物語には、育ての親でエイベックス代表取締役会長CEOを務める松浦勝人氏が登場する。手っ取り早く言うと“元カレ”である。浜崎が年齢をごまかして入店した東京・六本木ヴェルファーレで松浦氏と出会ったことから始まり、交際へ発展し、やがて破局を迎えるまでを生々しくつづった。
また、同書の帯には、浜崎自身による「自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました」との一文があり、発売されるや否や大きな反響を呼んだ。ネット上ではもちろん、芸能界からも賛否の声が寄せられているが、今さら過去の恋愛話の切り売りしたことが批判されているわけではない。自身の過去を暴いたことによって、浜崎自身に“不倫”や“浮気”の疑惑も浮上してきているようだ。
エイベックスから歌手として誕生した1998年当時の浜崎は、1人目の妻と結婚していた松浦氏に片思いしていたという。その想いを歌詞につづり、同年4月のデビュー曲『poker face』が生まれたというから仰天だ。
「同曲の発売前のこと、松浦氏は別の女性と不倫関係にあったそうです。やがて、1人目の妻とは正式に離婚。そこへ、スターへの階段を上り始めた浜崎が松浦氏にラブレターをFAXで送信。すると、松浦氏は不倫相手ともおさらばして、浜崎と真剣交際を開始したそうですが、松浦氏が離婚する前から、少なからず親密な関係であったのではという噂で持ちきりです。当時、未成年の浜崎は背伸びをしたい頃。妻帯者であろうが関係なく、松浦氏の肩書や振る舞いに“ロックオン”されてしまったのでしょうね」(芸能ライター)
同年、浜崎は5枚ものシングルCDをリリースして“女子高生のカリスマ”的存在になった。トップアーティストの座に上り詰めた浜崎は多忙で松浦氏との関係に溝が生じ、2000年頃破局を迎えた。浜崎の「私は、マサと私の子供のためだけに歌う母になりたい」という純粋な想いは打ち砕かれ、同年12月、“暴露本”のタイトルで松浦氏のイニシャルと同じCD『M』が大ヒットしたのである。
翌2001年、小説には登場していないが、TOKIO・長瀬智也が浜崎との交際を堂々と宣言。たびたび写真週刊誌にイチャつく姿を披露し、結婚秒読みと言われていたが、2007年に破局を公式発表している。
「長瀬に惹かれながらも、浜崎の心は松浦氏一筋だったそうです。しかし、松浦氏との別れを予感した浜崎は寂しさを長瀬に委ね、いわゆる二股交際をしていたとの情報があります。捨てられると分かっていながら長瀬をキープしていたようですね」(前出・同)
そして、2012年11月。浜崎は5歳年下のバックダンサー・内山麿我との熱愛を世に知らしめた。一躍、時の人となった内山だが、実は既婚者だったというオチがあった。
「浜崎と交際中、内山は元妻と離婚調停の真っただ中でした。要は、世間一般に“不倫”関係にあたり、内山にだまされたという浜崎は、即座に“ポイ”しました。華麗なる歌姫に大きなダメージを与えた内山は、その後ダンサーとして舞台に立つことはなくなったようです」(芸能ライター)
お騒がせキャラを確立した内山は、今回の浜崎の書籍に対して、「素直に興味あるなー、、、買おうかなwwww」とコメントし話題を集めた。
2017年末、2度目の離婚をして帰国した浜崎は、松浦氏と仕事上の復縁を誓い合ったという。同書には「ここから二十年先までのロードマップ」を描くと記されているが、今回の出版で浜崎の人間性が疑われ、かえって“行き止まり”になりかねないのではないか。