3月20日、女優の西内まりやが自身のツイッターで「人生初ウェディングドレス。着ちゃった」と綴り、ウェディングドレス姿を披露した。その美しい着こなしにはファンから「結婚したい」との声が殺到するなど、大きな話題となった。
西内といえば2007年からファッション誌『ニコラ』の専属モデルとして活動を開始。その後はファッション誌『Seventeen』へと移り、モデルとしてティーン層から絶大な支持を獲得した。また2008年にはドラマ『正義の味方』(日本テレビ)で女優デビュー。以降、数々の作品に出演し、その演技が認められると、2015年にはついに『ホテルコンシェルジュ』(TBS)にて、プライム帯では初のドラマ主演を飾った。さらに西内は歌手としても活動しており、2014年にCDデビューすると、同年、日本レコード大賞新人賞を受賞し、音楽界の歴史にも名を刻むこととなる。
このように彼女は、モデル、女優、歌手と、3足のわらじを履いた芸能生活を送っているため、スケジュールは多忙を極めていた。
「いろんな方に言われるんですよ。取材で。『3つ(モデル・女優・歌手)をやっていて大変じゃないですか？ 絞らないんですか？』って。でも絞れる環境じゃないから、『キツイです』『大変です』って言ってもそれ以上何も言葉出ないし、それで終わりじゃないですか」
昨年放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』で、西内はこのように語り、カメラの前で涙を流した。本当は苦しいと本音を吐き出しそうになっても、「楽しみにしている」と声をかけてくれるファンの顔を浮かべると、何も言えなかった。しかしそのストイックな姿勢が、彼女の体力と精神状態を限界まで追い込んでいく。
「子供みたい。駄目なんです。前室でソファーにうつ伏せして寝ていた。声をかけたら起きたけど、よだれが…」
ドラマの記者会見にて、共演者である西内の様子を、SMAPの香取慎吾が冗談混じりにそう話した時だった。次の瞬間、「本当にすいませんでした…」と、彼女は香取の冗談を真に受け、突然、号泣謝罪を始めたのである。だが西内は香取に怒られたと感じて泣いたのではなく、真面目な性格であるが故、前室で仮眠を取ったというミスがどうしても許せなくなり、涙を流したのだった。
このように、自分をとことんまで追い込む性格の西内。そんな彼女の唯一の息抜きは食べることである。
「体型だって維持できていないのは自分でもわかっていて。本当なら、今の自分の体型だったらダイエットしてるし、食べるの我慢するけど、唯一食べてる時間が息抜きだし、友だちとか人と話せる楽しい時間だから食べちゃうし。だから全部悪循環なんですよ…」
だが、ここにこそ彼女を落とす糸口はある。食べることが大好きな西内は、控え室でスタッフから差し入れのあったお菓子をドカ食いしてしまう可能性は高い。しかし、もしそこで香取が現れ、「あれ、僕の分がない」とポロっと言ったとしたらどうなるだろう。きっと西内は再び「うっ…うっ…、ごめんなさい…、ぜ、全部食べちゃいました…」と号泣するに違いない。
そこで我々は、その光景を目撃したら、2人に近づいていき、思いきって話しかけよう。
「あ、僕もお菓子いっぱい食べ…オオオオオェェェエエエ!!」
そう、ここまで来れば、もうおわかりだろう。女性が自身の行動によってミスを犯した際、一番やってはいけないことは、すぐに手を差し伸べることだ。それをしてしまうと、騒動が大きくなり、女性はますます晒し者状態となって、悲しみの傷がさらに深くなってしまう。
というわけで困っている女性を救う方法はただ1つ。相手のミスに対し、さらに破壊力のある自分のミスをかぶせること。なので全力で嘔吐して、周囲の視線をこちらに向けるのがオススメ。これで西内のお菓子ドカ食い事件はなかったことになり、彼女からは感謝され、そのまま結婚へと一直線。ハッピーエンドを迎える。つまり、愛とは自己犠牲のことなのである。
(文・柴田慕伊)
【参考】
・SMAP×SMAP(フジテレビ系) 2014年4月14日
