この時期は歓送迎会シーズンですから、どこのお店も週末になると人がいっぱいですね。小さい店だと入店さえできません。都心部では少々難しいですが、郊外の大箱だと、黒服の判断によっては、女の子のつかないウェイティング(待機時間)の間も無料で飲ませてもらえる…なんてこともありますので、飲み足りないときはあえて混んでいる店を狙ってみるといいかもしれません。
さて、その「ウェイティング」の判断についてもそうですが、黒服の器量というものは、キャバクラ遊びにとって最も重要と言っても過言ではありません。「店を見る前に黒服を見ろ」と私は提言したいくらいです。
私の8年間のネオン街ライフに於いて、今も昔も変わらないと断言できることがあります。それは、「黒服(ボーイ・キャッチ含む)がショボい店は、店そのものもショボい」ということです。
キャバクラのメインはもちろん女の子です。ですが、店の入口で最初に出会うのはキャッチですし、店内で最初に席までエスコートするのはボーイです。延長交渉やドリンク・フードのオーダーを受けて席まで運んでくるのも、ボーイの仕事です。
気分よく酒を飲んでいるときに、その節目節目で、「あいつ…ショボいなあ」という顔を見てしまうのも、なんだか興ざめなものです。
それに、これは完全に経験則ですが、「黒服がショボい=店の教育・指導体制がなっていない=女の子の質も悪い」という連鎖反応が、必ずと言っていいほど発生します。
だから、初めての店に入ろうかどうか迷った場合は、「どうですか?」と客引きしてきたボーイを見定めて、その向こう側にある店の空気を読む…というクセをつけるとよいでしょう。
「うわー、この店はハズレだった!」と、後悔する確率がぐっと減ると思いますよ。
執筆者 yanagi
1978年生まれ
作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。
メールカウンセリングサイト「ysカウンセリングルーム」、ライタースタジオ「スタジオY」主催。
元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。
現在、電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、yanagi名義で「ネオン街三部作」等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表している。
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