13、7着とチグハグだったクラレントが放牧を挟んでリフレッシュ。馬体もふっくらしており巻き返しがあって不思議ではない。今回が重賞初挑戦となる新興勢力、エキストラエンド、フェノーメノ、ブリスアウトあたりも連下なら。
【馬単】流し(12)→(2)(8)(11)(13)(14)(15)
【馬連】流し(12)軸(2)(8)(11)(13)(14)(15)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。