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いつの間にか下火になっていたガールズK-POPブーム

 4日発売の「東京スポーツ」が韓国の人気女性5人グループ「KARA」を受け、同日、公式ホームページで解散を否定した。

 しかし、メンバー5人のうち、ニコルが来年1月で脱退し、さらに、大学生であるジヨンは来年4月の所属事務所との契約終了時点で脱退するかを決めることも発表。解散については「KARAは一部のメンバーが再契約がなく離脱しても、グループは解散せずに、国内(韓国内)及び海外活動に継続して専念していく予定です」と解散を否定したが、以前から一部メンバーと事務所の間に深い溝ができてしまっていたというのだ。

 「2011年1月、所属事務所から正当な利益を受け取っていないとして、スンヨン、今回契約終了を発表したニコル、契約がまとまっていないジヨンの3人が所属事務所に専属契約解除を通知し、訴訟沙汰にまで発展した。当時韓国メディアが報じたところによると、受け取った報酬は1人当たり月14万ウォン(約1万円)。韓国では事務所サイドが『売り出しに金がかかった』とデビュー後に給与をがっぽり搾取し、このようなケースに発展することが多い。スンヨンは事務所からギャラを大幅にアップしてもらいうまく丸め込まれたが、ニコルとジヨンはギャラが上がっても事務所に不信感を募らせたままだった」(韓国芸能界事情に詳しい音楽ライター)

 KARAが日本でデビューしたのは10年8月。それをきっかけに、ガールズK-POPブームが巻き起こり、以後、少女時代、T-ARA、Wonder GirlsらガールズK-POPグループが続々とデビューし日本の音楽市場を席巻したが、とっくにブームは下火になってしまっていたようだ。

 「音楽番組へのガールズK-POPグループの出番が極端に減った。CDの売り上げをみてみても、ともにおおみそかのNHK・紅白歌合戦に出場した2011年のオリコンが発表した『アーティスト別トータルセールス(CD、DVD、ブルーレイの総売上額)』部門で、KARAが49.3億円で4位、少女時代が40.5億円で5位にランクイン。同部門で韓国アーティスト2組がTOP5入りするのは史上初めてとなったが、それを堺に下り坂。昨年の同ランキングではトータルセールストップ5入りどころか、『アルバムセールス』の部門でKARAが18位、少女時代が25位。KARAが8月に発売したアルバムの売り上げは5万枚程度にとどまっていた」(レコード会社関係者)

 どうやら、メンバー3人での活動を強いられそうなKARAだが、今後は日本と韓国、どちらをメインに活動するのだろうか。

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