・SMOKING GUN〜決定的証拠〜 完成披露試写会 2014年4月1日
・情熱大陸(TBS系) 2015年2月22日
西内といえば2007年からファッション誌『ニコラ』の専属モデルとして活動を開始。その後はファッション誌『Seventeen』へと移り、モデルとしてティーン層から絶大な支持を獲得した。また2008年にはドラマ『正義の味方』(日本テレビ)で女優デビュー。以降、数々の作品に出演し、その演技が認められると、2015年にはついに『ホテルコンシェルジュ』(TBS)にて、プライム帯では初のドラマ主演を飾った。さらに西内は歌手としても活動しており、2014年にCDデビューすると、同年、日本レコード大賞新人賞を受賞し、音楽界の歴史にも名を刻むこととなる。
このように彼女は、モデル、女優、歌手と、3足のわらじを履いた芸能生活を送っているため、スケジュールは多忙を極めていた。
「いろんな方に言われるんですよ。取材で。『3つ(モデル・女優・歌手)をやっていて大変じゃないですか？ 絞らないんですか？』って。でも絞れる環境じゃないから、『キツイです』『大変です』って言ってもそれ以上何も言葉出ないし、それで終わりじゃないですか」
昨年放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』で、西内はこのように語り、カメラの前で涙を流した。本当は苦しいと本音を吐き出しそうになっても、「楽しみにしている」と声をかけてくれるファンの顔を浮かべると、何も言えなかった。しかしそのストイックな姿勢が、彼女の体力と精神状態を限界まで追い込んでいく。
「子供みたい。駄目なんです。前室でソファーにうつ伏せして寝ていた。声をかけたら起きたけど、よだれが…」
ドラマの記者会見にて、共演者である西内の様子を、SMAPの香取慎吾が冗談混じりにそう話した時だった。次の瞬間、「本当にすいませんでした…」と、彼女は香取の冗談を真に受け、突然、号泣謝罪を始めたのである。だが西内は香取に怒られたと感じて泣いたのではなく、真面目な性格であるが故、前室で仮眠を取ったというミスがどうしても許せなくなり、涙を流したのだった。
このように、自分をとことんまで追い込む性格の西内。そんな彼女の唯一の息抜きは食べることである。
「体型だって維持できていないのは自分でもわかっていて。本当なら、今の自分の体型だったらダイエットしてるし、食べるの我慢するけど、唯一食べてる時間が息抜きだし、友だちとか人と話せる楽しい時間だから食べちゃうし。だから全部悪循環なんですよ…」
だが、ここにこそ彼女を落とす糸口はある。食べることが大好きな西内は、控え室でスタッフから差し入れのあったお菓子をドカ食いしてしまう可能性は高い。しかし、もしそこで香取が現れ、「あれ、僕の分がない」とポロっと言ったとしたらどうなるだろう。きっと西内は再び「うっ…うっ…、ごめんなさい…、ぜ、全部食べちゃいました…」と号泣するに違いない。
そこで我々は、その光景を目撃したら、2人に近づいていき、思いきって話しかけよう。
「あ、僕もお菓子いっぱい食べ…オオオオオェェェエエエ!!」
そう、ここまで来れば、もうおわかりだろう。女性が自身の行動によってミスを犯した際、一番やってはいけないことは、すぐに手を差し伸べることだ。それをしてしまうと、騒動が大きくなり、女性はますます晒し者状態となって、悲しみの傷がさらに深くなってしまう。
というわけで困っている女性を救う方法はただ1つ。相手のミスに対し、さらに破壊力のある自分のミスをかぶせること。なので全力で嘔吐して、周囲の視線をこちらに向けるのがオススメ。これで西内のお菓子ドカ食い事件はなかったことになり、彼女からは感謝され、そのまま結婚へと一直線。ハッピーエンドを迎える。つまり、愛とは自己犠牲のことなのである。
(文・柴田慕伊)
【参考】
・SMAP×SMAP(フジテレビ系) 2014年4月14日
・SMOKING GUN〜決定的証拠〜 完成披露試写会 2014年4月1日
・情熱大陸(TBS系) 2015年2月22日
