search
とじる
トップ > 社会 > FBIのビックリミス。国会議員がビンラディンにされた?

FBIのビックリミス。国会議員がビンラディンにされた?

 1月14日、FBI(米連邦捜査局)が公開した国際テロ組織「アルカイダ」の指導者オサマ・ビンラディン容疑者の現在の想像写真に、実在のスペインの国会議員の顔写真が使われていたという、とんでもない事実が発覚した。写真を使われた議員は激怒し、法的措置も辞さない構えのようだ(1月19日付朝日新聞より)。

 写真を使われたのは、スペインのリャマサレス議員。使用された写真は2004年、氏が共産党系の「統一左翼」前代表時代の総選挙用のポスターで使っていたもので、これが今回ビンラディン容疑者の「今の顔」の想像写真に使われた。

 比べてみると、少し目のあたりが違っていたり、肌が幾分浅黒くなっているなど、若干加工されているが、髪形や額などはそのままといっていいぐらい。輪郭など全体の印象も似ていて、ほとんど当人と見分けがつかない出来であった。

 FBIのホフマン広報官は、朝日新聞の取材に対して「担当者がぴったりの素材を資料から見つけられず、ネットで見つけた写真を部分的に使ってしまった。誰の写真か知らなかったし、悪意はなかった」と無断借用を認めたそうだ。

 当のリャマサレス議員はカンカンの様子で、「もう米国では安心して旅行もできない。恥知らずな話だ」と激怒。米政府に直接説明を求め、法的措置も考えるという。ちなみにビンラディン容疑者とは同年齢だそうだが、「身体的にも思想的にも同じ部分は全くない」と語ったという。

 正式な謝罪があったかどうかは記事には出ていないが、一般ユーザーじゃあるまいし、FBIがこんな失敗をするとは意外。この担当者も、リャマサレス議員の写真を見つけた時は思わず「ビンゴ!」と叫んでいたのかも。今頃「君はクビだ、○○君」なんてことになっていなければいいが…。

写真=グラウンド・ゼロ

 もっともFBIのことだ。実はこれも恐るべき陰謀の第一歩だったりして?

(横浜六太 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