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日本人メジャーリーガーに受難の年 高橋尚、建山もクビ通告受ける

 日本メジャーリーガーたちにとっては、受難の年となってしまった。

 元巨人の高橋尚成投手(パイレーツ=37)が10月31日(日本時間11月1日)、球団から契約解除を通告された。これで、全球団との交渉が可能となった。高橋は来季も米国でのプレーを希望している。

 今季、エンゼルスとの2年契約の最終年となった高橋は42試合に登板したが、42回を投げ、0勝3敗、防御率4.93と不振。8月にパイレーツに移籍したが、出場機会は少なく、9試合に登板、8回1/3を投げ、0勝0敗、防御率8.64だった。

 また、ダルビッシュ有投手(レンジャーズ=26)の兄貴分の元日本ハム・建山義紀投手(レンジャーズ=36)が、30日(同31日)、球団が保有していた契約選択権を行使しないことを通告され、FAとなった。建山も全球団との交渉が可能。

 昨季は39試合に投げた建山だが、今季は故障もあり、メジャーとマイナーを行ったり来たり。わずか14試合の登板で17回を投げ、1勝0敗、防御率9.00の成績だった。

 今季、米国でプレーした日本人選手のうち、すでに松井秀喜外野手(前レイズ=38)、福留孝介外野手(前ヤンキース=35)、五十嵐亮太投手(前ヤンキース=33)、西岡剛内野手(前ツインズ=28)、川崎宗則内野手(前マリナーズ=31)、斎藤隆投手(前ダイヤモンドバックス=42)がリリースされている。

 西岡は日本球界に復帰して、阪神入りが有力とみられているが、他の選手の去就は決まっていない。今オフは日本人メジャーリーガーたちにとって、とても厳しいオフになってしまったようだ。
(落合一郎)

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