◎ジョワドヴィーヴル
○ジェンティルドンナ
▲エピセアローム
△ハナズゴール
△フクノハツヒメ
注目はなんといっても2歳女王ジョワドヴィーヴル。ブエナビスタの半妹、トーセンレーヴの全妹という血統背景もさることながら、わずか1戦のキャリアであっさりと勝った阪神JFの内容が秀逸。最低でも桜花賞までは牝馬クラシック戦線の主役であることは間違いない。約3か月ぶりの実戦となるが、今週の追い切りの動きは圧巻。のめるような馬場で3馬身ほど追いかけて遅れはしたものの、全身を使ったフォームでかつてない躍動感を披露。休養を挟んでの成長ぶりを見せつけた。もちろん桜花賞前の一叩きだが、仕上がりは上々。著しく力をつけた印象の馬もおらず、このメンバーなら青写真どおりに土付かずで本番の舞台へ向かうことになるだろう。相手筆頭は、前哨戦での対戦が勿体ないくらいのジェンティルドンナ。中間に熱発したとのことで割引は必要だが、その影響がなければ一騎打ちになる公算大。あとは…石坂厩舎のもう1頭エピセアロームくらいか。前走(阪神JF8着)では、16番枠からの発走で前に壁がつくれずに本来の力を発揮できなかったような内容。早熟とは言い切れず、巻き返しがあっておかしくない。3連単の穴には、腕利ジョッキーをつかまえた関東馬2頭ハナズゴールとフクノハツヒメを。
【馬単】流し(5)軸(1)(14)
【3連単】フォーメーション(5)→(1)(14)→(1)(12)(13)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。