最近は、芸人たちが着ている洋服やブランドが人気アイテムになる傾向が強く、若手芸人が身に着けたジーンズやTシャツは狂ったように売れていくらしい。また、かつてはスタイルの良い芸能人のファッションが模倣されたのだが、ここ数年はおデブ芸人のファッションを、一般人がコピーすることが多いという。
男性のおデブ芸人の中でもお洒落で有名なのは石塚英彦であり、彼は常にファッショナブルなスタイルでテレビ出演している。伊集院光のラジオでの証言によると、石塚はブランドメーカーがタイアップスポンサーについているという。
女性のおデブ芸人の中で、アパレル関係者が注目しているのが森三中である。森三中が身につけた洋服は、どういうわけか問い合わせが相次ぎ、ヒット作品になるのだ。
「森三中の魅力は、身近なキャラクターにあるんですよ。美人でもなく、知的過ぎることもなく、庶民目線のキャラクターなんです。だから、彼女たちが着る服は、一般の方に受けるんですよ」(アパレル関連デザイナー)
では、モデルでもない彼女らの服が何故売れるのか?
「それはひとえに、森三中の人柄ですね。人柄のよい有名人がさりげなく着ている服は売れるんです。我々アパレル業界は、人柄のよい芸人さんたちに愛想よく服をプロモーションしてもらいたいですね」(アパレルメーカー関係者)