不適切な発言があったのは、爆笑問題の太田光とタレントのミッツ・マングローブ、ナジャ・グランディーバが本音でトークを繰り広げる「光の小部屋」のコーナーでのことだ。この日は多くの若者が渋谷に集まり、騒動となった今年10月のハロウィーンについて取り上げたのだが、この話題が問題発言を生むこととになってしまった。
まず、ミッツ・マングローブが「ハロウィーンの大義がまだ日本に根付いていないからこういうバカ騒ぎになっちゃう」と問題の根底に触れると、次には「お祭りの秩序って、やくざの人たちが治めてるところがあるじゃない。渋谷はね、いないんですよ。だからこれだけ好き放題にできちゃう」と発言。“やくざ”というワードを持ち出し、議論を展開したのだ。
そしてこれに対し、太田も「やくざが必要ってことかな、結局はね」と納得。なんとかトークを終了した。
しかし、これらの発言を不適切であると捉え、山本アナは「先ほどのコーナーでハロウィーンをやくざに仕切らせるといった発言がありましたが、大変失礼いたしました。不適切な発言でした」と謝罪。視聴者からも「番組見てましたがこの発言は驚きました」「言いたいことはわかるが、公共の電波では非常にまずかったと思います」といった声が寄せられていた。
だが、更なる問題は山本アナが謝罪をした時だ。当の本人たちは謝罪中にも関わらず、ニヤけながら頭を下げたことで、ネット上では批判の的に。「言った本人が謝るべき」「アナウンサーに謝らせるなんて、立派なハラスメント」という言葉が相次いだ。
「ネット番組では許された発言かと思いますが、テレビで、ましてや生放送ということを考えると、もう少し出演者も配慮が必要だったと思います。今回は共感する人よりも驚いた人の方が多く、視聴者も違和感を覚えたようです」(芸能記者)
過激な発言が売りの番組でも、最低限の注意は必要だ。