吉本坂46とは、吉本興業グループに所属する芸人やタレントで構成された“坂道シリーズ”の第三弾。2018年に8月に結成されたが、それまでにもオーディションが何度も行われており、『吉本坂46が売れるまでの全記録』(テレビ東京)などでも密着されていた。メンバーは選抜で、同曲についてはスパイク・小川暖奈とトレンディエンジェル・斎藤司がWセンターを務める。
「もともとネームバリューのある芸人が多く選抜されているものの、各メンバーごとのピン写真アナザージャケットでのリリースや、年末大型音楽番組への出演、さらには大々的にデビューイベントを行うなど、しっかりプロモーション活動を行ってきました。とりあえずの結果が出たことで、正直“大丈夫か?”と思っていた関係者もホッと胸をなでおろしたでしょうし、メンバーも見返すことができたのではないでしょうか」(エンタメライター)
アイドルファンから見たら、異色の存在。ファン層が気になるところだが、デビューシングルはどういう層が購入したのだろうか。
「もちろん有名芸人のファンもいますし、昔懐かしい曲調の楽曲も好評です。ただ、それ以上に元NMB48三秋里歩と高野祐衣、“かわいすぎる新喜劇女優”として人気の小寺真理のファンが多かったようです」(同上)
しかし、秋元氏がプロデュースした乃木坂46や欅坂46の“坂道シリーズ”の中では、“爆死した”と揶揄されてもおかしくはない売り上げだ。
「懸念しているのは2枚目です。音楽番組も少ない中で、どれだけプロモーションに力を注げられるか? さらに、1枚目のシングルを購入した人がついてきてくれるのか……しっかり考えていかないと、ネットはそういうところをうまくついてきますからね(笑)。SNSや握手会など、ファンを獲得するツールやノウハウは、坂道シリーズ、吉本興業にはあるはずなので、それらを駆使すれば、人気もアップするはずです」(同上)
目標を『紅白歌合戦』(NHK)にしているメンバーも多く、より一層アイドル活動に力を入れていくことになるだろう。彼ら彼女らが、音楽業界に新たな息吹をもたらすことを期待したい。