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ジャニーズシニアの俳優たち

 ジャニーズ事務所には、「俳優部門」という扱いを受けているタレントがいる。トップランナーは、主演映画が数多い生田斗真。次いで、ドラマ、舞台のオーダーが後を絶たない風間俊介。彼らは、足掛け20年の在籍で、演技力だけでのし上がってきた。彼らと共に、90年代後半のジャニーズJr.黄金期を彩って以降、歌うことではなく演じることで生き延びてきた者は、まだいる。

 たとえば、屋良(やら)朝幸。ダンスが巧みなメンバーだけで結成されたユニット・Musical Academy(MA)に属していた、踊りのスペシャリスト。KinKi Kids・堂本光一から依頼を受けて振り付けしたことをきっかけに、滝沢秀明プロデュースユニット・舞闘冠のメンバーに抜てき。その後は、タッキー&翼、嵐、関ジャニ∞、中山優馬の楽曲にダンスを付ける、陰の功労者だ。昨年は、苦節17年で初の主演ミュージカルを成功させ、来月5日には、主演ミュージカル『道化の瞳』の上演を控える。

 そんな屋良と同じ世代なのが、長谷川純。00年の第5シーズンから09年の第9シーズンまでの『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に出演していたため、顔は意外と知られている。愛称は、ハセジュン。現在放映中の昼ドラ『ほっとけない魔女たち』(フジテレビ系)では、浅野ゆう子演じるイタリア料理店のライバル店となる、嫌味たっぷりのシェフ兼支配人を好演していた。

 同番組には、ハセジュンと同じく、期間限定ながらもしっかり爪跡を残した町田慎吾も出演していた。彼も屋良と同じ、MAの元メンバー。クールなナイスガイであることは、嵐たちとバックダンサーを務めていたころから、変わらない。

 三十路を超えた彼らも、大きくくくるとジャニーズJr.。もはや「ジュニア」ではなく「シニア」だが、Jr.で忘れてはならない存在といえば、佐野瑞樹にほかならない。今月で41歳になる、最年長。年齢は、SMAP・稲垣吾郎と同じだ。フジテレビの佐野瑞樹アナウンサーと同姓同名の別人というセールスポイントも、かなりツボな佐野である。

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