「国民の映画」(2月8日からPARCO劇場をはじめ、大阪・愛知・福岡で上演)は、1940年代のドイツ・ベルリンを舞台とする人間ドラマ。ナチスの宣伝大臣・ゲッペルズを小日向が演じ、秋元はゲッペルズに取り入る新進女優・エルザ役に抜擢された。公演開始直後に東日本大震災が発生した2011年公演の再演となる。
会見場に、役柄の赤いドレス姿で登場した秋元は、「1回、1回を大事にして、色々なことを学び、“新進女優”として躍進できるようにがんばっていきたい」と意気込みを語った。
そんな秋元との稽古中のエピソードを、三谷は、「今回の再演に初参加、しかも舞台経験があまり無いなか、これだけのベテラン俳優の中ですごく緊張してナーバスになっているのではと思い、昨日、通し稽古が終わったあとに、『大丈夫ですか? 緊張しませんでしたか?』と聞いたら、『ぜんぜんしませんでした』と、かわいげのないことを言っていました」と、ジョークを交えて紹介。「もう大物女優の風格が出ております」と秋元を絶賛していた。(竹内みちまろ)