3人は「竹山社長の会」と呼ばれる食事会を、定期的に開催している。竹山社長の会では、グルメ芸人として名高い渡部がお店を選び、お会計は竹山がするというシステムらしい。
竹山は「今日テレビカメラの前でハッキリさせようぜ。『お会計は社長に』って…おごる額じゃないんだよ」と、竹山を社長と持ち上げ、毎回お会計をさせられる不満を語る。しかし、渡部は「すっごい良いお店を用意してるつもりですけどね、僕は。変な話、いくら竹山さんがお金を積んでも行けないようなお店を」と反論し、「言い方悪いよ」と竹山がツッコみ、3人の仲の良さが垣間見れた。
話のテンポは徐々に上がり、「今思えば(有吉も)ちゃんとやってたもんね、コント」と有吉の若手時代を語り出す。「電波少年終わって何年目くらいがしんどかったの?」と竹山が質問。有吉は「電波少年帰ってきた時にしんどいなと思いました」「(ヒッチハイク後は)コント全然ウケないし」と当時の苦労を口にする。「確かに、コントは聞いてもらえてなかったよね」と若手時代に同じライブに出演する機会の多かった渡部も、当時の有吉の戸惑った様子を懐かしんだ。
さらに、「貯金が0になって、来月から借金だなって思った時に、ちょっと仕事が増えて…」と猿岩石としてブレイクした後に訪れた、不遇の時代から脱却した話をする有吉。貯金がなくなったのが2007年らしく、「すごい10年だね。その前の10年もすごいけどさ」と有吉の人生の荒々しさを口にする渡部に、「アップダウン激しすぎて…」と有吉は自身の芸能生活を感慨深げに語った。
売れない時代をともに切磋琢磨してきた仲間はかけがえのない存在だ。芸人同士の交友関係を芸人自身が熱く語ることはほとんどない。しかし、私たちが思っている以上に、仲の良い芸人には深い絆があるのかもしれない。