90年代の「週刊少年ジャンプ」(集英社)を代表する作品の一つであり、96年にはTVアニメ化、今年10月には日本テレビで実写ドラマがスタートする『地獄先生ぬ〜べ〜』。「なぜ舞台が高校なのだろう…(原作及びアニメ版では小学校が舞台)」など、原作を愛読していたファンにとっては疑問点がたくさんあるだろうが、とりあえず同作の主人公で左手に封印した鬼の力を持つ鵺野鳴介の口説き方を伝授しよう。
鵺野鳴介は小学校教師であるので公務員(しかしお金の使い方が悪いのか、いつも金欠に悩まされている)、顔は二枚目で運動神経も抜群、面倒見が良く、明るい性格で178cmという高身長である。ちなみに年齢は25歳(連載当時)。しかし一見モテそうなスペックだが作中ではあまりモテない。理由はオカルト話が好きで女性相手にも頻繁にしていまい、初期に憧れていた同僚・高橋律子先生をはじめ、女性を恐がられてしまうのだ。だがオカルトの話を怖がらない妖怪たちにはモテモテで、特に雪女・ゆきめには多大な愛情を寄せられている。しかしながらゆきめの好意に対して「妖怪じゃなければ…」と漏らしていることから恋愛対象は人間であるようだ。
だが最終的に二人は両想いになる。ゆきめはぬ〜べ〜に対して盲目という程に一途で激しいアタックとストーカー行為、さらには色仕掛け(本人に自覚があるのかわからないが)をし続けたのだ。ぬ〜べ〜はスケベで優柔不断な性格でもあるので、ゆきめの色仕掛けに「いつか誘惑に負けそう…」と弱気になっており、色仕掛けも口説き落とせた一因となっていると推測するが、幼い頃に母親を亡くし父親・無限界時空とも距離を取っていたぬ〜べ〜にとっては、二人の仲を引き裂こうとした山の神に逆らって、命を懸けてでもぬ〜べ〜を想い続けたゆきめの深く! 激しい愛情はとても大きい存在になっていたのだ。
<結論>
愛情深く色仕掛け(自覚があってもいいんだYO!)で何度も迫ろう。多少激しくても良いし、これらをクリアすれば人間じゃなくても大丈夫。
鵺野先生(敢えて私はこう呼ぶ)もゆきめちゃんも大好きです! 本作が連載スタートした時は、鵺野先生の児童(生徒)である広や郷子達と同学年だったので、ちょっと嬉しく想い読んでいました(笑)。個人的に、連載当時の裏話が知りたい場合は文庫本がオススメですよ〜。(福山理絵)