認知科学者で様々な幅広い活動を行っている苫米地英人氏が21日、自身のブログを更新。「SMAP解散&分裂」騒動について持論を展開し、SMAPを擁護した。ブログの冒頭では、日本国憲法18条の「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」を記載。SMAPメンバーの生謝罪については、「『タレント奴隷制』が浮き彫りになったのが月曜日の5人による喪服謝罪生放送」と表現した。苫米地氏は、TOKYO MXの「バラいろダンディ」の出演を見合わせ、SMAPに関する自身の考えをあえてブログで発表。本来ブログに書いたことを、出演する番組内で話す予定だったが、MX側やスポンサーに対しての配慮であると説明し、自身の考えは番組関係者とは一切関係ないと強調した。
“夜回り先生”こと水谷修氏は自身のブログを20日に、「ふざけるな…。怒っています」とのタイトルで更新。「ジャニーズの幹部の人たちのこころがわかりません。自分たちが育てた子どもたちが、立派に自分の生き方を見つけ自立する。これは、嬉しいことであるはずなのに…。一人が残り、後は自立。それぞれを助けながら、でも、SMAPとしてのみんなの活動も支える。それが、当たり前のことなのに。自分たちを裏切ったから、謝罪しろ。これは、許せない。子どもを育てた親は、その自立をはぐくむ。それができないジャニーズにとって、所属する子どもたちは、自分たちの言うことを何でも聞く奴隷にしたいのか。そこまで私は考えます」との持論を展開した。
漫画家の小林よしのり氏は21日に自身のブログで、「SMAPはメリー副社長の横暴に屈するしかないらしい。それというのも、テレビ局もジャニーズ事務所には逆らえないらしいし、芸能人も逆らえないらしいし、独立したら干されるだけというのがある。芸能事務所のヤクザなしきたりに、テレビや出版社その他が、同調してしまうから、個人は潰される」と語り、そして、「中居くんに対する同情だけが沸く」とも。
それぞれ共通しているのは、一部で報道された所属事務所の“パワハラ”的な体質。芸能界のど真ん中にいるわけではない“文化人”という枠だからこそ、可能であった発言であったようだ。苫米地と水谷は、“奴隷”という強い言葉を使っている。
また、以上の発言はそれぞれ自身のブログでのものであるが、デーブ・スペクターは、『サンデー・ジャポン』で、「今回のSMAP騒動でテレビ局の独自の取材がまったくない」と指摘。そして、「日本の芸能界と、事務所、テレビのあり方がすごく浮き彫りになっちゃった」とも指摘した。そして、同番組でこの意見に同調したり、徹底的に反論したりする出演者はおらず、そのことで、デーブ・スペクターの持論の正しさを証明してしまった。