前世やヒーリングなどを好むスピリチュアルな人々の間では、2012年に地球を含む太陽系そのものがフォトンベルトというエネルギー光子の集合体に、突入するとされている。
これは電子レンジのようなもので、この中では生物は肉体を維持できなくなり、霊性の低い人間は死滅し、高い人間のみが次元が上昇し“肉体を必要としない超人類”に進化すると言われている。
ドラゴンボールの「スーパーサイヤ人」並の話で、かなりぶっ飛んでいるが、芸能界や実業界の著名な人々がこれを信じているという。
このフォトンベルトへの突入は1万年に1回定期的にやってくる。前回の1万年前突入では、ムー大陸・アトランティス大陸・レムリア大陸が滅びたとされている。
ニューエイジの流れを汲むスピリチュアルらしいが、荒唐無稽すぎるだろう。
さらに、最近話題なのはマヤ文明の予言。残された文書の解読が進むマヤ文明だが、多くの予言の存在が明らかになっている。マヤの預言者たちは、時代とは「太陽が生まれ、老いて、やがて死を迎える」というひとつのローテーションであると認識し、過去に5つ太陽の時代を予言しているという。
だが、現在我々が生きている第五の太陽の時代が最後の時代であり、それ以降は人類の時代が終わるとされる。マヤの大周期で言うと5125年、現在の我々が使用している暦に換算すると2012年12月22日で、マヤの暦が終わっている。この日に全人類は滅亡するので、これ以降の暦は必要ない。この予言は人類滅亡ではなく、マヤ文明・遺跡の崩壊という意味ではないだろうか。現在、環境破壊もありマヤの遺跡はまさに壊滅の危機にあるのだ。
明治から昭和にかけて活躍した日本が誇る予言者・出口王仁三郎も、人類の大洗濯(人類滅亡)が起きると予言。王仁三郎が作った「続・瑞能神歌」には、核攻撃により日本の人口が1億人から、3500万人にまで激減するとされている。
「黄泉比良坂の戦い」とは、王仁三郎流のハルマゲドンの言い廻しだが、その時期は「子の歳真ん中にして、前後10年が正念場」と解釈されている。子の歳とは、2008年であるから、今年から2018年まで油断できないと言える。
しかし、王仁三郎は破滅的な予言とは言っておらず、むしろ、大難を小難にできるとさえ言っている。