シリーズ前3作と同様、写真集の体裁をとりつつも解説が実にしっかりしている。ベンツ警護車のフロントグリルに光るLED赤色灯の被視認性の高さや、個性的でかわいらしいダイハツ・ハイゼットカーゴのミニパト誕生秘話など、読み物としても単純におもしろい。
最近、ダムや工場などの写真集が幅を利かせてきた。警察マニアを自負するならば新年はパトカーの勇姿をしっかりまぶたに焼き付けたい。沸々とわきあがる正義感。それこそが“パトカー萌えッ”なのだから。ページをめくりながら西部警察のテーマが聞こえてきたら本物だ。A4変型判136ページ。税込み1980円。