坂田氏は4度目の世界挑戦となった07年3月19日、ロレンソ・パーラを破り、WBA世界フライ級王座を奪取。その後、4度の防衛に成功した。
世界返り咲きを懸け、昨年9月25日には、元同門の大毅の持つ同王座に挑むも、0-3の判定で敗れた。敗戦後、進退を保留していたが、さる1月13日に引退を発表した。4月からは専修大学商学部マーケティング学科(2部)に通学する予定であることを明かしていた。
05年から稲城市に住んでいる坂田氏は、「12年間、ボクシングの現役を続けている間に、稲城市の後援会や市民の方々から応援していただいた。これから先、自分が何か恩返しができないかと考え、皆さんの声を市政に反映することだと決意した」とコメント。
当選すれば、日本国内では異例の元ボクサー議員の誕生となる。
(ジャーナリスト/落合一郎)