61歳の僧侶は今年1月20日、堺市北区で自動車を運転していた際、後ろを走っていた軽自動車に対し、約450メートルにわたり急ブレーキを繰り返すなどして、走行を妨害する煽り運転を行う。さらに、信号待ちで停車すると僧侶は車を降り、軽自動車を運転していた36歳の男性に対し胸ぐらを掴んだ。
警察によると、僧侶は飲食店から自動車で出る際、急に飛び出すような危険運転をしており、危険を感じた男性がパッシング。これに「逆ギレ」した僧侶がブレーキを踏みまくるなどしたのだという。
亡き者を安らかに成仏させることが仕事の僧侶が、危険運転をしたうえパッシングされたことにキレてしまうとは、呆れの一言で、僧侶としての資質に欠けていたと言わざるを得ないもの。また、当日僧侶は檀家に向かう途中で、僧衣を着用していた。仕事着で煽り運転や「喧嘩」を吹っ掛けるような行動に出ていたことも、驚きを禁じえない。
僧侶は容疑を認めており、警察の取り調べに対して「急な割り込みをしていないのにパッシングを受け腹が立った、注意してやろうと立て続けにブレーキを踏んだ」「胸ぐらを掴んだのは行き過ぎた行為で申し訳ない」と話している。この様子は、1月に被害者自らがTwitterにドライブレコーダーによって撮影された動画をアップロードしており、僧侶が関西弁で運転者を罵る様子が酷すぎると話題になっていた。
なんとも沸点の低い僧侶の事件に、「いい歳した僧侶がパッシングくらいでキレるなんて怖い」「修行が足りない。僧侶がビジネス化してしまって、質が落ちていることを現している事件」「檀家のためにも実名を明かしてほしい」と、厳しい声が上がる。
僧侶への厳しい声の一方で、動画を見たネットユーザーからは「パッシングするほどではない」「パッシングする必要はないし、入ってくる車に対し車間を詰めて加速している」「被害者の運転も酷い。どっちもどっちだと思う」という声も上がった。
僧侶は何度もブレーキを踏み煽り行為を働いており、危険運転と言わざるを得ない。さらに、胸ぐらをつかむことも不適切だ。一方で、第三者が見て「煽り」や「怒り」を誘発していると取られかねないような運転も控えるべきだろう。