――復活ステージ2位で“R-1”決勝戦進出の名前を呼ばれたとき、すごくびっくりしていましたね。
「びっくりしすぎて、ミスコンみたいなリアクションしちゃいました(笑)。“R-1”は“ち○こなぞかけ”じゃなくて、コントをしているってことを知ってもらいたくて受けてたんで、単純にネタで選んでくださって、結果を出せてうれしかったです」
――そもそも、下ネタなぞかけはなぜ生まれたんですか?
「ねづっちさんがMCのライブがあって、エンディングで初めて人前でなぞかけをしたら、“光ったものを感じる”といってくださって、コージー冨田さんを紹介されたんです。コージーさんがやってるなぞかけ大会に出て、“ハンガー”っていうお題を出されたとき、“ち○ことときます。どちらもかけます”っていっちゃったんですよ、なぞかけ始めて2日後ぐらいに(笑)。そしたら会場がすっごい盛り上がって、ち○こコールが起こって(笑)、最後までち○こでといたら、優勝して、そこから4連覇。その後、『お願い!ランキング』(テレ朝系)に出させてもらったら、翌日に吉田照美さんがラジオでいってくださって、ラジオにも呼んでもらって。伊集院光さんは番組に、斎藤工さんもラジオに呼んでくださって、そういう方たちが“これは下ネタじゃない。日本の伝統芸能だよ”といってくださると、仕事になっていった。バイトも辞めて、ち○こ1本で生計を立てました」
――心がけていることはありますか?
「下品な人じゃなく、上品な女の人がやるほうがおもしろいと思ったんですよ。昔は茶髪で、ちょっとエロい格好で、雑な口調でやってたんですけど、今は黒髪に戻して、清楚な服にして、いい声でやる。心理学で勉強したんですけど、“相容れない3つの要素”っていうのがあって、人って、3つのギャップがあると気にかけられるんですって。私は3つ揃ってないから、売れてないんですけど、大きいところを出すと、ももクロちゃん(ももいろクローバーZ)。かわいいのに、ダンスがうまくて、礼儀正しい。ここで私が、フェリス女学院出身とかだったらよかったんですけど」
――エロの勉強もしたんですか?
「“芽吹きました”っていうのは、官能小説で調べましたけど、エロの用語っていうのは1個も勉強したことがないです。男兄弟がいるんで、中2から蓄えてました。男子って、中学生のころにざわめきだすじゃないですか。私はそのときに引くことがなく、ガハハと笑ってたんで、単語は知ってました。今もぜんぜん恥ずかしくないですよ。逆に、上手にとけなかったら恥ずかしい」
――このネタに行き着いたときの家族の反応は?
「ただただ、ツラそう(笑)。でも、なぞかけをやるまでの7年ぐらいはまったく仕事がなかったけど、今は著名な方々が“いい!”と公言してくださるから、否定していたものがいいものなのかも…と見るようになったみたいです。ただ、お母さんからは、“女性器で、といたときは殺す”っていわれてますけど」
――最後に、スピード性もあるデイリー情報マガジン・リアルライブで、といてもらえませんか?
「芽吹きました。リアルライブとかけまして、ち○ことときます。その心はどちらも、早いのに濃いのが出るでしょう」
【プロフィール】'86年9月生まれ、静岡県出身。2009年に活動開始。4月15日、東京・新宿ネイキッドロフトでトークライブを開催(19時開始)。
(次回は17年4月最終週に更新)