14日に発生した熊本地震を受け、同県出身の高良は18日、熊本市内の小学校で給水支援ボランティアに従事。ネット上では黒キャップをかぶり、マスクを着用した高良の画像が拡散され、話題となった。
高良は16日、自身のブログで「なにが今必要ですか? 熊本のみなさんタイミングは見極めて動きます」と報告し、「もう少し落ち着いてからの動きは考えています、力を貸してくれる人達もたくさんいます 自分にできることはすべてやりたい」と胸中を語っていた。
高良といえば、今注目の若手俳優で、映画「悼む人」「きみはいい子」、ドラマ「花燃ゆ」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」など数々の作品に出演。2013年には、映画「苦役列車」で第36回「日本アカデミー賞 優秀助演男優賞」を受賞。端正なルックスと変幻自在の演技で各方面から高い評価を得ている。
「今回の行動にはビックリしましたね。多くの芸能人が熊本行きを検討している間に、高校時代の恩師を通じて熊本入りしたそうです。彼の行動力にネット上では称賛の声が続々と上がりました。一躍株を上げ、さらなるファンも獲得したことでしょう。彼は1987年生まれのいわば“ゆとり世代”。この世代は、社会から何かと批判されがちですが、“ゆとり世代”のイメージを少しは変えたと思います。“ゆとり世代の誇り”となったことはいうまでもない」(芸能記者)
“ゆとり世代”は、明確な定義や範囲については諸説あるが、1987年4月2日生まれ〜2004年4月1日生まれの日本人男女とされている。高良は1987年11月12日生まれの現在28歳。現在、“ゆとり世代”にフィーチャーした日本テレビのドラマ「ゆとりですがなにか」などが放送されているが、この世代の特徴としては「怒られることに慣れていなく、ストレス耐性が低い」、「指示待ち人間で自分から積極的に行動をしない」、「プライベートを優先し、会社の飲み会などに参加しない」などと分析されている。
今回の高良の行動はまさに正反対。自ら考え積極的に動き、ボランティアに率先して参加。“ゆとり世代”の見方を変えた者も多いのではないだろうか。